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それでも夜は明ける

2014年03月14日 | こんな映画見ました~(洋画)
『それでも夜は明ける』
---12 YEARS A SLAVE---
2013年( アメリカ)

監督:スティーヴ・マックィーン 
出演:キウェテル・イジョフォー、 マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ 、ポール・ダノ 、 ポール・ジアマッティ、ルピタ・ニョンゴ 、サラ・ポールソン、 ブラッド・ピット

解南北戦争前の19世紀前半に実在した黒人男性ソロモン・ノーサップの自伝を映画化した衝撃の伝記ドラマ。

ニューヨークで普通の市民として自由な生活を送っていた主人公が、ある日突然何者かに誘拐され、南部の農園に売り飛ばされた末に体験する想像を絶する奴隷生活の行方を描く。

 

主演は「キンキーブーツ」「ソルト」のキウェテル・イジョフォー、共演にマイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ、ブラッド・ピット。監督は「SHAME -シェイム-」のスティーヴ・マックィーン。


ニューヨークに暮らす音楽家のソロモン・ノーサップ(キウェテル・イジョフォー)は生まれながらの自由黒人。

妻子とともに、白人を含む多くの友人に囲まれ、幸せな日々を送っていた。

だがある日、2週間の興行に参加した彼は、興行主に騙され拉致された末、奴隷市場に送られてしまう。

自分は自由黒人だとどれだけ必死に訴えようが、無駄な抵抗だと悟るのに時間はいらなかった。

そして名前も人間としての尊厳も奪われ、奴隷として大農園主フォード( ベネディクト・カンバーバッチ )に買われていく。

それでも農場では、その有能さを認められ、温厚なフォードに気に入られるソロモンだったが…。

(allcinemaより)

 

 

 

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今年のアカデミー賞作品賞受賞。公開前から期待していました。

やっぱり見ておかなくちゃ~!と。

 

話の展開は、事実ということですし、いろいろなサイトや予告で分かってました。

予告では目を背けたくなるような惨いシーンを見せられました。
でも、無事助け出された展開であることも分かっていました。それで、不安と期待半々で見に行きました。

黒人奴隷の扱いの悲惨さは、いろいろな映画や本などで見聞きしています。

私が初めて知ったのは幼いころ読んだ児童書「アンクル・トムの小屋」でした。

アメリカに生活するアフリカ系の人々は皆このような生き方をしてたのかと、少し大きくなるまでずっとそう思っていました。

 

この映画では北部の「自由黒人」という人たちの生活も見ることが出来ます。

自由黒人は本当に少数であったのでしょうけど、北部ではそういう存在があった事と北部の人々の考え方もブラッド・ピット扮するバスの言葉で良くわかります。

このバスを演じたブラピ、素敵でした。

こういう役が合いますね~。でも自分で選んだ役だったのかな。

 

ソロモンが助け出されてから後、南北戦争の勝利、リンカーンによる奴隷解放となりました。それが人種差別撤廃の長い歴史の始まりだったわけです。

先日見た映画『大統領の執事の涙』までずーっと続くわけですね・・・。

 

そんな歴史に目を行かせるのも、この映画の大きな効果だったかもしれません。

俳優はそれぞれに好演していました。

事実は小説より奇なり---ということで、劇的な展開にハラハラしながらも、楽しめました。

スティーヴ・マックィーン 監督、作品賞、おめでとうございます。

 

 

    

 

  

 

    

 

    


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