映画の豆

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「ライトハウス」

2021年07月12日 | ホラー映画
ウィレム・デフォーとロバート・パティンソン主演。
灯台守の仕事に就いたロバート・パティンソンだが、
上司のウィレム・デフォーは横柄な男で、
しかも宿舎はあちこちが傷んでいて仕事が山積みだった。
しかも彼の前任者の若者が自殺していたことを知り…というあらすじ。

生きている人間は2人しか登場しない、
不条理舞台劇のような、密室心理ホラーのような話です。
なかなかグロ要素も多いので、かなり人を選ぶ内容だと思う。

シャイニングとクトゥルー神話とラッコ鍋回を足して割った感じ。

「ウィッチ」のロバート・エガース監督だと後で知りましたが
ああ~~、ハイハイハイハイ、と大納得でした。
脚本は兄弟のマックスとの共著だそう。

公式サイトに、モチーフや構図イメージの元が書いてありますが
Sascha Schneiderの「Hypnosis」は以前ネットで見たことがあって、
この構図知ってる…と思って検索しまくっても出てこなかったので助かった。

全編にわたり白黒で、画は正方形に近い比率です。

作中にあった、苦手な人の多い表現箇条書き(展開ばれなので反転します)

・嘔吐
・排尿
・自慰
・糞尿のようなものが映ります
・動物惨殺シーン
・生首
・内臓を食われる人間がチラっと

ラストばれ

最後、腸を鳥につつかれてたので
パティンソンさんはプロメテウスなんだろうなとは思ったが、
デフォーさんはプロテウスなのだそうですよ。
パティンソンさん、作中で顔がきれいって2回も言われてたが
きっと大事な設定なんだな。

そういえばセイラムの名前が出てましたが、
クトゥルフとポーの世界観にギリシャ神話の神々を合わせるという今作は、
コラージュっぽい作風にますます磨きがかかっている気がする。

前半頻繁に鳴る霧笛(?)、「SIREN」の設定のように
クトゥルフてきな生物の鳴き声なのかと思ってたが違った。

泥酔シーンって役者さんによってかなり違うんですが
パティンソンさんの泥酔演技は個性的だった。
むかしの灯油って飲んでも大丈夫なうえに酔えたの?



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