あんなこと、こんなこと言っているうちに。

2010年03月31日 | 日々のこと
さすがに年度末です。根を詰めて数字のチェツクをしていましたら、目が乾いてきました。しばし休憩です。

 昨夜、年金生活者となった先輩たちとの食事会でした。

 私の1歩前を歩いている先輩たちの生き様はなかなか含蓄があって勉強になります。

 毎日炬燵番をしていると言うそばから、なにかとご多忙の様子。「歌と鳴り物と踊り」には誘わないでね、ともう先手を打っています。「民謡を踊る会」があるのです。身体を動かすことはいいことよ・・・・と誘ってくれますが。「あー、絵手紙があった」と。それはいいですねぇ。

 公民館活動も、このゴールデンエイジの年代を遊ばせて(学ばせて)くれます。毎年新年度になると、教室の一覧表が配布になりますが、夜間限定ともなると・・・・選ぶ前に体力がありません(泣)
 そんなこと、こんなこと10年も言っているのに何も始めてていないのですから、みんなに遊んであげなーいと言われちゃいますね。

依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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ごめんね、営業さん。

2010年03月30日 | 日々のこと
昨日は真冬並みの寒さ、事務所を出たらまさに冷たい風、思わずコートの襟をかきあわせてしまいました。地区の役員の引継ぎ会のために、いつもより30分ほど早めの退社。

 東の空に満月前の月が上がったばかり、澄み切った空気のせいか、とっても大きく見える。もちろん「ウサギの餅ツキ」まで見えるの。

 夜空の月を見て、ウサギは不思議だったけど、夕暮れの月を見たらそう見えた・・・・なぜかな???

 近視の私、先日郵便局で何の気なしに、眼鏡の上に「赤い縁の眼鏡」をかけてみたら・・・・文字がくっきりと大きく見えた・・・・「あれれ・・・・」

 そういう訳で、ウサギも見えたのかしらね(笑)

 休日早い夕食の後、「ピンポンー」と太陽熱温水器の訪問営業でした。
地域のモニターとして、特別価格でとのこと。

 パンフレットや新聞の切り抜きを使いながら、「初期投資はありません」それってローンを組むことでしょう。

 年間の灯油の量はいくらですか、これからどんどん上がっていきますよ、とよどみなく利点をアピール。「これだけ太陽光だ、風力だなんていう時代になると、どうかしらね」と意地悪く質問したりして。「でもやっぱり太陽の力を使うのはいいことよね」とこれには同感。

 「ローン組んだら、省エネをした実感が得られなくてつまらないんじゃあない」やっぱり省エネに貢献した感じがないとね。

 30分ほど話してさすがに彼も「?????」と感じたらしく「どこかでまたお会いしましょう」と意味深な言葉を残して帰っていきました。

 散々質問を繰り返して得たのは、わが社の取扱品の方が価格はほぼ同じでも、グレードが高いということでした・・・・ごめんね営業さん。
 私も自社の取扱品がどの程度のものだかを知りたいと思っていたからいい勉強になったのでした。
 依田美恵子
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お宅にもありませんか、発泡スチールの箱の山

2010年03月29日 | 住まいづくり
今朝目覚めたら、一面真っ白でした。夜のうちに積もったのですね。それでも道路は蓄熱体になっているようで溶けていました。まさしく春の雪です。出勤時間には雲が切れ切れになり、淡い水色の空がのぞけていました。電線から時折ふあっと落ちる雪をながめていました。

 そのパステルカラーの空が会社に着くまでの5分ばかりの間に、どんどん濃くなってきました。雲に隠れていた太陽の光が西側から、少しずつ東に向かってきます。それと共に、日の光を浴びて雪化粧した木々がキラキラと輝くのでした。

 残念(うれしいことに)ながら、春の雪は長くは残りません。

 先日、定期訪問にお伺いしたお客様に、「小屋を壊して」とご依頼をいただきました。「社長さんにも、これは壊したほうがいいと言ってもらっているので」と付け加えられたので・・・・てっきり承知しているのだと思っていました。

 しかし・・・・社長に「中味は?」と聞かれて・・・「えっー、小屋の解体とばかり考えていたんだけど」「中の物が問題なんだと思うよ」と気持ち元気の無い声。

 私知っているんです、社長が「ねずみ」が大嫌いなこと(笑)

 「ねえ棒で叩いたら、出て行かない?」と名案をさずけたのですが・・・・・。

 結局軽トラックに12台、2t車に2台あったそうです。もちろん「中味」だけではなく、隣地にはみ出している庭木を初め剪定した木まで含めるとだそうです。

 80歳半ばで病気持ちのご夫婦では、手に余ってしまうのですね。築30年を越えた頃「シロアリ」で改修した時にも、かなり庭木も整理したのですが、年々大きくなるものですからね。

 軽トラに積まれた「発泡スチロール」の箱・・・・たしかに捨てるにはもったいなく思えるし、いつか使うこともあるかもしれないし・・・・で貯めてしまうのですね。畳んで小さくなるものならともかく、嵩は減らないしですね。

 こればっかりは「数を決めて」取っとく、ルールを作らない限り、際限なく貯まります。
2t車1台貯められた方がおられましたから。

 買い物にいく度に「トレー」と「牛乳パック」を持っていっていますけれど、便利さともったいなさは相反するものなのですね。

 壊した後に「小屋を作って」と依頼されたとのこと。これもまた「えっー」「入れたいものがあるんだって、箒なんかも出したままにしておきたくないんだって」「!!!!」

 物を増やさないこと・・・・これに尽きるんですが・・・・日本の景気を考えるとこれも大きい声では(笑)

依田美恵子
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電話もファツクスも通じないのですが、と

2010年03月27日 | 日々のこと
電話もファツクスも通じないんですけれどと携帯に。「嘘でしょう」・・・・でもファツクスは昨日の夕方から入ってきていないわ。

 電話は1本以外は無事だったから気が付かなかったけど、1本は使えたり使えなかったりしていたらしい。

 電話の面倒はすべてお任せのОBのお客様でもあるNТТのH様に連絡をとったら、担当者が高所作業車共々にすぐに駆けつけてくださった。

 ファツクスに電話が一遍に壊れて・・・・どうするのよ。ファツクスなしに1日も暮せない日々だから、と頭を抱えたのでした。

 気の早い社長は新品の物色まで始めています。

 ところがですよ・・・・高所作業車に昇ったり降りたりしていた方が最後に来ておっしゃるのには、フアックスと電話の線が混線していましたとのこと。

 この緑の線と赤の線がどういう訳か・・・・と差された場所は事務所の受信機のボックスの中の線だったから、納得しえなかったのでした。

 「いえーあの当りで」と外を指差されて・・・・即納得しましたね。先日前の会社の樅の木を中部電力さんに伐ってもらいましたが、たぶんその伐採時に電話線に傷がついたのでしょう。そこへ先日の台風並みの風が吹いたので、痛みが加速したのですね。

 無事に・・・・本当に無事に・・・・ファツクスも電話も新品にならずに、しばし余命を全うできそうです。おまけに「サインしてください、料金は無料です。」とNТТさんはお帰りになりました。

 通信のインフラ無しに暮せない毎日になっていますので、こんな些細なことでもあたふたしてしまうのでした。
依田美恵子
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早春のごちそう

2010年03月26日 | 料理
 少し前暖かな日が続きました。母が運動がてらと「ナズナ」を摘んできてくれました。
この滋養あふれるような緑濃いナズナをいただくと、体中にみずみずさが行き渡るように感じられるのは私だけでしょうか。

 生のままふきのとうを荒く刻んで、味噌を味醂で溶き、さらに少量の砂糖とともにあえた(かき混ぜる程度)ものに、くるみを混ぜるのが、母の実家の味のようで、この頃食卓に並びます。くるみ和えではなく、トッピングにくるみが80年も前からあったことに・・・・ちょっと驚きました。

 打ち合わせにうかがったお客様のお宅で、みゆきさんはそのレシピとともに「蕗味噌」をいただいてきましたむ。「その家々で作り方が違うものね」と感心していました。

 我が家でも、私が砂糖少な目に作ったときはなかなか手がでてこないのに、入れすぎたなと思う時ほど、「おいしい」の言葉がもらえるのです。(笑)

 この週末天気がよかったら、ナズナやふきのとうを採りに行きたいですね。・・・・もちろんマスクしてなのですが。

 依田美恵子
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22年度お客様感謝祭の用意

2010年03月19日 | お客様感謝祭
 ダンボールハウスをようやく11棟完成させた。いやはや・・・・本当にカッターの使い方一つ知らないことに気がついた。ようやく終わりが近づいた頃刃先を立てて使うという妙技にたどり着いた。

 後半はけい子さんと共同作業で、講釈を述べる社長を仲間に誘ったら遠慮されてしまった。口で言うほどそうは簡単でないから・・・・尻込みしたかもね。

 まあ何事も経験してみなきゃあ身に付かないとしみじみ思ったわ。

 最近の子供を取り巻く環境も、ことが起きた時の責任問題で、「あぶない」作業等をやらせない傾向があるような気もするけれど、やってみなきゃあ身に付かないことって多いような気がする。

 頭でっかちな教育をしても、いざ社会人となり世界を相手に闘う(オーバーか)時代に、生き残れるか心配になる。・・・・生活力を付けさせることの必要性をこのところの就職難の時代には、余計に感じる。

 最近流行っている「布ぞうり」づくり。感謝祭当日なので、時間と場所の都合もあり大勢は無理だけど、なんとか目星もつきました。若かり日の浴衣を引っ張り出してきたら、材料づくりも講師の先生がやってくださるとのこと。解いて裂けばいいんだけど、実はあの裂く音が昔から大の苦手なのです。

 恐る恐る・・・・あのハサミで切っていいですか・・・とご相談したら・・・・見かねてなんでしょうが、本当に助かりました。

 布団の側もいいですよ、なんて言ってもらいました。これでかなりいろんな物が片付きますね。「もったいない」精神がある人には絶対これ向きです。

 今週だけは時間の余裕があるので、少しずつ感謝祭の準備を進めています。
依田美恵子
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ようやく結露がある住まいは問題ありの常識が芽生えたか。

2010年03月18日 | 住まいづくり
先日、不動産業の友人たちと話をした際、アパートを仲介することの多い友人が「今年は結露のクレームがとても多かったわ」と話した。「特別寒むい年でもなかったのにねえ」と感想をもらしたら、「私は今年寒かったわ」から基礎代謝が落ちた話に話題は移っていったが・・・・。

 「鉄筋コンクリートだからダメなのでしょうけれど」という言葉も続いたけど・・・・外断熱と気密と換気の問題なんだけどなー。

 10年ほど前「アパートも結露のない暖かいのを作れば、いいのにね」と話したら。不動産の先輩に「ダメよ、居心地がよくなって出て行かなくなっちゃうじゃあないの」と、この道からみたら、至極当然のような答えをもらった・・・・つまり回転よく回らないと、不動産屋さんの仲介手数料にならないということなのだ。

 会社に帰って、「アパートの結露」の話をみゆきさんに話した。みゆきさんはしぱし黙した後「今までは結露は当たり前で、クレームの対象ではなかったけれど、世の中の常識が変わったということではないでしょうか」・・・・・言われてみて・・まったくそのとおり。

 結露のない家が建てられるようになって20年・・・・・ようやくにして世の中に結露のできる住まいは問題ありだという常識が芽生えたということかもしれない。

 特に賃貸住宅は「利回り」だけが優先され、住む人の住みごこちや健康のことは無視されてきた。昨今のように、空室が多くなっている状態になれば、居心地のいい賃貸住宅は空室がないということになろう。

 家賃が多少高めでも、冷暖房費のランニングコストや、信州の冬3倍になる電気料の原因の水道の凍結防止帯も要らない住宅であれば、借りる人の採算にもはあうはずである。

 そして一番は、住む人の健康にどれほどいいかわからない。
オーナーにとっても、人にやさしい住まいは言えにも優しいから、びしゃびしゃ結露よりも、建物の耐用年数にも修繕費の多寡にもかなりの違いがでることだろう。

 窓の結露は拭けばいいかもしれないが、同じことが壁の中で起きている、その認識を持っている人が意外と少ない。そしてそれがどれだけ恐ろしいかも。

  依田美恵子
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今日1日でハウスを3棟建てました。

2010年03月16日 | お客様感謝祭
天気がめまぐるしく変わる日々ですね。朝止んでいた雨がまた降り始めてということで、お出かけ仕事は延ばし「ハウス」を作る仕事に変更しました。

 イベント用のダンボールハウスです。製図まではまあまあなんですが、カッターで切り落としていくのがうまくいかないのです。

 私、本当に手先の器用さに欠けるのは自他公認のことではありますが、それでも・・・・ヘタですね。

 社長が見ているだけで・・・・・と申しておりますが、「早いが取り得といえども、丁寧にやっても時間は変わらないと思うよ」とのたまいますが・・・・私としては内心超丁寧にやっているつもりなのでございますよ(泣・泣)

 だんだんうまくいくんじゃんと、自画自賛をしている傍らで、「だんだん荒くなっていないかい」だそうでございます。はー、とため息をつく私でございます。

 それでもいいカッターを貸してくれたんですよ。・・・・やっぱり道具です、ハイ。
ところでこのカッターの刃先どうしたらカットできましたかしらと・・・・「みゆきさーん」と言う次第です。

 仕事の合間になのか、合間に仕事してなのか、本日3棟のハウスを建てました。どんな大工さんより速いでしょう。結構力もいって・・・本当のところ疲れました。年度末にならないうちに、もう少し作成しておきたい心積もりです。

 写真は紅梅です。ポスティングで訪問したお宅でもう咲いていました。今年の春はおそろしく早いです。
依田美恵子
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久々のお休み

2010年03月15日 | 読書
2月は怒涛のような日々だった。3月になって2週目にしてようやくお休みらしい日になった。映画でも見に行きたいなーと思っても、あのカタカナばかりの題名だと、春休み近いから、お子様向けに飛び込むこともありーと、躊躇する。もちろーんネットで調べたら行く気も失くした。

 朝食後、新聞も読まないまま、越冬野菜の在庫整理の料理を始める。ここ1週間が限界という陽気だから。1ケ月以上も主婦業をほおった付けは大きい。行く所行く所、仕事が目につく。

 この頃、母のおいしいの言葉に「柚子大根」ばかりを作っていたから、野沢菜漬けの樽を「見ないことに」していたけど・・・・こちらも限界だわね。
塩出しをして煮ることに。野沢菜漬けを煮物を自分で煮る日がこようとは、想像もしたことなかったわ。

 ところでどう煮ればいいのかしら・・・・とつぶやいたら、夫が一言「甘くすれば」と。私の料理は甘味が少ないのが常だから、この手の料理を喜ぶ人の口にあわせるが一番と的確の助言(笑)

 目に入る分の野菜を片付けて、やれやれと思いきや、まだまだいっぱい土に中に埋めてあるらしい・・・・。
 
 とりあえず冷蔵庫にも冷凍庫にもいっぱい詰め込んだし、後はお腹にいれるだけかな・・・。

 依田美恵子
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高齢者に優しい住環境

2010年03月13日 | 住まいづくり
先日商工会議所の主催の「高齢者に優しい住環境」講習会の今期の最終会だった。

 介護保険が始まり、高齢時代が本格的になった。そんな意を受けて福祉住環境コーディネーターの出番もありきかなと2級の資格を取ったけど、私の出番などないままに今日までを過ごしてきていた。私のにわか知識より、現場を知る監督たちのほうが、ずっと実践的だ。
 それもみな実生活で介護の経験をしてきているから。

 今回の講習を通じて、あらためて私を含めて受講者の皆さんが、真剣に自分の老後を考える機会になったようだった。
  
 受講者一人ひとりが、感想を述べた際、隣席の(有)吉澤建築の八枝さんが、その時必要とされている人に、届けられる1本の手摺の価値・・・・・自分の会社ができる社会貢献です、と話された。

 その言葉に思わず拍手を送りたかった。・・・・この気持ちがなくして何の仕事もできようかであるが・・・・あらためて心にしみる言葉だった。介護保険の補助金の範囲の仕事は、採算が取れるというレベルではないから。

 出席率の悪かった私にとって感想を述べるのは心苦しかったが、一人の団塊世代の男性が、自分の老後の心配をする一方、親のオシメの交換はできない、と言った言葉がみょうに引っかかった。

 きっと我が子のオシメの交換もしたことがない年代なんだろうなとは思いつつ、これから迎える団塊世代の高齢化の現実は今より厳しいかもしれない。

 在宅でみれる限界・・・・そして老老介護

 高齢者や障害者のためのリフォームと言いつつ、手摺や段差解消だけでは、長く在宅でと思いつつも厳しい現実をみることがある。

 用意された「在宅生活が継続できる住宅とは」のテキストはどこからかのコピーであったが、それを読みながら、ちょっと中味が古いのではと・・・・
 
 換気についてである。「最近は住宅の気密性が高くなってきたこともあって、汚れた空気は以前より室内にこもりやすくなっています。したがって、窓を時々開けて空気を入れかえるのがよいのですが、これをしにくい時は換気装置を設置して強制的に空気を入れかえることが必要です。」・・・・・換気装置は義務化になっても何年もたちますから。

 高気密を建て始めた20年前から、気密と換気は表裏1体であるという認識でいる身にとって、世間一般の常識として換気に対する関心のなさに驚くことがある。

 換気装置ってピンからキリまでありますし、もし付けたとしても気密が取れていない住宅ではほとんど有効に働いていません。

 これからの時代、換気を抜きにして「快適な住まい」「住みごこち」のいい住まいは考えられない。目に見えないものだからと、時の安価のために、おろそかにされていいものではないと思う。

 バリアフリーといわれて段差解消がよく言われるけれど、1番のバリアフリーは温度差の無い住まい。
 
 真冬お風呂に入れる時・・トイレの回数だって全然違うし・・・介護する人もされる人も大変な思いをしないためにも。
 
 一緒に受講した若い人たちまでが、しっかりと老後を考えたみたいだけど・・・・暗くなりそうでそっちの方が・・・・心配。

 大丈夫よ、私たち団塊世代は、先輩世代とはちがって・・・そんなに生きられないから・・・と勝手に思っているんだけど(笑)
           依田美恵子
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