大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

韓国GM 米人社長を人質に経営継続要求

2020年10月01日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        




経済活動で最も裾野が広いのが自動車産業。

韓国経済を支えている貿易の内、2割を占める

のが半導体で、次いで自動車産業。

この自動車生産で最大の企業が現代自動車。

ここで働く労働者の平均給与は、トヨタを

超え、毎年賃上げ闘争とストで明け暮れる。

現代自動車だけでなく、韓国の企業では

労働組合の力が強く、時に驚きの事態も起る。

経営不振に苦しめられてきた米資本の韓国GM。

昨年度には、韓国内工場の閉鎖が検討され、

従業員の解雇が計画された際、政府は雇用

維持に備えてGMに約720億円を産業銀行から

融資させて操業の10年間維持を義務付けた。

2年前に閉鎖された群山工場では1400人余が

希望退職したが、下請けの工場の従業員

148人について、裁判所はGMに対し他の

工場で再雇用せよとの判決が出された。

韓国GMは、6年間で2700億円以上の累積

赤字が出している上、労働者派遣などを巡り、

40件余りの労働関連訴訟に直面している。

大半は、過去に雇用労働部が違法派遣では

ないと判断していたが、その後の裁判所に

よる判決と雇用労働部の解釈変更で問題に

なり違法性が問われることになった。

これにより、既に43億円以上を供託したが

今後、供託金は135億円以上が必要となる。

勢いを得た労働組合は、このほど今後の

闘争に備えた投票で80%以上の支持を得て

スト権を確立し、賃上げ闘争に入った。

裁判所は、米国人社長の出国禁止を命じた。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

健康と安心のメタボへの備えは?