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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

レッズ、アジア大陸の王者としてクラブ・ワールドカップへ

2017-11-26 01:28:52 | 日記
 レッズがチャンピオンズ・リーグで優勝した光景を見て

 「大陸王者になることの素晴らしさ」
 「大陸王者になる事の難しさ」

 の両方を痛感しました。

 レッズはドローでも優勝できましたが、選手の胸中を考えれば勝利してホームのファンと優勝の瞬間を分かち合いたいと思うものです。

 しかし、ラインを浅く保つことは、アルヒラルのパスワークと個人技のリスクを考えた場合、あまり得策とは言えませんし、堀監督はプレスの位置と選手交代について、昨夜から相当知恵を絞ったに違いありません。

 昨年はアントラーズがレアル・マドリードと真正面から打ち合い、一瞬レアルを焦られたものの、その効果は一時的でした。

 しかし、アントラーズがその名を世界に知らしめ、レッズが自力で大陸王者になったことは、明らかに他のJクラブに刺激を与えたことでしょう。

 2008年のアジア王者、2014年国内3冠のガンバは指揮官を誰に指名し、遠藤を残留させるのか否か
 ヴィッセル神戸は果たしてシュナイデルという、オランダ代表の中軸を開幕前に獲得するのか
 アントラーズはかつてのように、現役のブラジル代表をどんどん加入させるのか

 他にもチャンピオンズ・リーグを戦うであろうフロンターレとセレッソの補強はどうなるのかも気になります。

 特に杉本の移籍が濃厚とされるセレッソは、前線の補強がどうなるかで戦力値が大きく変化するはずです。

 一方で青木の古巣、アルディージャが降格の可能性があり、ラファエル・シルバを失ったアルビレックスは来季をJ2で戦います。

 サッカー・ダイジェストによれば、チャンピオンズ・リーグの優勝賞金はあくまで今季の収益となり、クラブ・ライセンスの維持のためには会計が随分複雑になるようです。

 優勝したにもかかわらず、レッズが来季のチャンピオンズ・リーグに出場できないのは残念ですが、2019シーズンを目指した補強を来季お香なうべきでしょうね。
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改めて思う若手への投資について

2017-11-25 00:42:22 | 日記
 いつだったでしょうか、父が僕に紙きれを渡し、

 「お前を育てるための学費、これだけ費やしてきたんだぞ」

 と詰め寄ったことがあります。

 妻もいなければ孫もいない、長男でありながら安月給に甘んじている僕に苛立ちを隠せなかったのでしょう、孫を抱く楽しみはいまだに叶っていないわけですから、僕はやはり不幸を与えている形になります。

 大学進学と予備校、そして仕送りとどの家庭でも学費を捻出することが大変であることは、41歳の今、改めて痛感します。

 一方で金の事を考えていれば

 1・子供を産むことは出来ないし、子育てに感嘆に行き詰ってしまう
 2・サッカーでも育成が結果を生むかはわからない

 言い換えれば皮算用は難しいわけですよね。

 イタリアがアタランタやウディネーゼだけでなく、インテルとミランが優れた育成メソッドを持っていても思うようにいかないのは、イタリア全体が持つ勝ち点3の執着だけではありません。

 モウリーニョは平気でダビデ・サントンを抜擢し、トッティは16歳でローマの1軍に帯同しましたが、これらは例外であり、スペインでよくいう

 「カンテラ上がり」

 が無いのは、新人を使って敗れれば、監督の首に関わり、ファンが黙っていないからです。

 負けしあいを見れば、ファンはチケット代を払う事を惜しむ
 オーナーはチャンピオンズ・リーグやスクデットが遠ざかり、収益が少なくなるとこぼす

 若い選手には当然場数がなく、誰が見ても稚拙と思えるミスを犯すかもしれません。

 しかし、マルディーニやバレージ、バッジョなど1軍に帯同してから磨かれたのであり、誰もが当初は名手ではありません。

 金は優れた医療と教育を受ける権利を与えてくれますが、時に人々を残酷なまでに罵る形にもなるのです。
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女性アスリートの未来像はいかに

2017-11-25 00:27:07 | 日記
 「ALWAYS3丁目の夕日64」を見て感じたことが、女性の結婚にあります。

 日本では結婚という言葉よりも祝言という言葉をかつて用いていました。

 そこには嫁ぐ女性からの「お世話になりました」「幸せになります」という御礼の言葉だけでなく、恩師や親兄弟からの

 「元気でやれよ」
 「良い縁談で良かったね」

 と言う祝いの言葉がはなむけとして贈られたためだと想像してみました。

 なるほど、50年が経過した2010年代の今で、僕のような未婚の親不孝(実際にお前は親不孝だよ!と叱責された過去があるくらいです)は、未婚ではなく祝言という言葉を与える権利を周囲から奪っているからこそ、意味なしと呼ばれているのでしょうか。

 当時の男女交際は紛れもなく命がけで、同時に出産と子育ても同じだったのですね。

 64年の五輪は大松監督率いる女子バレーボールが金メダルを獲得したことでも知られています。

 監督は練習中、まさに「鬼の形相」と恐れられていたと聞きましたが、心中では

 「五輪が終了したら、彼女たちの嫁ぎ先を考えなければいけない」
 「親御さんのためにも良い縁談w見つけよう」

 と考えていたそうです。

 当時は監督やコーチが、女性の「未来」をも考えていたわけですが、ある意味それは競技をそこでやめることを意味しました。

 今は女子サッカーがなでしこリーグとして整備され、野球やソフトボールにもリーグがあります。

 冬季五輪の前にはスピードスケートやカーリングが話題となり、女子のフィギュア選手が引退する際は大きな報道となります。

 仮に今、なでしこリーグの指揮官が女性の進路を手助けすることはあっても、結婚相手を探すことはありません。

 むしろ男女交際をすっぱ抜かれる方を気にしますし、代表選手ともなれば男子同様に海外遠征に出かけ、時差の克服と体調管理をしなくてはなりません。

 時代は移ろうものですが、利便性を追求している今を、30年、50年後の若人たちはどう振り返るでしょうか。
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1964年東京五輪のころ、果たしてサッカーはいかに

2017-11-24 23:12:52 | 日記
 先ほど放送を終えた「AIWAYS 3丁目の夕日」第3弾は、東京五輪が開催された1964年を舞台に描かれました。

 その中で温水洋一さんとマギーさんが

 「どうしてサッカーなんかに当たっちゃったんだ」 
 「だって、これしかチケットが無かったんだ」
 「全然、点が入らないじゃないか」
 「あれ、流行らねえな」

 という会話をしており、これが64年当時の日本人全体のサッカーに対しての考え方だったのでしょうね。

 当時の主流と言えば大相撲とプロ野球、そして6大学野球だったでしょうから、点が良く入る、外来語がなく、行事、土俵、横綱など、日本の伝統が垣間見える競技が人気だったことはよくわかります。

 ただ、このときの8強が布石となり

 1・68年五輪の銅メダル
 2・イビチャ・オシムは64年の来日で日本と縁ができる
 3・デトマール・クラマーとの出会い
 4・全国リーグの展開

 など、その後の日本サッカーと縁深い出来事がどんどん拡大してゆきます。

 この映画はいずれも最後に夕日、そして東京タワーが鮮やかに描かれ、

 「この夕日をお前たちが見ることができればよいな」

 と茶川が生まれたばかりの赤ん坊を抱きながらつぶやくその姿は、自分の娘に語りかけたのではなく、一人の日本人として、未来ある子供たち皆に語りかけた言葉だと、改めて痛感しました。

 日本サッカーが育成だけでなく、アジア各国でクリニックを行うようになりましたが、彼らにもこの映画同様に美しい夕日と共に、夕食の語らいができる環境が生まれると良いですね。
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コパ・リベルタドーレス、まずはグレミオが先手を打つ

2017-11-24 20:13:19 | 日記
 コパ・リベルタドーレスの決勝は、ブラジルのグレミオとアルゼンチンのラヌスとの間で行われています。

 「フットボール・ウエブマガジン」では、先に1-0で勝利したグレミオのラジオ実況の映像を公開していますが、彼らの興奮振りをみれば、南米王者に輝くことの誇りが垣間見えます。

 グレミオは過去、1983年と1995年に南米王者としてトヨタカップに出場し、キャプテン翼の37巻にも登場するなど、ポピュラーなクラブです。

 そんな彼らでも、間隔を空けることなく南米王者に輝くことは難しいわけですから、ファンが興奮するのも無理はありません。

 コリンチャンスがチェルシーを破り、横浜の地で世界王者となった2012年、実はコリンチャンスは初の世界王者だけでなく、その年、初めてコパ・リベルタドーレスを制覇したのです。

 それくらい、大陸王者に輝くのは困難、というわけですね。

 ブラジルならばフラメンゴ、サンパウロ、クルゼイロ
 アルゼンチンならばアルヘンティノス、ベレス
 パラグアイならセロ・ポルテーニョ、オリンピア
 
 他にもチリのコロコロ、ペルーのスポルティング・クリスタル、ウルグアイのモンデビデオにペニャロルなど、コパで躍進を遂げたいものの、なかなかうまくいかないクラブがあります。

 チャンピオンズ・リーグでは既に

 「東欧のクラブが優勝するのは夢物語」

 とされていますし、南米でもボリビアやヴェネズエラ勢が上位進出するのは難しいでしょう。

 しかし、逆に言え群雄割拠、どこのクラブにも優勝の可能性がある形になります。

 クラブ・ワールドカップ、明日はいよいよレッズが出場をかけて戦うわけですが、テレビはどの程度の扱いをするでしょうか。

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