日々、思うことをサラサラと。

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記録・映画 2009/4

2009年06月01日 | 映画
「ある運命に関する物語」「ある選択に関する物語」K・キェシロフスキー監督
 この監督作品は観るたびに、こちらの年齢と共に新しい気付きがある。
 真実を全うすることが正しい選択とはいえないときもある。物事柔軟に
 対応できる人になろう、なりたい、できれば・・。
 

「MILK] ショーン・ベン主演
 ゲイだった男?が公職議員に辿り着くまでの偏見との闘いの過程を描く。
 ショーン・ベンに期待した作品だったが、期待が大き過ぎた感がある
 相手役のジェームズ・フランコに注目。場面に現われるたびに目を奪われる人だ。
 どこかで?・・と検索したら「ソニー」のあの人だった(スパイダーマンに出てま  す)

「容疑者」ジェームズ・フランコ ロバート・デニーロ/2002年
上記のJ・フランコがどうしても気になり、この作品に辿り着いた。
デニーロを喰ってしまう位の熱演だった。唸るほどの上手さだ!
屈折した少年の暗く哀しい眼差し。抑えて抑えての演技で溢れるほどの
哀しみが伝わってくる。ラストの連行されるパトカーの中で呟く表情は
長く脳裏に焼きつく。今後、いい作品に出会えることを願う。
追記・・・デニーロが一押しで抜擢した配役だったそうだ。


「ガタカ」 イーサン・ホーク ユマ・サーマン ジュード・ロウ /1998
再見。やっぱり面白い。優秀な遺伝子のみを選択・操作し子どもを創る
ことができたらどうなるか、というSF作品。劣等の遺伝子を持つ人間は
徹底して差別される社会。その劣等な遺伝子を持つ男が夢だった宇宙へ
飛ぶべく絶大な努力をし、憧れのガタカへ侵入する。化学の知識を駆使し、
その徹底した偽装ぶりが目を惹く。


「おくりびと」
あまりにも知れた作品ですね きれいな流れの効率的な所作に
驚きました。
ただ、納棺師という職業がどうしてあれほど忌み嫌われるのか私には
分かりませんのですが・・。

「サン・ジャックへの道」
亡くなった母の遺言は、遺産を相続するためには兄弟3人揃ってサン・ジャック
への道のりを歩くことだった。犬猿の仲の3人の兄弟を案じた母親が考えた
奇策は結果的に名案だった。サン・ジャックへの道のりは相当厳しく、他に
参加したいろんな境遇の仲間たちと共に、余計なものを捨てたり新たに得たり
しながら突き進んでいく。洞察の深い作品。


「トウキョウソナタ」香川照之・小泉今日子
リストラで職を失ってから歯車が狂いだす。しかし、その前からこの一家
は壊れる寸前だった。妻や息子たちが危うい橋を渡りかけていた。
「今」を鮮烈に切り取り、世の中ナニか変になってるなぁ、というジクジク
した思いを映像で表現してくれた。






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