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ハーブ&ドロシー・・・夫妻の美術収集

2010年09月17日 | 喜怒☆楽
昨日(9/16)の夕刊にこんな記事が載っていた↓

元郵便局員と図書館員のカップル(ハーブ&ドロシーのヴォーゲル夫妻)は、つましい生活の
中から給料で買える範囲でコツコツとアートを収集し、その長い年月を経て質・量ともに
圧倒的なコレクションを築いたという話。

妻の給料で生活し、夫の給料で作品を購入する。こだわったことは「自分たちの
収入で買えること」「小さなアパートに収まること」だそうだ。
そのコレクションの中には後に高騰したものもいくつかあったが、狭いアパートに集めた
愛すべきコレクションを夫妻はこれまで売ったことがなかったという。
やがて年を重ね、その膨大なコレクションを”ナショナルギャラリー”に無償で寄贈
することにする。ギャラリー側は「緊急時に2人が作品を売らなくてもいいように」
という配慮から謝礼を支払うが、夫妻はそれさえもギャラリーに還元すべくその
お金で作品を買ったというくだりは、お二人のコレクション収集に対する清潔な
姿勢が伺われる。本当に自分のための自分の好きな”事”だったのだろうナ。。

この老ご夫妻のドキュメンタリー映画を作成したのが佐々木芽生さん。
アートをこよなく愛しコレクションと共に過ごした二人の日常を描いた作品は
11月 シアターイメージフォーラム(渋谷)
で公開される。
佐々木監督曰く、「現代のおとぎ話のような感動があった。いつかこの話を紹介したい
と思って」このドキュメンタリーを作ったのだと言う。

佐々木さんによくぞ手掛けて下さいました、とお礼を言いたい。
画像の色彩に溢れた夫妻の住まいを目にしたとき、早く、早くこの作品を観たいと願った。

尚、10月には横浜美術館など首都圏各地で監督トークと上映会が開かれるという情報
有りです。





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