大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

中国への債務外交に途上国の逆風強まる

2020年10月21日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        



武漢ウィルスの蔓延で、資金力を備えた先進国

でも、財政への圧迫緩和策に苦労を強いられて

いるが、発展途上国にとっては国の破綻にも

繋がりかねない危機となっている。

こうした国の支援に向けて、IMFや世界銀行も

加わる20ヶ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁

会議では、債務返済の猶予で合意した。

しかし、中国は途上国への融資を行った中国

開発銀行などの国有銀行などを合意の枠外

扱いだとし、[一帯一路]に絡む融資を行った

アフリカ諸国などに対して、債務返済要求を

繰返している。

アフリカ第2の銅生産国であるザンビアは、

110億ドル(1兆1605億円)に上る対外債務返済の

重圧に苦しんでいるが、中国はザンビアに

対して2億ドルの返済をすれば、残債務の返済

猶予に同意するとした抜け駆けをしている。

IMFや世銀は、こうした途上国の債務救済に

備えた対応に協力をしようとしない中国への

批判を強めている。

この中国の態度に、最も反発を強めている

いるのは当事者のアフリカなどの債務国だ。

10月6日に、国連で[中国の人権問題を批判

する]39ヶ国の共同声明が発表された。

中国は、この署名国は30ヶ国程度と踏んで

いたようだが、予測を超える多くの国が署名。

中国は、一帯一路に関連する70ヶ国ほどの

国々を動かすとともに、中国は先進各国に

対しても、執拗に署名しないように迫り、

時には署名すると予測される国には脅迫や

威嚇を繰り返したとされる。

だが、中国の債務返済要求に苦しむ国からも

離反が相次ぎ、予測を超える国が署名した。

中国資本の流入の恩恵を享受している親中国の

国のドイツも、執拗な中国に反発し、人権

問題は別ととして、強硬姿勢になったという。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

健康と安心のメタボへの備えは?