日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

こんな絵本見っけ。

2008年12月05日 | 喜怒☆楽
「わたしのはなし」・・色彩の美しい絵本である
洛陽三十三観音の一つに数えられている観音菩薩のはなしです。


”わたしはおぼえています。
かんのんぼさつに なるまでの ながいじかんを。
わたしはおぼえています。
出会った多くの人たちのことを。
それでは わたしのはなしをはじめましょう。”

と、始まるこの絵本、絵の表現がずば抜けている。菩薩としてある過程を子どもに分かりやすく描くなんて相当難しいはずだ。そんなことを優しく、楽しく、ゆったり豊かに伝えてくるこの画家松原裕子さんの力量に驚く。
それぞれのページに言葉はほんの一行ほどなのに最終ページには「かんのんさまってどんなひと?」の子どものナニ?が解けていると思う・・ほのぼのとした気持ちと共に。生き物たちの独特の表現、豊かな色使いは何度見ても楽しさが色褪せることがない
東京国立博物館東洋館ショップにて入手。(出版/フレーベル館)

<追伸>
東洋館平常展、只今展示中↓

「一遍上人伝絵巻/法眼円伊筆」のほんの一部分だけのUPだがこれは凄い


 

   
   




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