あなたは住みごこちを体験宿泊しないで家を建てますか?

2008年03月06日 | 住まいづくり
完成見学会と「住みごこち追求セミナー」を9日に開催します。折込広告に「あなたは体験宿泊をしないで家をたてますか?」と今回趣向を変えて入れました。

 車には試乗があり、洋服には試着、食べ物には試食や試飲まであるのに、高価な住宅を、試しもしないでいいんでしょうか。

 当社の体感ハウスにお越しになられたお客様の反応で際立つのは、最近よそのハウスメーカーや工務店で建てられた方です。
これから建てられる方は、お勉強されている方は別にして、これからの家はみんなこんなに暖かいんだと思われます。

 最近新築された方は、まず暖房をチェツクなさいます。そして「どうして?、どうなっているのよ、我が家とは違う」ということになります。そして知らなかったことに対して、強く後悔なさるのです。

 地球の温暖化のニュースが流れない日はありません、二酸化炭素の削減のためにも、省エネルギーで快適に暮らせる家を作くらねばなりません。

 平成17年11月に発覚した構造計算書偽装問題を契機に、住宅の買主等を保護するため、新築住宅の売主や請負人に保証金の供託または保険への加入を義務付ける、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律」が平成19年5月に制定されました。

 これは平成21年秋から義務づけられます。「10年間の瑕疵担保責任」です。

 しばらく前に、住宅の完成時に完了検査が義務づけられました。

 これらは住宅のレベルの底上げにはなるのでしょうが、むずかしい問題です。同じグレードの物が作られているならともかく、ローコストまで含めたものの瑕疵を、倒産などにより、補修できなくなった場合には集めた保険で補填するものということなのですが。

 保険金を支払うのは、請負人や売主ですが、突き詰めれば、末端のユーザーの負担になりうるということでしょう。

 これから家をたてられる方には、「住みごこち」を確かめていただくと共に、工務店が依頼するに足るかをしっかりと調べていただきたいです。
そうでないと、法律や保険を次から次へと拡大し、お金で買う安心と安全はコストにはね返ります。けれど本当の安心と安全は人の心ではないでしょうか。ユーザーの厳しい目がない限り悪質な業者は撤退していきません。

                       依田 美恵子


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