6月4日夜の8時ごろから、三浦市諸磯や金田
地区から横須賀市追浜地区の東部海岸地域を
中心に、ゴムが焼けたような異臭がするとの
届け出が相次いだ。
7月17日と8月21日にも、横須賀市周辺で
異臭の届け出があり、この地域では地震の
予兆ではないかとの不安が高まっている。
1923年(大正12年))9月1日に発生した関東
大震災の直後に実施された海洋調査の記録が
1926年(大正15年)に内務省社会局が発行した
[大正震災志]に残されており、その中の地図に
三浦半島の調査記録がある。
地図上の浦賀の地名の横に[瓦斯(ガス)噴出]の
文字があり、更に三浦半島の先端部の三崎の
文字下に[一時瓦斯噴出ス]との記入がある。
このことから、大正関東地震の際にも、ガスの
臭いが漂い、住民に強い印象を与えていた。
10月12日、今度は横浜市内でも異臭が発生。
JR横浜駅では、一時改札で入場制限が行われる
騒ぎも出るほどだった。
発生源として、海上からの風が影響している
との説も出されているが、漁師の説明では
今年は3回ほど赤潮の発生はあったが、10月に
入って赤潮も青潮も発生していないという。
横浜市当局へは、10月1日から6日にかけても
異臭通報が相次いでおり、消防局員が採集した
臭気サンプルの分析も進めるという。
地震学の専門家は、この異臭は活断層の岩が
割れたり、こすれたりした時に出た可能性が
高く、三浦半島と房総半島南部は活断層が
地表に露出しているため、活断層の岩が割れる
ことがあれば異臭は発生する。
この地域には、大正関東地震から100年近くが
経過し、相模トラフを形成する北米プレートと
フィリピン海プレートに接触部分を中心に
大きなひずみが溜まっており、地震発生の
前兆との解釈も成り立つと言えそうな説明も。
相模トラフを震源とする地震で、再び首都
直下地震に見舞われ、更に南海トラフにも
波及すれば、スーパー南海トラフ地震発生との
物騒な話に繋がる。
先ずは、用心をし、備えをすることだ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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