松ぼっくいの調湿作用

2007年05月30日 | 家族
 まもなく2歳になる孫娘を連れて牧場に山羊を見に行ったのは3ケ月前のことであった。山羊が近づくと柵から離れ、離れると近づいていく繰り返しは笑えちゃう姿だった。

 その牧場に100年はゆうに越す赤松がある。その「松ぼつくい」が芝生の上に落ちていた。その「松ぼつくい」で孫娘と遊ぶ。単純にポーン、ポーンと投げるだけだがとてもうれしそう。

 転勤してしまって、時たましか会えないからこんな時間を持たないと慣れてくれない。
散々遊んだ後、その「松ぼっくり」を持ち帰り、遊ばせるにはきれいにしなくてはと洗った。不思議なことに翌朝採れたてのような「松ぼっくい」がそこにあった。
義父がきれいなのを採ってきてくれたのかしら、と一瞬考えた。

 そうではない。「松ぼっくい」の調湿作用なのだ。花のように開いていた松笠が、ぎゆっと閉じている。枯れているとばかり思っていたのに、調湿作用はしっかりあるのだ。家の中の木材だってそういうけれど、こうしてこの現物を見るとそのすごさに納得である。

 あれから3ケ月、孫娘のまだのお気に入りである。小さなかごに入れたり出したりしている。牧場での時間が楽しかったのだろう。大きくなるまでは覚えていないだろうけれど、子育てはそんな日々の積み重ねなのかもしれないと今しみじみと思う。                         美恵子
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モデルハウスを見させていただいて。

2007年05月29日 | 住まいづくり
 日曜日土地の契約をハウジングセンターの中の某ハウスメーカーのモデルハウスでした。買主のお客様がお見えになるまでの間見学をさせていただいた。

 さすがにすごいと思った。豪華な家具やインテリアが目を引く、80坪の間取りは余裕の空間である。だれもこんな家が建てられたらいいなと思うだろうな、と変な感心をしてしまう。

 まずこの中の家具その他を全部はずして、大きさを半分にした現実を直視した家づくりができるだろうかと考えてしまう。私だって難しそう。

 ハウジングセンターの中で他よりもここに入っていただくということが大変なんです、とおっしゃつていたが我が社のモデルハウスはその点では、足元にもおよばない。

 当社のモデルハウスにご来場いただいたお客様は、これが「住みごこち」を体験していただくためのモデルハウスと説明しても、豪華なモデルハウスを見てきた目からみるとあまりの現実に戸惑われる方もいらつしゃるようだ。
本当に多くの方が現実に建てられる程度の建物である。

 でもわずかな時間であったがお勉強させていただくことができた。
日曜日の午前中は来場者は少ないですとおっしゃられていたが、昼前に帰る時どのモデルハウスの前にも車がほとんどなかった。

 帰り間際、玄関先に送り出してくれた営業のYさんが、ひとつお尋ねしてもいいですかと問われた。重要事項の説明に不備でもあったのかしらと一瞬思い巡らしたら、先日交換した私の名刺に自宅の住所と電話番号があったとのこと。どうしてですかと聞かれても・・・・。うちの会社は小さいので何かあった時いつでも連絡がとれるようにですよね。とお答えしたら。それってすごい信用ですよね。と感心された。私なんてもっと感心しちゃつたのは、この営業のYさんの方、今年は宅建の免許を取りたいとおっしゃっていたたけれど丁寧な仕事ぶりに彼の人柄をみた。

 その後お引渡しのM様のお宅へ、奥様の趣味とセンスを反映された大変モダンなお住いだ。白とグレーと直線で統一され「シンプルとシャープ」そのまま。
家具も極力入れないとのこと。絵皿ひとつ飾ってもお掃除する時には大変でしょうとおっしゃる超きれい好きな奥様である。なんかさっき見たモデルハウスとは両極端だなと妙に感心。
泊まりに来てねと誘ってくださったが、この後どんな住まい方をされるのかすごーく楽しみな方である。

                        美恵子

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クローバーの花輪

2007年05月28日 | 日々のこと
 我が家の夕食はウィークデーは遅いが、休日はめっぽう早い。片付けが終わってもまだ明るい。久しぶりに散歩に出た。杉・桧の花粉症が終わったからだ。
 
 夕焼け雲がピンク色をしていてきれいね。アルプスの少女のハイジの言葉にあったわね。と夫に話しかけると、ピンクではなくてあれはオレンジ色ではないかと言う。あれがピンクと言わずになんというかと思ったが、加齢ってこともあるかー。と深追いは避けた。・・・・やぶへびだもんね。

 たしかに若いときと同じには見えていないということを聞いたことがあった。
灯りも明るくしたくなる。・・・・これも必然のことか。
しかしピンクというかオレンジと表現するかの単なる違いということにした。

 わたしの頭の体操のひとつに歩きながら見た花を数えるというのがある。
春の花が終わった今は40種類ほどしか出会えなかった。春先だと120種位であえるが。

 土手にクローバーの花がいい匂いをしている。ついつい子供に戻って花輪を編み始めた。昔は家畜のえさになったので、花茎が長いクローバーなんてそうは無かった。今は誰も刈る人が無いので、ほれぼれとした花茎にであえる。
 ピンク色の雲がグレーに変わりさすがにあたりは暗くなったが、白い花はいつまでも誘う。一抱えも抱えて帰り、キッチンで続きを編んだ。4メートルもの長い花飾りができた。・・・・ああ半日あそこで遊びたい。20メートルぐらい編んでみたい。・・・幼馴染の彼女と編んだあの小学校2年生の日に戻りたい。

                      美恵子
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再会

2007年05月25日 | 日々のこと
 研修で上京した。新幹線で東京駅まで1時間ちよっととなり、日帰りも半日帰りも可能になりかえってつまらなくなった。

 ひさしぶりに学生時代の友人に声をかけ食事をすることにした。
まず困ったのは、どこでという指定ができない。逆にわたしが行ける所を指定してと、有楽町のマリオンの時計の下となった。

 卒業して35年もたつ。しかし4年ぶり位の再会であっても旧知の間柄はたちまち時間の壁をこえられる。
入学して最初の実験の授業からの付き合いである。名簿が並んでいたから、実験も実習もいつも一緒でレポート提出では助けてもらった中である。
時たま合って顔を見てとても楽しい。

Kさんは、今や医大専門の予備校の代表者となった。化学と生物をご自身でも教えている。私はラクトバチラスブルトニュウス・・・・これも怪しいが・・・という細菌なのかアミノ酸なのか解からない言葉しか覚えていないのに、彼女はあの講義のアミノ酸循環で・・・・と、とんでもないことまでしっかりと覚えている。

 Sさんは大企業の輸出関係のエキスパートである。英語は読むことや書くことはいいけれど、話すことは苦手と言う。そうはいっても私のレベルの比ではないだろう。

 仕事の話、家族の話、趣味や健康の話から今話題のサプリメントまで、興味深い話が次々とでる。

 最終の新幹線までの短い時間が過ぎ、またの再会を楽しみに別れた。
次の研修が楽しみになった。・・・・研修も実り多かった。・・・・ちよっとどっちがおまけ。
                     美恵子
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寝冷え対策

2007年05月23日 | 日々のこと
寝冷えの季節がきた。夜中にバタバタする時は体が冷えてだるい時だ。寝冷えをすると次の日足が持ち上がらないと父が言っていたがよく解かる。

 ベツトの枕元にハイソックスを置いてある。バタバタし始めたら、どんなに眠くてもそれをはく。どんなに気持ち悪くても耐えていると、10分ぐらいで体が温まるらしくそのまま寝入っている。

 身に覚えのある方はお試しあれ。年寄りの知恵というのは馬鹿にならない。・・と最近とみに思う。説教が多くなるのは自分も若くないという証明かな。・・・とも思う。

                          美恵子
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むかし、むかしのお話

2007年05月22日 | 日々のこと
この頃同窓会のお手伝いをしている。年1回発行の同窓会新聞の編集委員会の席でむかし、むかしの話になる。

 母校の80周年記念事業の折、在校生が歌詞カードをみて歌っているのを見て驚いた。その話を私たちの年代は応援練習と称して校歌、学生歌、応援歌までしっかりと叩き込まれた。当時は応援団が恐くてとてもうれしいことではなかったが、今にして思えばおかげで歌える。みんなが集った時にはみんなで歌う。長野県には信濃の歌という長野県民なら誰でも歌えるという歌があり、故郷を離れた人たちの連帯の歌でもあるが、やはり校歌を歌うというのは連帯感が生まれる。

 と思っていたら、4年後輩から、応援団は僕たちが潰しました、ついでに制服も無くしましたという言葉にまたまたびつくり。いやいやその兆しはあったぞ。私たちの時は制帽を無くすべき、ビラまでくばったできないか。
 時は学生運動の嵐が駆け巡った時代であった。

 野球の応援に駆り出されたおかげで、野球の楽しみも知った。
今県大会でも決勝でもなければ、在校生も応援にこない。
むかしを知る者にはなんとも寂しいと思う。

 なぜ応援団を無くしたかは「強制的だから」という答であったが、大人になった今、私は「ちょつと残念なこと」と思う。

 楽しかった高校時代を過ごした私は今でも教科書を忘れて困った夢を時々みる。
できることならもう1度あの時代に戻りたい。少しは羽目をはずしてみたかったなーと。

 それにしても同窓会は面白い。今は5年通学した人たちの世界である。
これが3年通学した人たちの時代になったら、こんなに面白いだろうかと思ってしまう。そしてそれが校歌も覚えないで卒業していってしまう時代になったら、同窓会はどんな形になっていくのだろう。
                       美恵子
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田植えシーズン

2007年05月21日 | 家事のこと
 田植えのシーズンである。我が家の田植えは土曜日であったが、夫と私はそれぞれ仕事が休めず、息子夫婦が手伝ってくれた。義父も80歳を過ぎてからは人様に植えてもらっているので、苗運びと手元と苗箱洗いが主な仕事である。

 夕食は娘夫婦もきて賑やかであった。お嫁さんの顔が日に焼けていた。ありがとう。

 日曜日に浮き苗をした。稲の生命力はすごいと思う。たった1日しかたっていないのにしっかりと根づいている。何かの都合で根づけなかったのを補修するのが浮き苗である。

 若い時は農業が重荷と思うこともあった。でも今は楽しいと思う。
物を育てる喜びを感じる。

 近い将来きっと食の問題がクローズアップされるだろう。自分の食べるもの位は作りたい。いや確保しなければならないと思う。

 荒廃地が増えている。たとえ人口は減っていったとしてもそれ以上に食料の生産は落ちていくだろう。人類2000年の歴史の中で、飢えがなくなり飽食の時代といわれるのはここ50年足らずだ。地球レベルでみれば、今なお飢えに苦しむ人は多い。金にまかせて輸入を続けることは、どこかの国の貧しい人を飢えさせているという認識が必要だと思う。

 そういいつつも、1時間ばかりで息子が替わってくれて私は失業した。お気楽な母ちゃんの農業である。 

                           美恵子
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お片づけデー

2007年05月19日 | お片付け
 毎年5月の連休はお片づけデーとしている。しかしここ3年ほどは旅行やら来客で思うにまかせなかった。今年もわずか1日しかできなかった。

 家中納戸、物入れ、押入を順次片付けていく。物に住所を決めているが、1年経つと移動してしまっているのである。
その都度思い切って処分すればいいのに、少し躊躇したものがたまっている。

 もったいないから取っておくというのは、正しいようでただしくない。
納戸や押入にはいっているものに、死蔵品が多い。無くてもなんとかなるものばかりなのかもしれない。
 年の功で知恵がついた。物を捨てることより必要なことは増やさないこと。
過剰包装なんか目のかたきである。おまけなども使わないものは遠慮する。
どんなに安売りでも、やたらに買い込まない。適正在庫にこだわる。

 衣類はどんなに頑張っても元の体型に戻れないし、おまけに洋服は年をとらない
ので、着れたとしてもなんか昔がでてきたとわかるらしい。そんな訳でそれなりの方法で処分をした。その内手芸でもと思うが、今までしなかったものが今後するとは到底思えないから。

 書類のファイルも・・・・目をつぶって処分。

自分の物なら判断はつくが、家族の物は手がつからない。・・・・なんとかして!!。

 先日増築のお宅の物を片付けたが、やはり「もったいない」がいっぱいで費用がかかってしまった。

 「もったいない」は捨てる時に考えるのではなく、入口の問題として捉えなければだめだと実感するこの頃である。
物欲がないのは老化現象かな。・・・・とも考えるが。
                           美恵子

 
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NHKと広告

2007年05月18日 | 住まいづくり
NHKの「きょうの健康」のテレビテキストに広告を載せないかという提案をいただいた。「体に優しい家」という企画だとのこと。

 当社のホームページの「夏と冬衣替えする家・呼吸して快適環境を作ります」にフィツトしたらしい。
「このままキャツチコピーに使えます」「ソーラーサーキットの家なら当たり前のことですよ」「他のところでは見当たりませんでした」「・・・そうなんですか・・・」

 テレビを見る時間のない私は「きようの健康」をほとんど見たことがない。テキストにいたっては表紙以外はお目にかかっていない。

  NHKというブランドだという。すばらしい企画であるから載せることは、自己満足であってもまさにブランドの名なのだと思うが、当社のように数を追求していない企業にとっては身の丈余る感である。

 4回も電話でお誘いをいただいて申し訳なかったが、丁重にお断りした。
その後、マーケットの書籍コーナーで買ってみた。
NHKと広告初めて知った。カルチャーショツクだった。

 NHKの広告とはいっても、企画からそれに関連した企業のホームページに飛ばす
というものである。世の中の広告事情は変わった。
                        美恵子
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馬を買いました。

2007年05月17日 | 日々のこと
 連休最後の日、日頃の自分の働きにご褒美をあげようと自前の母の日のプレゼントに馬を買った。運動不足を実感している。中腰の作業をした時の腰痛はそれを証明している。

 それ以来日に15分の乗馬を実行している。最初は振り落とされる感じもあったが、10日間で大分上達しました。先輩の乗馬仲間は今では最速でも新聞が読めるとか。

 たった10日間だったが、腰が軽くなった。少しは筋肉が付いたのだろうか。
乗馬スタイルも安定してきて、振り落とされるようなことはなくなった。
いやーこれならその内に本物にも乗れるかなとにんまりしている。

 この馬正式な名称はなんというのかしらない。お客様のところにお伺いした時見て秘かに狙っていたのだった。使い具合をお聞きしたら「いい」というお墨付きである。

 試乗に行ったら、休み中ゆえ子供たちの格好の遊び場になっていて、全部の試乗ができない、特に高級なのは子供が離れない。尋ねようにも人も張り付いていない。お子様には乗せないでくださいという書き物ははってあるが、まさしく親子で遊園地のメリーゴーランドのようである。

 まーいいか。そんなに高級なのは飽きた時に気がとがめるので、1日缶コーヒー一杯分で手を打った。
まあそんなわけで、私もメリーゴーランド気分で楽しんでいる。音が穏やかなのでテレビを見ながらできるのはうれしい。
我が夫も乗馬仲間となった。

 その話を会社でしたら、すかさず「ダイエット効果は?」いいえありません。
ただ万歩計は15分3000歩はあがる。 自己満足の世界でもある。
                            美恵子
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