まずは北極熊のために。

2008年03月04日 | 読書
朝一番に迷惑メールを消す。ついでに送られてきた営業FAXに「送らないで」と送り返す。夜間ポストに入れられた、ダイレクトメールに停止の電話をする。

 先日見た映画「アース」は、やはりショツキングだった。今朝のテレビでも、長野のコンビニの二酸化炭素削減の取組を放映していたが、あの煌々とした明かりを見るたびに、心がうずくのは私だけだろうか。

 循環型社会が大きく変わったのは、ここ50~60年の間だろう。この豊かさを謳歌してしまった私たちだ。それでもまだかすかに、自給自足に近い体験をもち、もっと自然が豊かだったかを知っているが、われら子供世代には、その原体験もない。

 今の物質的豊かさを支えてくれていたのが、「発展途上国」の存在だ。
資源のない日本が歩んできた道も、いよいよ厳しい局面を迎えつつある。石油も食料も鋼材も・・・・そう木材だって。
 物をたくさん生産することにより、お互いが生きてきたが、たくさんのムダの上になりたってきていたとも言えるだろう。

 発展途上国と言われている国で見るものは、私たちが生きてきた50年前の世界かもしれない。その彼らは3段飛びで生活を向上させていくだろう。年8%もの勢いで成長していくならば、単純に考えても10年で倍になり、それだけの消費も生まれてくるという理屈になろう。

 海外進出の対象もインド・ベトナム。ミャンマーとだんだんに移行している。安い賃金と市場の両輪を求めてであろうが。

 良く考えてもわからないが、私たちはもっと謙虚に生きるべきだということは、感じる。

 できることはする、とりあえずあの「アース」の北極熊を思い浮かべて。
 
                         依田 美恵子







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