佐久平駅近くの新築マンション解体へ。

2008年03月11日 | 住まいづくり
 佐久平駅近くの2月に完成したマンションが、不正工事のため解体というショツキングなニュースが入ってきた。鉄筋コンクリート造りの地上11階一部地下1階、延べ5900㎡、3LDKと4LDKで50戸である。

 最近佐久平駅周辺は過剰な程にマンションが建った。この辺りはまだ地価が安いので、最近までマンションには馴染まない地域でもあったが、東京まで1時間ちょっとという利便性や、駅周辺の開発が追い風になりブームが起きた。

 それでも最近は売れない物件もあって、週1回もの折込やポスティングとかなり目立っていて、それがかえって人気がないのか、グレードが悪いのかという印象を与えていた。それに比べて解体物件はそんな動きが見られなかったから、やっぱりこっちのほうが立地とグレードがいいのかなと想像していたら、販売自粛だったらしい。

 梁に排気ダクトなどの貫通口を確保しないで、コンクリートを打設し後から直径10~26cmの穴を貫通した際、内部の鉄筋、直径13mmを切断した。これまでに26ケ所判明。その場所も基礎部分から6階に集中というから、恐ろしい。

 昨年は構造計算うんぬんの年だった。どんなに法律で縛ろうとも、でてくるものなのだと感じいった。

 工事の段階で、誰かが気がつかなかったのだろうか。1人や2人でやっている現場ではないだけに不思議だ。それともこんなこと日常茶飯事なのだろうか。
 一番の疑問・・・・これだれが告発したの。
ここまでくるには、多くの人が見ざる、聞かざる、言わざるだっただろうから。

 良心・・・それが一番必要なのだとおもうのだが・・・何かを優先させた結果なのだろう。

 佐久のマンションブームに水がさされた。
                             依田 美恵子


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