「時代に合った価格設定でご提供」の結果にであって

2018年02月28日 | 住まいづくり
 1枚の広告が目に留まった。住宅会社というか不動産会社でもあるのだろう。
「時代に合った安心の価格設定でご提供」「今の時代は、2000万以上の借り入れは、返済上大きな負担と考えます」・・・・もっともです。
「そんな思いからお客様の立場を考慮し、各業者様のご協力のもと、家と土地を合わせて1800万円台という価格設定を実現しました。品質は現地にてご確認いただき・・・」

 土地87坪・建物36.4坪 この佐久の寒冷地仕様で造る家なら、建物だけでも・・・安いと思っていたのに、土地が付いてだった。
本体工事・給排水・電気・設計・各種申請料まで含むという。・・・これだけだと、何が別なのかわからない。

 文面の中の「各業者様のご協力」の言葉がひっかかったのだ。たぶん・・・たぶんパートナー会社さんたちには、「この金額で合わせて!!」だろうな。
合わせるとは、金額に合せた仕事となるらしい。

 かなり前になるが、知り合いの工務店さんのパートナー会社さんと話をしたことがあった。その職人さんが安さを売りにしている会社の仕事もされていたので、必然的に、価格と仕事の中身の話になった。聞きにくい話以上に言い難い話であったが、彼が「それはそれなりですよ」と締めくくった。

 3つ手を加える所を2つで済ます。職人気質からすれば、もう1手間かけたいところを我慢する。

 各種業者のご協力といっても、余程の事情があれば、利益が無くとも日当になればということはあるかもしれない。しかし分譲地すべてが、このパターンであるならば、いつも「それはそれなりの仕事」だろう。
 
 広告には「プラス30万でこれだけの設備をお付します!」リビング用冷暖房エアコン・プラズマ液晶デジタルテレビ(37型~42型テレビ台付)・リビング応接セット・炬燵付座卓・サンゲツデザインカーテン・カップボード・・・・まともに買えば30万では買えない。・・・・おとり?

 広告はただ集客のためというだけなのだろうか。

 たしかにローンからすれば安いにこしたことはない。しかし時の金額に合せた住まいが「快適」で「長持ち」する保証はない。確かに10年保証の時代だから、10年は持つだろうが、メンテナンスの費用はより多く必要になるかもしれない。

 家は建ててしまってからの方が、情報に敏感になる。ローンを組んで建ててしまったものを、おいそれと建て直すけにはいかない。「品質は現地にてご確認」とあるが、完成した家の品質でわかるものは限られている。一番肝心なところは見えない。

 ただ安さばかりを売り物にする住まいが、どれほどの悲しみを生むのだろうか。
つい先ごろ「ただ住まい作りをお金もうけの手段としか考えない工務店は潰れていきます」と語る人にであった。長年多くの工務店さんとおつきあいしていた方の言葉だつただけに、その言葉は真実味と重味があった。

 事務所に掲げている「住まいとはしあわせの器である。住む人の幸せを心から願える者でなければ住まい造りに携わってはならない」を見ながら、この言葉を家造りに携わる人々すべてに伝えたいと思う。

 ローンばかりを考えて家づくりをしてはならない。貸家という方策もある。返済するつもりで資金をためて、小さくとも「住みごこ地」のいい家を造ってほしい。
それは人にも、家にも、地球にも優しい家になるから。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上記は2009年にアップしたもの。今でもあのチラシを思い出せるから5年前かなあーと、ブログの記事一覧をたどって行ったら、大分昔でびっくりした。

 なぜ今頃というと、先日お取引のある方が、仕事で来社された折購入された建売住宅が「寒くていられない」と話されたからである。「どうにかできないでしょうか」と。

 うかがっていたら、上記の広告で買われた方だった。

 不具合がいろいろあっても、直してくれないとも。

 おそらく気密もとれていなくて、断熱も足りないでしょうから、今になって手を入れても暖かくなるということは不可能ではないかと。

 安くていいのは、お金を払う時まで、一旦ローンを組んでしまったものを、あらたに新しく建てることもできずに、不満と不平と寒さと暑さの中で住み続けねばならないことを、お気の毒だと思う。

 上記の業者は良い物を安く建てたのではない。安くして分譲地が早くに売れることを優先したのであろう。不動産が本業なのだから。

 住む人の幸せを考えたのではない。住む人がローンの支払いが少なければ幸せなのだと考えていたのかもしれない。

 家は幸せの器なのである。家に帰るのが楽しみという家でなければならないのに。

 安くていいものはないと思ってほしい。

 この冬は寒かったから、ネットで当社を見つけて、電話や来社されてのご相談が3件ほどあった。

 みなさんが、新築したばかりなのに寒くて結露ができるということだった。

 これから訴訟を起こしますという方もおられたが、どのような仕様の契約になっているかがわからないので、私たちもコメントを控えることにしている。

 でもお気の毒である。

 依頼先を間違えないように、安さを求めすぎないように・・・・・いい家にたどり着いてほしい。
                                     依田 美恵子
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レスリングの大会

2018年02月27日 | レスリング
土曜日暖かな天気につられて、家事全開。

 ちゅこまかちょこまか、1日中駆けずり回って、夕方万歩計をみたら8000歩だった。

 それでも気になっていた仕事が少し片づいた。

 やっぱり春になってきているわ、身体は正直だわ。

 日曜日、孫息子のレスリングの大会で館林市にでかけていった。高速を使って2時間。今回は1年生は参加できずに、ママと一緒に私たちの車に同乗。

 いつもはにいちゃんペースで物事が進んでいくけれど、今日は別だから、1年生ってこんなに可愛かったんだと思うことしきり。

 ママを独り占めして、遠足気分でおやつを食べてと、リラックスしている。

 そして大会。

 3年生は3回戦で5年生は2回戦で負けた。

 天敵というのか、宿敵というのか、この相手にどうしても勝てない。何回戦目にあたるかだ。

 ママからのまた聞きだが、最初に組んだ時に相手の力量がわかるのだという。

 ここ何回か負けている相手、それは優勝している相手だから、強いのだろうが、完全にトラウマになっている。それが刷り込まれているのかもしれない。

 いつそれを乗り越えられるのか。

 試合の終わった後、監督、コーチ、パパから順番に厳しいお叱りを受けていた。

 ばーばは思うのだ。試合は勝ち負けだけではない、ここで挫折を味わうことが大切なのだと。

 負けて悔しいと思えば、努力すればいい。

 でもねえ、我が家の孫細いんだわ・・・・負ける相手はがっちりタイプだものね。筋力は優れているけれど、腕力で負けちゃうんだなー、と思ったりして。

 食べなきゃあ強くならないよ、と叱咤激励してしまうぱーば。

 ママが「監督があんなに一生懸命やってくれているのに、申し訳なくて」と。ハイハイそうだよね、でも伸び代いっぱいあるからね、だんだんいいかもね。

 監督とコーチには本当に感謝です。

 1年生、試合がないので監督に叱られることもなく、余裕の1日でした。

 次ぎの試合はちょうど1ケ月後。

 今年はおっかけするって夫と決めたのでした。

 レスリングを通して、確実に成長している姿を見るのは楽しみなのです。勝ち負けとは別の次元の。

 苦しい練習を通して、そこで得るものは宝だと思うのです。
                                依田 美恵子
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春がそこまで

2018年02月23日 | 季節のこと
小学生の天神講が2月に入って終わり、この1年間の道祖神のお役目が終わった。20日に通帳に半年分の金利が入るので、その記帳も終わり、会計簿も閉じることができた。

 まあ―私は笛を吹いているだけで、ちーちゃんパパと夫が踊ってくれたけど。

 あとは引継を残すのみ。

 それが終わったら、次ぎはと19夜様の準備を始めた。1年前のお当番から一式お預かりして、1度整理をして物置に仕舞って置いたのを持ち出した。

 19夜様用の自分のファイルを開いたら、前回の人の引継がメモってあった。そこに残金も記してあるのだけど、肝心のお金がそこにない。

 お金はともかく、書きものもあったっけと、1年前の記憶を探ったのだった。

 この頃頻繁に回ってくるお当番、休会しますという体のいい退会者が増えて、5年に1度回ってくるようになった。それも2年ずつやってである。

 私たちの時代に止めてしまうわけにはいかない、その使命感。いったん止めれば復活はあり得ないだろうから。

 だから簡素化を図った。会費を集めるのを止めて、当番だけでお念仏を上げることにしたのが、今から3年前。

 だから申し送りの書き物がなかったのだ。

 お道具類の箱を全部出したら、しっかりお金が入っていた。やれやれ、捨ててしまっていなくてよかったわ。

 一つひとつ目の前のことを片付けていくだけ。

 縫い物を趣味にしている姪が帰ってきて、仕舞ってあった古い着物を探し出してきた。

 昭和53年の新聞が一緒に入っていたという。ということは、私の生まれた家の土蔵を解体した時、土蔵から出した物である。

 私の祖父の着物だ。明治から大正の頃のに違いない。袴や羽織に着物が何枚もあった。羽織の裏が粋である。男物は地味だから、つるし雛に使うような物はないが、細い縞の単衣の着物を貰い受けた。

 これだったらテズクナができそうに思えたから。

 これを縫ったのは、私の生まれる前に亡くなった祖母だろう。命のつながりを思いつつ、ほどき始めた。

 鋏を入れる前の最初はやっぱり緊張する。そしてこれを着た祖父と会うことのなかった祖母と心の中で語らう。

 私の作業部屋にまた物が増えた。

 だから・・・・だから…紙類を減らしている。

 寒いけれど、やっぱり寒さが違う、もうすぐ本当の春がきそうになってきた。

 インフルエンザにここまで無傷できた、ちーちゃんのクラスだったが、ここにきて一人でたという。卒業までもうちょっとがんばれ!!がんばれ!!

                                    依田 美恵子
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1000冊の読書 2018.2

2018年02月22日 | 読書
昨日アップした是本健介さんのチーズのお店の名前、「ボスケソ」です。何かの造語でしょうね。一度聞いたら忘れられない・・・ではなく一度聞いても覚えられません(笑)

 みなさん1度聞いたら忘れられない言葉にしてください!!

 国会中継聴いていても、難しい横文字多過ぎ・・・・昭和の人間なのです(笑)

 我が家でちーちゃんに「昭和だねえ」って言われますもの。この先平成が終わったらまさに昭和は過去形かなあー。

 本日来社したお客様に、月末でお忙しいところ、とご挨拶されて、エー月末なのとカレンダーを見てしまいました。確かに1週間後は3月でした。

 なにか急に気ぜわしくなりました。

 こういう時は先に出来るところからやっていきましょう。

 2018年2月に読んだ本です。

 友人たちに1000冊の本の話をすると、本が寄ってきます。

 姪に貸していた本がダンボールに2つ返ってきました。整理をしていたら、なんか読んでない本が混じっています。それでも忘れてしまったのかと、ページを開いても初めて読む本です。

 そんな訳でベット脇の本の山が高くなりました。

 最近話題の「君たちはどう生きるか」の漫画本はお借りしたものです。でもこれは自分で保存しておきたい本だと思います。

 69 AX (アックス) 伊坂幸太郎   角川書店

 70 ツバキ文具店    小川糸     幻冬舎

 71 異類婚姻譚     本谷有希子   講談社

 72 渡の足跡      梨木香歩    新潮社

 73 ワカコ酒      新久千映    徳間書店

 74 ふたりの距離の概算  米澤穂信   角川文庫

 75 ジュージュー     よしもとばなな   文藝春秋

 76 スゥイート・ヒアアフター よしもとばなな 幻冬舎文庫

 77 キケン       有川浩     新潮社版

 78 老いと収納     群ようこ    角川文庫

 79 あきない世傳 金と銀五 高田郁   角川春樹事務所

 80 漫画 君たちはどう生きるか
             原作 吉野原三郎  漫画 羽賀翔一 マガジンハウス

 81 八月の六日間    北村薫     角川書店

 82 暮しの手帳

  一番手こずったのは「渡の足跡」です。1週間かかりました。ばっちり入眠剤です。途中投げ出さなかったのは、鳥だけではなく、その中に第2次世界大戦中のアメリカにいた日本からの移民のことが書かれていたからです。

 今までテレビや本から得ていた知識なんて、ほんのちょっとであって、当事者から梨木さんが聞き取った話が、この鳥の本の中にちりばめられていたのです。

 その場面に来ると、目がぱっちりとなります。おかげで投げ出しもせず、今まで鳥とひとくくり程度の知識に、少しは教養が加わったかもしれません。

 それ以来鳥を見れば、じっと目を据えるようになりました。

 それ以外の本は本当にサクサクと読めるものばかりでした。

 ちょぅど「つるし雛」の縫い物が手元になく、読書に集中できたからかもしれません。来月はどうかなー、チクチクと針仕事をしているかもしれません。


                                             依田 美恵子
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一つひとつこなす日々

2018年02月21日 | 季節のこと
目の前のことを一つひとつこなしていく毎日。仕事は別にして。

 一族の新年会が温泉で開催されて夫と共に出席。お迎えのバスの都合で10時に到着、宴会までが長いわー、と近くにあるチーズ屋さんまで、散歩というか時間つぶしというか、腹ごなしがてらに行くことにしました。

 このチーズ屋さん、エンジニアを脱サラされて開業した是本健介さんの有名なお店。以前そのチーズをいただいて、とっても気になっていたのだけど、わざわざ来るにはちょっと距離があるのです。

 夫が行ったら定休日だったりと、しばらくお預け状態だったのです。

 何人かが一緒に行きたいということで出かけたのだったが、直線距離は短いが、歩くとなると500メートル以上の下り坂です。

 工場を兼ねたお店の販売スペースは、全員が一緒に入れないかわいらしさで、ほとんどをネットで売っているらしいがうなずけます。

 最初に入店した私は、外で待つ人のために、早々とフレッシュと熟成の2種をゲット、その時壁に「吉澤渚さんのチョークアート」が飾ってあるのは見逃しませんでした。

 すばらしい!!  構成もいいし、チョークの色合いというか、チョークでしか出せない味があって、こんなお店にぴったりでした。

 またみんなでテクテクと歩いて帰ります。それでも風がないからなんとか。

 それから入浴。小さいけれど気持ちいい温泉で湯温も高めでうれしい。温まったところで露店風呂で冷たい風にほほをさらしながら、またまたじっくりと温泉を堪能したのでした。少し早いからほぼ貸切状態。

 洗い場の鏡の曇りをはらったら、鱗がなかった、う~ん、合格。

 始まった宴会・・・・出てくる料理の数が半端ではない。「なんか他所の倍位出てくるみたいね」と。最後までたどり着かないのに、最後の白飯が「立科産」ですって言われて・・・・これは食べて見なければと一同がんばったのでした。

 食べきれない方は、おにぎりにしてどうぞ、なんてラップまで持ってきてくださった。ごはん持ち帰るなんて初めてだー、と皆で言いつつ、確かにおいしいお米だとなったのでした。

 来年が我が家のお当番、ハイ即この場所に決定して仮予約を済ませたのでした。もちろんお迎えの時間早すぎないように指定しましたよ。

 料理も良かったけれど、私的にはお風呂の鏡かな。そこがきれいと言うことは・・・・・浴室よく清掃されていました。

 春日温泉の「ゆざわ荘」でした。

 しばらくの間、このチーズでいろいろと楽しんでいます。

                                             依田 美恵子
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長野オリンピックから20年・・・あの時の堀井学さんは今どうしておられますか

2018年02月20日 | 日々のこと
以下は私が10年前にアップしたものです。

 長野オリンピックから10年ということで、今日はその特集でなかなか賑やかである。思い起こせば、日本中がだんだんに景気の失速を迎えていた中で、オリンピック景気で湧いていた長野は、翌年その頂点からどん底に落ちた。

 それはそれとしても、あの感動はやはり地元の人間としては忘れられない事実だ。「オリンピック見に行きませんか」という夢のようなお誘いをいただいて、冗談にも「お休みの日なら」なんて超ぜいたくな注文をつけたのに、本当に入場券が届いた時はびっくり。

 エムウェーブで清水宏保選手の活躍と堀井学選手の涙・・・・ではなくて、あの悲しそうな背中を見ましたよ。坊主頭の堀井選手の不運というのか、4年に1度というスパンに絶好調が合わせられなかったあの姿が今でもまぶたに焼き付いています。

 地元でオリンピックなんていっても、テレビで観戦が一番と思っていたのに、実物を見ると感激の度合いがぜんぜん違うことを発見。
少々ノリ易い私は、寒さ対策に会場で販売していた、「ホットワイン」の缶1本で、踊りはするは、笛を吹くは、ウェーブするわと、かなりノリノリでした。

 競技の合間合間にあのオリンピックソングが流れてみんな踊っているのですよ。
夫にねだって買ってもらった紫色の笛は、今も宝物です。・・・・孫にだって・・・・。

 あの感動と共にもっと得たものがありました。何事にも参加するという姿勢。
いつも冷めた感じで物事を見ていた部分があったのですが、それ以来「のっかるー」、という意識で人生を幅広く生きていこうと変えたのでした。・・・・簡単に言えば・・・少し柔らかく生きる・・・ということなのかもしれません。

 少しは変わったでしょうかねぇ。

 それにしてもあの「ホットワイン」実においしかったのに、どこを探してもありません。長野オリンピック用だったのかしら。自分でつくっても、あの味になりません。オリンピックというスパイスが無いせいかしら。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 古いものを持ち出して失礼しました。

 長野オリンピックから20年、今でも私の脳裏に浮かぶのは、あの堀井学さんの背中です。両ひざに手をついてクールダウンをしていました。きっと涙しているのだろう・・・・ふうに見えました。

 最近、平昌オリンピック前になってテレビや新聞で、清水宏保さんが取り上げられるのを見て、堀井さんのことが気になりました。

 今どうなされているのでしょう。

 オリンピツクでメダルを取れたか、いや金メダルが取れたかで、その後の人生は違っているでしょう。

 4年に1度に合わせること、というかそのタイミングにあっている人、いやいやなんと大変なことですね。

 連日素晴らしい感動を貰いながら、ここに合わせられなかった多くの人をも思ってしまうのでした。

 今回カーリングをじっくり見させてもらって、こんな競技だったんだと初めて知りました。

 20年前カーリングの会場は軽井沢だったので、その前後から、軽井沢ではカーリングをやっている方はけっこういました。

 競技内容についての理解度は、多くの方は私とそうは違がわなかったと思います。

 今回男子はSC軽井沢です。がんばれ!!がんばれ!!
                                     依田 美恵子
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竹林を手入れする

2018年02月19日 | 家事のこと
土曜日、羽生選手の金メダル間違いなしの滑りを見た後、夫と竹林に出かけていきました。ここ3日ばかり夫は竹林に通って大汗をかいたと言っていました。

 竹は11月から2月の間に、1メートルの高さで伐ると枯れるという、ずいぶん前に「現代農業」が出元の知識を実践するためでした。

 私がその知識を仕入れた頃、私は我が家に竹林があることを知りませんでした。だからもっぱらその知識を人様に伝授していたのでした。

 ある時、知人から「お宅の山の筍いただいています」という意味不明なご挨拶を貰いました。

 そのことを父に話しましたら、竹林があると言います。私の知っている我が家の竹は、笹竹というか、農作物の畝に使うような細い竹がある山の畑でした。

 そしたら、その奥の方に本物の竹林があるのだそうです。

 昨年夫と公図片手に竹林に行って見ました。そこで見たのは荒れ果てた竹林でした。

 竹って増えるのですね。だからその山の裾野にはずっと竹が生い茂っています。だから我が家の竹林に続いて何人もの方の竹林が続いていたのです。

 その時、1度手入れをしようということで11月から2月を待っていたのでした。

 言いだしっぺは私ですので、夫にすべてを振るのも気の毒です。そんな訳で出かけていきました。

 隣の畑ではプルーンの剪定をしていました。

 小さな鋸で1メートルばかりの高さに伐っていきます。ところが、雪で倒れた物や立ち枯れている物が入り乱れていて簡単には行きません。

 伐った竹を夫が真ん中に積み上げていましたので、その下になったところは手が付けられません。

 最初に界を教えてもらったのですが、うちの方に倒れたり覆いかぶさったりしている竹を伐らないことには、先に進めませんから、もう界うんぬんなんてかまっているどころではありません。

 隣の竹林も我が家以上の荒れ状態ですから、もうよしとしましょう。

 数十本伐ったところで、鋸の切れが悪くなったのか、腕に力がなくなったのか、ギブアップです。

 それではと枯れている竹を寄せて、来る筍の時期に入りやすいようにしました。

 伐った竹を置く場所が必要なので、今年だけでは無理です。伐った竹の葉が枯れ落ちたら、それの始末をすることにして、慣れない仕事を止めにしたのでした。

 時計を見たら4時半ですが、立春を過ぎ日が延びました。

 翌日曜日は松本で会議があって、出かけた私です。

 竹林に行った夫に、隣の畑で剪定をしていた方が「奥さん伸びちゃったかい」と聞いたとか。いえいえ私翌日に筋肉痛が出てくるほど若くはありません(笑)

 夫はその後ひとりで出かけて、とりあえず終わったと言います。お疲れ様でした。

 笛吹けど踊らず・・・・ではないいい夫です(笑)

 私の心はもう筍です。

 この春の宿題がもうひとつです・・・・ウルシの木を枯らすです。こればっかりは笛を吹いても踊れないようです(笑)

                                   依田 美恵子
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小学校を卒業します

2018年02月16日 | 家族
 ちーちゃんの小学生最後の参観日がありました。茶話会と称して、グループごとに別れたテーブルに親も座わります。

 中学生になっての夢とか希望とか目標を漢字1文字で現し、さらにそれを墨絵でも表現したものを、作文と共に、一人ひとりが発表したのでした。

 「友」「楽」「努」「力」「進」「蹴」「新」等々

 中学生になると勉強が難しくなることを念頭においた言葉が多く、勉強と部活のこの両方を頑張りたい、友人をたくさん作りたい、楽しい中学生生活でありたいがメインです。

 「進」と書いた子は「何事も進んで」と積極的でした。

 言葉は様々でしたが、みんな中学生生活に大きな夢と希望をいだいているのがよくわかります。

 全校生徒の前でも同じ発表をするのだと、字と絵を貼った紙は回収されましたが、グループごとの親からの言葉の時、せっかくの目標だから、机の前に貼ろうねと提案。目標や夢は紙に書かないと、目先のことに流されつい後回しにされがちですもの。

 隣の席のおかあさんが、「皆さん証人になってください」って、見せてくれたのは、お友達がお母さんに当てたメッセージでした。「これからお手伝いをします」と書いてありました。

 そうです、さっそくお友達のお手伝い程度をチェックしたばーばです。ここで話は俄然盛り上がりました。

 ちーちゃんも頑張ってね・・・・この日帰宅してから餃子をいっぱい包んでくれましたよ。

 小さな小学校で1クラスだけ、みんな仲良くここまでやってきたと思います。転校生だったちーちゃんをみんな仲良くしてくれました。
 卒業式まであと23日なのだそうだ。

 1クラスしかないけれど、中学校は4つになるという。ここでお別れしてしまう子もいるんだね。

 学校へ行くことが楽しい・・・・私はそれだけでもありがたいことでした、お友達にも先生にも本当に感謝です。

 作文を冊子にしたものと、家庭科で作ったプレゼントもありました。何にしようかと考えたでしょう「テッシュのケース」本当にちーちゃんひとりで作ったの、と言う位上出来でした。

 ちーちゃんパパ最後の参観日だけは自分で行きたいと言っていたのに、会社でインフルエンザが流行り、当人ではなくとも家族がかかるとダメなんだわね、人員が半分以下になったとのことで、出席できず残念でした。

 卒業式は土曜日だから大丈夫だね。

 どう言う訳か、体育のある日はジャージの上下で登校するのが普通の毎日でした。ここまでくるとつるつるてんです。先日初めて、膝を擦ってきました。1円玉大の穴が二つです。今更買ってもと思い、継ぎをしました。

 同じ生地はありませんので、色目も違います。

 替えもありますから、うまく回せば10回も着用しないだろうと。でも嫌がることなく着ていきます。こんな姿を見ると成長したなと思います。

 背丈だけは、夫や私に追いつきそうです。もうその位で止まってです。

 卒業・・・・やっぱりひとつの節目ですね。

                             依田 美恵子
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跡取りって大変だねえ

2018年02月15日 | 家事のこと
お宅の木がうちの畑に倒れたので、焚物に頂きました、とご挨拶されたのは、昨年の初冬のこと。

 すみません、ご迷惑をおかけしてと申し上げたけど、我が家の土地のはっきりとした所在がわからない。

 だいたいあの当たりと聞いてはいたけれど、界なんて知らないわ。

 父が亡くなって、あらゆることがど~んと私たちの肩にかかつてきた。というより長年父が背負ってきてくれてきたという現実を知るのだった。

 2足の草鞋は履かなくてもいい、という父の言葉に夫と私は甘えていたのかもしれない。

 公図片手に行って見たら、原野とは名ばかりのまさしく土手だった。その土手にニセアカシアの大木が何本も立っていた。

 夫の手に負える大きさと量ではなく、会長に頼んだ。

 会長が手配してくれて、伐採の重機を持った方が来てくれた。交通整理係を務めた夫であったが、伐採した木の片付けもあり、このところのなまくらした身体にはキツカッタようであった。

 材木はストーブの薪として、貰い手があって、たちまちのうちに処分ができた。伐採するためにお借りした隣接地の木も、お礼代わりにみんな伐って、すっかりきれいになった。

 それでも3日間かかった。

 土地をお借りに伺ったら、ご主人を亡くされていた奥様は、どこにそれがあるかも知らないとおっしゃられた。みんな同じだねえ。

 田畑だけでも持て余しているのに、よく分からない土地がある。夫と公図片手に確認に行くがよく分からない。

11月から2月の間に1メートルの高さで竹を伐ると枯れるというわけで、竹林の手入れも期限ぎりぎりである。夫一人ではかわいそうだから一緒に行こうと思っていても、この寒さで行く時がない。

 珍しく暖かい今日、夫は竹林に行ってきたと言う。

 あること自体も昨年まで認識していなかった。昨年初めて我が家の竹を収穫してみた。しかし竹林の中心はすごい状態でまるで死んでいる状態だった。

 竹は枯れ、植物は何も生えていなかったのである。

 時間があったら、この枯れた竹を片付けてと言っていたけれど、今の今までその機会もなくきていた。春草木が生い茂る前に少しでも片付けたいものである。

 会長が白つつじをいっぱい植えてくれて、亡き娘の名前を付けた「香織の公園」の隅には、うるしの木が存在している。父もすぐかぶれたから、手が付かないままに大きくなってきていてこれも課題なのである。

 なんとか枯らしたいと研究している夫である。

 「もうこれ以上、私たちの知らない土地はないでしょうね」と私。

 いえいえあるんです、山林が。

 怖くて見に行けないのです、松くい虫にやられてるのかと思って。もっとも場所が分かりません(笑)

 こちらは父が息子に界を教えてくれたから。

 台風で山道が荒れ、軽トラしか入らなくなり、父の他に一人しか乗れなくて、ハイハイ1代おろぬきで息子にしましたもの。

 今度息子と行って見ることにしましょう・・・・跡取りっていろいろあるんですよ!!、
                                     依田 美恵子
    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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天神講が終わりました

2018年02月10日 | 季節のこと
金曜日ちーちゃんは小学生最後のスキー教室でした。学校から歩いていける場所にスキー場があるしあわせ。みんなスキーが普通に滑れます。

 転校してきたちーちゃん、最初の出足が遅れていたけれど、すっかり上手になりました。なんたって裏山がスキー場なんだから、行こうと思えば何時でもいけます。

 このスキー場、高速道路横づけです。


 土曜日天神講でした。地区の道祖神の担当区域の小学生とこの春1年生になる子供たちが対象です。「てんじん・てんまん」は低学年、「天神天満」は高学年が墨で3枚から4枚書きます。

 傍で見ていると・・・・子供たちの性格が書く姿にも字体にも表れて興味深いですね。

 それが終われば、昔からのお約束事の「炊き込みご飯」です。どの時点からそうなったかわかりませんが、5、6年生の保護者が炊いて持ち寄ります。

 半分はお持ち帰りになるかなと思いましたら、子供たちの食欲というか、つられて食べるというかで、びっくりするほどでした。

 子供って面白いわ。

 こうして道祖神のお役目も、今日の天神講で終わりました。

 
 物入れを整理し始めていたら、未完成のアルバムがでてきました。ちーちやんが1年生の時のようです。この後ちーちゃんママが体調をくずして、夫もアルバムを完成させる気力がうせたのかもしれません。

 夫は孫4人のアルバムを丁寧に作ってきました。1人に付何冊もが並んでいます。

 娘がいなくなって、私は有限を感じました。それ以来、写真も熱心に撮ることを止めました。というより焼いてアルバムにすることを止めました。

 自分の昔のアルバムに至っては、アルバムを解体して10分の1にしました。

 自分の写真、今撮られてもうれしくないものね。時たま会合や同級会の写真が送られてくる度に苦笑してしまいますものね。

 その1年生のちーちゃんを見て、ちーちゃんが成長したのが実感できたのでした。

 本当に大きくなったわ・・・・身体だけでなく気持ちがもう本当にお姉ちゃんになって。

 本当に手がかからなくなってきて。

 もうすぐ中学生。制服も間に合って。

 小学校に通うのも、もう20日ばかり、いい思い出がいっぱいできたことでしょう。

 お読みいただきありがとうございました。

                      依田 美恵子
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