長野牧場の唐松が伐採されました。

2008年03月07日 | 信州の木材
長野牧場の景観が一変しました。思わず「あっー」と声を上げること請け合いです。昨年の台風で唐松や白樺の枝が折れて、車を直撃したり、道路に倒れたりしましたから、それを受けての今回のこととなったのでしょう。

 地元の私たちは、強風の時は絶対通らないと決めていましたから。
 
 最初道路の拡張分だけ伐採するのかなーなんて見ていたのですが、瀬戸にむかう通りの片側全部です。
 一部の木は牧場ができた当時に植えられた木でしたから、樹齢100年を超えたものも含まれていました。防風林のために、牧場の周囲には植えられていますが、春の芽吹きから、晩秋の黄金色まで、この唐松にはどんなにか心を癒されてきたことでしょう。

 唐松は落葉松とも言われるのですが、秋の落ち葉には、唐松独特のヤニもあり歓迎されません。それが大木になるとそのボリュウムたるものすごいのです。そして枝は自然に落下しますので、杉や桧と違い枝打ちの必要はありませんが、この木の下を強風時に通るのは危険なのです。

 40年前は人の背丈の3倍程度で風情のあった白樺も、人一人では抱えられない程に成長しました。こんなすばらしい大木なかなか他ではみられませんよ。

 それでも人の手が入ったものは更新が必要のようです。・・・ちょっとセンチになった日でした。
                               依田 美恵子


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