水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

論語(287)

2013-03-05 10:13:53 | 論語
民無信不立(顔淵第十二の7)

民は信なくんば立たず

政治への民の信頼がないかぎり、(国(組織))の安定はない。


子貢が、政治の要諦について孔子にたずねた。その答えが次。

食わせること、軍備を整えること、民の信頼を勝ち取ること(食足兵足、民信之矣)。

では、このうちひとつを除外するとすればどれでしょうか、と子貢がたずねると、

「軍備はあとまわし」と答えた。

さらに、では、残りのふたつのうち、どちらを先に切るべきでしょうか、とたずねると、孔子は

「食を切る」と答え、上の言葉につなげた。


孔子を生んだお国において、現在、政治への民の信がゆらいでいるらしい。

某国においても、最近おきた二回の政権交代は、まさに民の信を失った結果であった。
今のところ、現政権の必死さは伝わってくる。
将来後悔しないよう、安定感のある国づくりをめざし、民の信頼を勝ち取るための努力を続けてほしい。