日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

次作は如何に・・

2019年11月19日 | 映画
中村義洋監督の「決算!忠臣蔵」が気になっている。

キャストを見ればお気に入り俳優がズラリと並んでいる。
堤真一・濱田岳・荒川良々・阿部サダヲ・・・これだけ揃えばもう観るしかない

ただ、”決算!”のタイトルに躊躇する。
同監督の「殿、利息でござる」・森田芳光監督の「武士の家計簿」と時代劇の金銭勘定ものの作品にいささか食傷ぎみである。
「殿、・・」公開時には切り口が斬新だなと期待して観たが、3/2~以降が成り行きが予測できるような凡庸なものとなっていた

中村監督には”追って観たい”まで到達するには少しだけつまずいてしまう何か・・綻びがあると感じている。
見ていて「え、なぜコレ?なぜココ?」という場面が出現する。
だが、今回、これだけコメディセンス抜群の演者を揃えたらそんな杞憂さえ飛び越えていけそうな気がするんである。
演者たちの”絵ずら”がとても良い。中村監督はキャスティングは本当に巧い(他作品も)
どんなに上手い役者を揃えても人気者を揃えても、その役者が並んだときの絵ずらが拙ければ作品は活きてこない。
ヒット作が多い監督の特筆すべきことはこの”絵ずら”のセンスの良さが基本にあると思っている。


実はこの作品、原作(山本博文)を途中で投げ出している。
確か?・・・長い長い漢字の羅列で疲れて読む気が失せてしまい積読状態。
監督は脚本も手掛けているというのでその手腕に少々関心が向く。



追記
監督の作品の中ではずっと遡って「アヒルと鴨のコインロッカー」(2006)が一番好きだな。
「忍びの国」は主演(大野智)のラスト約30分~の迫真の演技を観るために5回ほど劇場に赴いたが。
作品としては「アヒルと鴨のコインロッカー」(地味な作品ですがこういう作品好きなんです
演者で観るなら「忍びの国」。
 偏見ご容赦ください。

追追記:
22日公開初日、観てきました。
前半面白く見ていたけれど、だんだん飽きてきて・・ずっと金銭勘定の場面が続いて
この作品90分くらいに短縮したらもっと印象良かったかも。。。」
しかし、役者たちは(堤真一、濱田岳、岡村隆史、竹内結子、石原さとみ)さすがに巧くて愉しめた。
殊に濱田岳の独特の抜け感が好み。抜けながら小賢しい感じがね本当に巧い
石原さとみの「瑶泉院」の立位置でのナレーションも素晴らしく巧かった(これほど巧いとは驚き)
画面での出演箇所は少ないが存在感がどっしり在る



コメント