明日から週をまたいで不在となるため、今のうちに小ネタで更新しておこうと思います。
古いアミューズメント産業誌を見ていたら、73年2月号に、こんな広告がありました。
アミューズメント産業73年2月号に掲載されていたジュークボックスの広告。
一応念のため修正を施しておいていますが、オリジナルでは隠すものはありません。これが、日本の歌謡界に燦然と光り輝く大会社、日本コロムビア社が販売していたジュークボックスの広告です。今ならセクハラと訴えられそうです。
74年9月号にはこんな広告もありました。
アミューズメント産業74年9月号に掲載された「レスター」という自販機会社の広告。
これではわかりにくいと思うので、もう少し問題としたい部分を拡大してみます。
今回注目したい部分の拡大図。
こちらも一応修正を施しています。ワタシが子供だった70年代には、このような、今思うと本当につまらないものを売る自販機がボウリング場や旅館などに設置されていたものでした。おそらくは大人向けのガシャポンだったのでしょう。たいていは200円とか300円という値段設定だったように思いますが、それは子供がおいそれと手を出せる値段ではありませんでした。今でも懐かしの風俗として時々おやじどもに思い出される「コスモス」(ご存じない方はこちらを参照してください)は、この流れの上にあったのではないかと個人的には思います。
最後にもう一つ、少し違う意味で70年代っぽい広告を。75年7月号に掲載されていたものです。
アミューズメント産業75年7月号部分に掲載された広告。部分の画像しかないため何の広告であるかは忘却してしまったが、前述のレスターか、または同じような小物の自販機の広告だったように思う。
腕時計を見せびらかすように持ち高笑いするご婦人までは特に問題はありませんが、コピーがすごいです。
「ガッツな若者のイキな挑戦! ナウなフィーリングを掴もう」は、字義通りに見れば意味が分かりませんが、70年代とはやたらとカタカナ語を使うのがナウい時代だったのです。写真の時計は、今の時代ならば100円ショップかゲーセンのプライズ機にでも入っていそうなアジア製の安っぽい時計に見えますが、この時代はまだ腕時計は高級品というイメージが強かったように思います。この種の商材としては、他に煙草に火をつけるライターも多く見られました。ワタシはそのようなライターにやたらと憧れたものでしたが、なぜそれほど欲しいと思ったのか、自分でも全くわかりません。
最後の最後にどうでもいいオマケ。
今回、画像の修正に使用したチェリーシンボル。米国Bally社製のリールマシン「SUPER CONTINENTAL」(1969)のリールストリップをスキャンしたもの。セガが1950年代から60年代にかけて製造していたMillsのコピー機で使用されていたシンボとほとんど同じである。
古いアミューズメント産業誌を見ていたら、73年2月号に、こんな広告がありました。
アミューズメント産業73年2月号に掲載されていたジュークボックスの広告。
一応念のため修正を施しておいていますが、オリジナルでは隠すものはありません。これが、日本の歌謡界に燦然と光り輝く大会社、日本コロムビア社が販売していたジュークボックスの広告です。今ならセクハラと訴えられそうです。
74年9月号にはこんな広告もありました。
アミューズメント産業74年9月号に掲載された「レスター」という自販機会社の広告。
これではわかりにくいと思うので、もう少し問題としたい部分を拡大してみます。
今回注目したい部分の拡大図。
こちらも一応修正を施しています。ワタシが子供だった70年代には、このような、今思うと本当につまらないものを売る自販機がボウリング場や旅館などに設置されていたものでした。おそらくは大人向けのガシャポンだったのでしょう。たいていは200円とか300円という値段設定だったように思いますが、それは子供がおいそれと手を出せる値段ではありませんでした。今でも懐かしの風俗として時々おやじどもに思い出される「コスモス」(ご存じない方はこちらを参照してください)は、この流れの上にあったのではないかと個人的には思います。
最後にもう一つ、少し違う意味で70年代っぽい広告を。75年7月号に掲載されていたものです。
アミューズメント産業75年7月号部分に掲載された広告。部分の画像しかないため何の広告であるかは忘却してしまったが、前述のレスターか、または同じような小物の自販機の広告だったように思う。
腕時計を見せびらかすように持ち高笑いするご婦人までは特に問題はありませんが、コピーがすごいです。
「ガッツな若者のイキな挑戦! ナウなフィーリングを掴もう」は、字義通りに見れば意味が分かりませんが、70年代とはやたらとカタカナ語を使うのがナウい時代だったのです。写真の時計は、今の時代ならば100円ショップかゲーセンのプライズ機にでも入っていそうなアジア製の安っぽい時計に見えますが、この時代はまだ腕時計は高級品というイメージが強かったように思います。この種の商材としては、他に煙草に火をつけるライターも多く見られました。ワタシはそのようなライターにやたらと憧れたものでしたが、なぜそれほど欲しいと思ったのか、自分でも全くわかりません。
最後の最後にどうでもいいオマケ。
今回、画像の修正に使用したチェリーシンボル。米国Bally社製のリールマシン「SUPER CONTINENTAL」(1969)のリールストリップをスキャンしたもの。セガが1950年代から60年代にかけて製造していたMillsのコピー機で使用されていたシンボとほとんど同じである。