シチリアとナポリ・・・その13

2012年07月13日 | 
メッシーナの船着場の海の色は紺碧です。ブルーのインクを溶かしたようにまったく濃いのです。みやげ売りから、シチリアの布の地図を買います。道中ついつい買いそびれてしまっていたのです。来る前には頭に入りきらかったシチリアが少し分かってきたし、土地勘も付きましたから。
 
 メッシーナの街は白茶色の壁と緑の窓枠がきれいで、建物の色にも高さにもに統一感があります。景観はみんなの共有物で財産なんですね。まだまだ日本人にはない感覚なのだと思います。

 30分ばかりでメッシーナ海峡を渡ります。そしてまたこの短い時間の中で、懲りもせずライスコロッケと揚げパンに挑戦です。大丈夫ですホテルの朝食ほんの少しに控えていましたから。食べたいものがなかったからなんですが・・・。

 揚げパン、やっぱり甘系でした。甘いクリームがはさんでありました(泣)

 着いたのはイタリアの靴の先端、ヴィラ・サンジョヴァンニ。半島は畑を焼く紫煙でかすんで見えます。お店は日曜日のせいでしょうか、クローズされているところがほとんどです。

 400km先のアルベロベッロまでのバスの旅。さすがー走っても走っても着かないという距離ですね。高速にのりますが、130Kが制限速度。しかしバスは100Kが制限速度、最新のバスは100K以上出ないようになっているのだとか。ふ~んと感心している私。

 今回バスの前の席がガラガラなのは、みなさん遠慮なされているとよりも、上信越のバス事故が影響していたのかもしれません。

 本土に入ってもオリーブ畑が続きます。時たま見える海はやっぱり紺碧です。白浜にはピーチパラソルが見えもう夏本番。

 住宅の屋根には煙突が目立ちますが、太陽光発電も太陽熱温水器も皆無というほど見当たりません。これは国の政策もあるのでしょうが、こんなにサンサンとそそぐ太陽見ていると気になります。

 高台というより山頂近くの集落を見る度に、この国の民族が数々の侵略を受けて歴史の結果なのかと想像し、島国の日本人とは発想がまったく違うことに気づかされるのです。

 昼食はヒヨコマメのショートパスタのスープ、チキンロースト+ポテト、デザートはティラミス
 パンがあまりに固いので、オリーブ油を所望。ツアー客には供してはいないのですよ、と添乗員氏自らテーブルに持ってきてくれました(感謝です)。

 昼食で別のツアーの皆さんと一緒になりましたが、マスターズ仲間のツアーだそうで、プールのあるホテルで毎日泳いでいるそうです。素晴らしい!!

 甚平姿の方もいらして・・・・あれって室内着では・・・と思ったり。

 レストランも周囲の建物も古いのですが、そこに手を入れて使い続けているのがよくわかります。

 午後はとにかくお昼寝をして体力の回復をはかることにします。めずらしく川沿いの道です。ニセアカシアの街路樹は花の時期が終わり、花房が白だったのか赤だったのかわかりませんが、長野のアカシアの花の時期とほぼ同じ位に咲くようです。

 街もお昼寝の時間でもあり、テニスコートにも人の姿がありません。夾竹桃の花だけが青い空の下で元気です。
                        依田美恵子

軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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