米国務省は、9月に中国が犯している11の
環境破壊を詳述した報告書を発表した。
ここには、大気汚染だけでなく、世界最大の
水銀排出国であり、神経毒になる水銀により
大気、水、土壌を汚染していると指摘。
また、世界のプラスチック製品消費量の30%を
占める中国からの海洋へのプラスチック類の
廃棄は海洋のマイクロプラスチックの蓄積を
深刻化させている。
中国の[一帯一路]構想によるインフラを含む
プロジェクトが、現地の人口減少、水質に
悪影響、隣接する土地の汚染をもたらし、
脆弱な生態系を破壊していると非難している。
世界自然保護基金(WWF)によると、中国の
[一帯一路は1700以上の主要な動物多様性
サイトと重なり、265種が脅威に晒されている
可能性がある]と明らかにしている。
特に、最近ではメコン川流域での相次ぐダム
建設で下流域の渇水で問題化したことで、
中國の無責任なダム建設が非難されている。
中国は、世界一のダム輸出国で、2014年の
データで、国外に建設したダム数は既に
333基に達している。
中国による雲南省内での14基のダム建設
計画で、下流域に住む6000万人の生活に
大きな影響を与えている。
メコン川下流域で、2019年の夏には深刻な
水不足が発生し、メコン川の水位が過去
100年で最低レベルまで低下し、雨季には
満々たる水を備えているはずのトンレサップ
湖は干上がり、100万人の湖岸に住む人たちの
生活を脅かしている。
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