欧州では、10月20日頃から各国で第1波を
上回る急速な感染拡大が続いている。
WHおの報告では、10月18日までの1週間の
新規感染者数は92万7000人超と前の1週間より
38%も増加し、その後も増加のペースは
止まらず、感染が深刻化の度合いを強める。
フランスでは10月22日には1日の新規感染者
数が4万1622人と初めて4万人を超えた。
このため、政府は24日からパリなどを中心に
17日からパリなどで始めた午後9時から午前
6時までの夜間の外出禁止の措置を、全国の
半数以上の県にまで拡大、これにより影響を
受ける国民は4600万人に及ぶとされる。
イギリスでは、21日、1日当たりの感染者数が
2万6000人を超えて過去最多を更新した。
スペインでは、21日にヨーロッパで初めて
感染者が100万人を超え、首都マドリードなど
感染状況が深刻な50余りの自治体では、通勤
などを除いて自治体をまたいでの移動を禁止。
違反者には厳しい罰則が科せられる。
1日当りの感染者数が7000人を超える日が
相次いでいるドイツでは、21日に感染対策を
担う保健相が検査で陽性が判明。
チェコは、この2週間の10万人当たりの新規
感染者数がヨーロッパで最多となり、政府は
22日から食料品店や薬局などを除くほとんどの
商店を閉鎖するロックダウンに踏み切った。
ベルギーは、10万人当りの新規感染者数が
チェコに次いで多く、夜間の外出禁止やバーや
レストランの営業禁止措置を実施。
副首相兼外相が集中治療室に搬送されている。
独自路線を歩むスウェーデンでも、10月に
入り1日当りの新規感染者が1000人を超える
日も出て、再び、感染が拡大傾向にある。
春の第1波では、緩やかな感染対策が世界から
注目されたが、他方、感染して死亡した人の
ほぼ9割が70歳以上の老人だった。
老齢者排除、社会福祉費節減策との陰口も。
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