◆本日の行動予定(「再」は昨年も訪れている場所、「初」は今回初めて訪れる場所)
①(再)サーカス・サーカス内のマンガ関連グッズ店「VEGAS MANGA」
②(再)同じくサーカス・サーカス内の娯楽施設「The MIDWAY」
③(初)珍しいゲーセンらしいゲーセン「GAME NEST」
④(初)クレーンゲーム機専門店「THE Claw」
⑤(再)Pinball Hall of Fame
⑥(初)NYNY内のアーケード「Big Apple」
⑦(初)エクスカリバー内のアーケード「Fun Dungeon」
二日目の巡礼地図。
**************** 第2日目
①本日の皮切りは、ラスベガスのサブカル事情を覗くつもりでサーカス・サーカスのマンガ関連グッズ店「VEGAS MANGA」。昨年も訪れており(関連記事:新ラスベガス半生中継2023年G2Eショウ(3) DAY 2・その2:本日のゲーム三昧)それから大きな変化があったわけでないが、初ラスベガスの二人のために今回も来た。まだ朝10時過ぎと早いせいか盛況と言うほどではないが、少なくともこの1年維持できているのだからそれなりに人気はあるのだろう。アメコミ系より日系マンガ及びゲームの関連商品が豊富で、特に鬼滅の刃、NARUTO、ワンピースが目立つ。
②続いて同じくサーカス・サーカス内の「The MIDWAY」。こちらも昨年に続く来訪(関連記事:上記「VEGAS MANGA」と同じ)。ヘッドマウントディスプレイを備えたVR系のAM機器がいくつもあったり、ロボットアームを操作してリデンプションチケットを取るプライズ機など、日本では見られない機種が多い。
ロボットアームを操作するプライズ機。アドバタイズ中は近寄ってきた客の方を向いて営業トークをかましてくる。
主たる商売相手が観光客であるせいか、リデンプションの景品には家庭用ゲーム機のような高額なものはあまり無い。
The MIDWAYでの景品交換所。④はここで最も高額と思われる40インチテレビ。
③サーカスサーカスを出て「GAME NEST」へ。ラスベガスの「スプリングマウンテンロード」沿いには「中華街(チャイナタウン)」と呼ばれる一角があり、「GAME NEST」はその西の方のマーケットプレイス「HOTAI PLAZA(和泰広場)」の中にある。奥まったところで表通りからは見えず、通りに面したテナントの看板にその名前が見えるだけなので見つけにくい。しかし駐車場はいっぱいで停めるところがないと思ったが、ちょうど1台の車が出て行ったのでそこに滑り込ませて店に入った。
The NESTの外観(上)と入り口付近(下)。壁の絵の意味するところを解いていくのも面白い。
アメリカのゲームアーケードにしてはリデンプション機が無く、それ以上に驚いたのが設置されている機械の多くは日本語表示のまま稼働していることだった。「電車でGO」や「星と翼のパラドクス」のように操作が難しいゲームも画面に表示されるインストラクションは日本語のままで、これでは在ラスベガスの日本人か、米国人なら余程のヲタク属性の人でなければ遊べないのではないかと心配になるが、一杯の駐車場や店内の賑わいを見るとそれも余計な心配なのかもしれない。
店内の様子その1。リデンプション機が無く、本当に日本のゲーセンのよう。
店内の様子その2。④の日本語で「アーケード」と書かれた垂れ幕がかかった筐体は中に入って記念撮影ができる。
④次に向かったのは我々が宿泊する「ゴールド・コースト」の並びのマーケットプレイスにあるアーケード「THE CLAW」。その名が示す通りクレーンゲーム専門店で、ビデオゲームもリデンプション機もなく、本当にプライズ機しかない。しかも今どき珍しいことにコインレスではなくトークンを買って遊びたい機械に投入する。景品は全てぬいぐるみ類で、ポケモンのようなメジャーなものもあるが、何がモチーフなのかわからないものもある。昨今の日本のゲーセンのような阿漕な営業はしていないようで、大きな袋にたくさんの獲得した景品を詰め込んでいる客が何人も見られた。
THE CLAWの入り口。看板には「TOYS CLAW MACHINE ARCADE」と、その直訳と思われる「おもちゃ爪機連アーケード」と書かれているが、「連」が何を指しているのかはわからない。「関連」とでも言いたかったのだろうか。シンボルマークらしい猫(のぬいぐるみ?)はかわいい。
店内の様子。日本のゲーセンより密度が高いと思われる人の入り。①は入り口から奥を臨む。②は中ほどから入り口に向かってのアングルで、店員(全員女性)はハロウィンの飾りつけをしていた。③④店が提供する、獲得した景品を入れる袋にたくさんのぬいぐるみを詰め込んだ客が何人もいた。
⑤やはりラスベガスに来たら一度は「Pinball Hall of Fame」を覗かなければならない。同行者二人はピンボール世代ではないが、だからこそ、この風景に彼らなりの感動を覚えたようだ。昨年久々の出会いで感激した「Bazaar」と「King Tut」は無くなっていた。機械の入れ替えはそれなりに頻繁に行われているようだ。ただ、設置機種の半分近くは稼働不能で電源が落としてある。それらは多くがワタシが最も遊びたい、3インチフリッパーが登場する60年代終わり頃から70年代の機械なので、たいへんに残念なことである。物販コーナーでロゴ入りのベースボールキャップを買った。税込$20。
遊びたいのに電源が落とされていて遊べない機種の一部。奥から「Solids and Stripes (Williams, 1971)」、Lucky Ace (Williams, 1974)」、「EXPO (Williams, 1969)」。
⑥カジノホテルニューヨーク・ニューヨークは、ワタシが毎年ラスベガスを巡礼するようになる1990年代の終わりから2000年代初めにかけてワタシの定宿だった。その象徴であるローラーコースターは日本のトーゴ製。「風と砂で偉く苦労した」とは元トーゴでこのコースターの設置に関わった人から聞いた話だが、トーゴなき今どこがメンテナンスしているのだろうか。コースターの乗り口は「Big Apple」というアーケードの中にある。昔は利用価値の高いカジノホテルで思い出も多いが、現在は特筆するようなことがない。残念なことである。
カジノフロアからエスカレーターで2階に上がるとBig Appleの入り口がある。
アメリカのゲームアーケードは照明を落としているところが多く、ゲーム機はその中で目立つために良く光る。日本だとコストを抑えるために極力削るところだが、暗い中でカラフルに光る筐体はそれだけで魅力的に見える。
⑦本日の活動の最後はエクスカリバー内のアーケード、「Fun Dungeon」。その昔、エクスカリバーの経営母体は「サーカス・サーカス」と同じ「サーカスサーカスエンタープライゼス(後にマンダレイ・リゾートに社名変更)」で、ストリップエリアの北と南のそれぞれで「家族連れウェルカム」なカジノホテルを経営していた。MGMリゾーツに買収された後もその方針自体は維持され、従って「Fun Dungeon」のコンセプトはサーカスサーカスの「The MIDWAY」に似て、係員が付くいわゆる「カーニバルゲーム」が多い。
この後、同行者の一人がエクスカリバーの並びにあるマンダレイベイでナイトショウ「ONE」を観に行くことになっていたのでここで散開し、ワタシともう一人はホテルに戻った。この「もう一人」は車が好きだとのことなので、簡単な移動では一部運転を任せることもあったので、車のキーはこのものに渡して好きにさせ、ワタシはビールを飲みながらゲームをすることにした。この日は2回、4ロイヤルが配られたが、どちらもロイヤル様に発展することは無かった。
この日にディールされた2回の4ロイヤル(上段)とその結果(下段)。残念なり。
ワタシからキーを受け取った同行者は、その後ゴールドコーストの並びにあったカナビス(マリファナ)の店に行ったそうだ。「店員さんはみんな丁寧で優しかったですよ」言っていた。その後、マンダレイベイまで行ってショウを観終えたもう一人を迎えに行き、無事に戻ってこれたとのことだった。
(つづく)
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