水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

名画

2007-11-29 09:55:30 | 雑感(1)日常
 昨日は、家人と山種美術館で名画を堪能した。
名画といわれる作品は、どれも、やはりそれだけのことはある。まず、細部にわたって、手を抜いていない。そのためか、すきがない。そして、そんな絵の前に立つと、なんともいえない迫力を感じる。「うまい」を越えたなにかを持っている。たいしたものだ。

 最近、どんどん出不精になり、電車とか繁華街とかに縁が薄くなっているのだが、混雑していない美術館で最高級の芸術を見ることができ、満足。

 帰り、九段から東西線神楽坂駅までぶらぶら歩き、高校に通った約50年前を懐かしんだ。ところどころにほんのわずか残っている昔の風情を発見し、心が弾んだ。一方、この激変はなんだ、とも思う。自分が活動した50年は、歴史的にみて、特殊な激変を生んだ50年なのだろうか。それとも、今から50年後の老人も、同じように「激変の50年」を感じるのであろうか。

 神楽坂は、裏道のほんの一部を除いて、観光客向け飲食街になってしまっていた。心底、「芸術は永遠」を理解できた。