景観10年・景色100年・風土1000年重みのある言葉でした。

2008年03月19日 | 読書
 不動産コンサルティングの研修会は県の出前講座だった。「地域の景観づくり」と「まちづくりの支援制度」を勉強させてもらった。

 長野県景観条例が作られたのは平成4年だった。届出・指導を基本とする緩やかな規制誘導だったが、やはり指導の限界もあったのだろう、平成17年に景観法となっている。

 そのことにより、地域の個性が反映できるようになったり、変更命令等強制力が発揮できるようになった。

 さらに景観行政団体とか景観計画策定団体とか・・・・・いろいろあるのが解った。おまけに県独自制度もあったり、景観育成重点地域もあったりで・・・・たしかに大変だが・・・・講師をつとめてくれた県職員の「景観10年・景色100年・風土1000年」の言葉は重みがあったわねー。

 4年間、県の景観サポーターを務めたことがあったけど、年に1度、電信柱などの公共物に張られたポスター剥ぎに動員されたぐらいの不勉強ぶりだったけど、これもその事業の中の啓蒙活動の一端だったのかと納得、納得。

 環境も景観もみんなの共有物だから仕方ないけれど、実際にそれをクリアーしていくのは実に大変ですねえ。

 続いてまちづくりのお勉強をしたのですが、最後にお礼の言葉を申し上げる際に「ここ何年かやってきた国の方針がことごとく間違っていたために、郊外に商業施設が出来、いらない道路をつくり結果、今日の中心市街地の空洞化を起こした」旨の厳しい言葉があった。・・・・まったくその通りとこれまた納得してしまった。
 思えば「大店法」の規制がとれた当りが大きな分かれ道だったわねぇ。

 今回の中身はその中心市街地の空洞化を何とかしたいという意向かなと思える、まちづくり交付金についてだった。都市再生整備計画に位置付けられた事業の実施に必要な事業費の約40%を上限として交付金が交付されるとのこと。ただのお金を使うには・・・・そりや面倒だけど・・・・、興味のある方は是非どうぞ。

 ついでに聞きましたよ、佐久平駅の新築マンションの解体に至るいきさつについて。当然ですが・・・・答えてはいただけませんでした。
これは誰が告発したのかが一番の疑問。内部だったら・・・なるほどだけど。これが外部だったなら・・・・言わなきゃ売っていたということでしょう。やっぱり知りたいわねぇ。

                         依田 美恵子
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