日々、思うことをサラサラと。

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ボヤンの詩

2005年10月21日 | 映画
9月の朝日新聞「アジアの留学生と②」の記事より。

モンゴルの留学生、ボヤン・ヒシグは日本の大学院で日本文学を学んでいた。来日前は北京の出版社で働き詩集も出していたようだ。そんな彼の書き記したエッセー

<モンゴル人の顔からは永遠が見られ、日本人の顔からは瞬間がキラキラと目につく>
<雨が多い国ー日本に住んでもう7年がたった。ふられてぬれて、さらされて。春雨、五月雨、梅雨・・僕は雨が好きだ。モンゴルに梅雨も梅もないので杏雨とす。
バランスのよい五弁の花とやわらかい雨のハーモニー。雨の中を僕は歩く>

このモンゴルの感性溢れるエッセーを読んで、本にしようと有志の方々が出資者を募り善意で出来た本が「懐情の原形 ナラン(日本)への置手紙」です。

おぉ、さすがに深夜は冷えます。。
でも、夕刻はまだ秋の虫が鳴いてるんですよね??
                       

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2 コメント

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素敵なエッセイですね (りま)
2005-10-21 20:16:52
naokoさん、こんばんわ。



>バランスのよい五弁の花とやわらかい雨のハーモニー。



新鮮な表現ですね。

雨が嫌いなので、雨が好きになりそうな文章を読むと嬉しくなります・・・
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新鮮な表現 (naoko)
2005-10-22 00:45:04
この本はどのページも新鮮な表現で溢れてます。



なんというか・・モンゴルの自然の中で育った人が、日本に身を置くとこんなふうに風景や習慣を捉えるんだな、という新鮮な驚きがあります。

飾らない言葉を思いがけない箇所に気負いなく置いた感じが随所にキラキラ光って・・イイ本、見っけ!でした
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