春分の日って天文学が決めるのね。

2008年03月19日 | 日々のこと
 春分の日、あれ今年はいっもと違うと思われませんでしたか。お彼岸の入りも17日だったでしょう。

 私も初めて気にしてみました。
昼と夜の長さがほぼ同じ長さになる日が年2回あります。それが春分の日と秋分の日です。太陽が真東から真西に動くのですが、実際は昼のほうが夜よりも長いのだそうです。これは太陽に大きさがあるので、一部でも出れば日の出、全部沈んだ時が日没なので、この太陽の差が誤差のようですよ。そんな細かいとこまで気にしていられませんが、それにしてもその小さな日々の積み重ねで、日が伸びたなあーと感じますね。

 この春分の日と秋分の日、「天文学」に基づいてその日が決められているんですって。基本的には、前年の2月に発行される官報に掲載されることになっているそうですよ。

 これ閏年のせい・・・・なんて簡単に考える問題じゃあないんだ。・・・少し天文学研究してみなくちゃぁ・・・・だんだん自信がなくなっちゃつて・・・・。

                         依田 美恵子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

景観10年・景色100年・風土1000年重みのある言葉でした。

2008年03月19日 | 読書
 不動産コンサルティングの研修会は県の出前講座だった。「地域の景観づくり」と「まちづくりの支援制度」を勉強させてもらった。

 長野県景観条例が作られたのは平成4年だった。届出・指導を基本とする緩やかな規制誘導だったが、やはり指導の限界もあったのだろう、平成17年に景観法となっている。

 そのことにより、地域の個性が反映できるようになったり、変更命令等強制力が発揮できるようになった。

 さらに景観行政団体とか景観計画策定団体とか・・・・・いろいろあるのが解った。おまけに県独自制度もあったり、景観育成重点地域もあったりで・・・・たしかに大変だが・・・・講師をつとめてくれた県職員の「景観10年・景色100年・風土1000年」の言葉は重みがあったわねー。

 4年間、県の景観サポーターを務めたことがあったけど、年に1度、電信柱などの公共物に張られたポスター剥ぎに動員されたぐらいの不勉強ぶりだったけど、これもその事業の中の啓蒙活動の一端だったのかと納得、納得。

 環境も景観もみんなの共有物だから仕方ないけれど、実際にそれをクリアーしていくのは実に大変ですねえ。

 続いてまちづくりのお勉強をしたのですが、最後にお礼の言葉を申し上げる際に「ここ何年かやってきた国の方針がことごとく間違っていたために、郊外に商業施設が出来、いらない道路をつくり結果、今日の中心市街地の空洞化を起こした」旨の厳しい言葉があった。・・・・まったくその通りとこれまた納得してしまった。
 思えば「大店法」の規制がとれた当りが大きな分かれ道だったわねぇ。

 今回の中身はその中心市街地の空洞化を何とかしたいという意向かなと思える、まちづくり交付金についてだった。都市再生整備計画に位置付けられた事業の実施に必要な事業費の約40%を上限として交付金が交付されるとのこと。ただのお金を使うには・・・・そりや面倒だけど・・・・、興味のある方は是非どうぞ。

 ついでに聞きましたよ、佐久平駅の新築マンションの解体に至るいきさつについて。当然ですが・・・・答えてはいただけませんでした。
これは誰が告発したのかが一番の疑問。内部だったら・・・なるほどだけど。これが外部だったなら・・・・言わなきゃ売っていたということでしょう。やっぱり知りたいわねぇ。

                         依田 美恵子
>

>
> 【 中島木材のホームページは
> target="_blank">こちら

>

>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

信州山事情・・・・その3

2008年03月19日 | 信州の木材
 「原木安定供給システム研究会」の後半はパネリストによる討論となっていたが、信州の林業・素材生産業のゆくえについて、パネリストたちから、現状を聞くという形だった。

 素材生産をしている方の共通の問題点は事業量の安定確保だ。これは民有林においては、山の境界もはっきりしていないものがあり、手がつけられない問題も含めて、一所有者ごとの面積も小さい。それらを集めて団地的間伐を目指して事業とすることは、かなり大変らしい。一番は所有者に利益が還元できないということもある。

 現時点では、やはり個人よりも、区有林のような共有林から事業を進めているのが現状のように受け取れた。それゆえに森林税が必要ということなのだろうが。

 次には人材の確保だ。長い間日の当たらない産業だったので、高齢化は通り越して絶対量がいない。機械化も進んではきているが。二酸化炭素の予算で国有林の仕事も出ているので、つまるところ人材不足だ。

 次が価格の安定だ。パネリストの話の中で「価格の決定権を持ちたい」という言葉が印象的だった。
 流通の変化がここで起きたということにほかならない。かっては山の木を買って素材生産して売る方式から、最近は所有者から委託をうけて販売するようになった。所有者に還元するためには、販売先も多様にしていく方向にするという。
地元生産したものは地元で売りたいが、所有者に還元するためには、県外の合板工場に出荷するという意が伝わってきた。

 最後に、一般参加者が「民有林の間伐を頼みたいのに、国有林の仕事で手一杯でできないと言われたが、どういうことか」と質問された。・・・・良く見てますね・・・、と関心した。

 実はこれが悩みの発端だつたのです。二酸化炭素削減の予算が出て、5ケ年の国有林の仕事がでました。この4月から始まる新年度で5年目となります。 たぶん今後も継続事業となるでしょう。
 秋口、木材の需要期の頃、近在のほとんどの素材生産をする業者がこの事業で確保されます。委託生産ですから、出材は基本的には入札でということになります。

 この方式になってから、地元の製材工場は材の確保がむずかしくなってしまったのです。
 そこにきて、合板工場の内地材へのシフトですから、いよいよ価格競争の時代に突入でしょう。「価格の決定権」の意味がこれだと思いました。しかし需要と供給のバランスがこれをどこまで許すでしょうか。

 でも長年の低価格で山は補助金でなければ手入れもできませんでしたから、再投資できるような方向になれば本当は幸いなことなのですが。

 どちらにしても、急激な変化です。いろんなミスマッチが重なっています。10年後、あの時どうしていればよかった、なんて思わないためにも、注意深く現状を見ていきたいと思っています。

 帰り道、嘆く私に社長が「見方を変えればいいんだよ」と言ってはくれましたが。うーん、どう変えたって私は微力だわね。

                         依田 美恵子
>

>
> 【 中島木材のホームページは
> target="_blank">こちら

>

>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする