水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

古今集(181)

2016-04-07 09:47:53 | 古今和歌集
731 かげろふのそれかあらぬか 春雨の降る日となれば袖ぞぬれぬる
題しらず
よみ人しらず

なんだかよくわからないけれど、春雨が降ると袖が濡れてしまうんですよね~。


これだと、なにがなんだかわからない。

ここはどうやら、「降る日と」を「古人」と読むらしい。
そうすると、

どうやら、あの後姿は、昔のあの方に違いない。そう思ったとたん、涙がにじんできちゃいました。


この歌では、「かげろふの」と「春雨の」は、意味のない、ごろ合わせの言葉と、理解しておくほうがよいようだ。


このように、技巧に走りすぎた歌はどうも苦手だ。
古今集編纂責任者のつらゆきさんは、気に入っていたのでしょうかね~。


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