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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

往時を知り、現在も知る事の意義深さ

2017-11-28 00:55:36 | 日記
 ナイキがエアージョーダンの多くを復刻していますが、そのオリジナルを履いたジョーダンの映像を誌面やダイジェスト、VHSで確認できたことは凄く意義があると思えます。

 コンバースならラリー・ジョンソンとランスラム
 フィラならグラント・ヒルとグラント・ヒル
 リーボックならばショーン・ケンプとレインマン

 というように、1990年代の名作バッシュの復刻は、当時専門誌だけでなく、ファイン・ボーイズヤメンズノンノでも特集されましたし、40代のバスケ好きは当時を思い返す材料になります。

 サッカーも同じで、例えばバッジョが疾走する足元に、イエローラインのディアドラ「マッチ・ウイナー」が、当時のワールド・サッカーダイジェストで確認できます。

 1990年代はロットがすごく影響力を持っており、極上のカンガルーレザーを用いたイタリアメイドの素晴らしさは、写真からでも凄く伝わってきます。

 ブライアン・ラウドルップはパトリック
 フリスト・ストイチコフはクロノス
 デニス・ベルカンプがリーボック

 というように、当時を振り返るとスパイクも銘柄も人気商品が見えてきます。

 当時を知っていて今を知る
 ただ今だけを知る

 この2点には大きな隔たりがあり、だからこそ僕たちも賀川浩氏に代表される著作を、もっと読まねばならないと自己反省の日々です。

 後20年も経てば、ロナウドが愛用するマーキュリアル、メッシが履くメッシも復刻の対象となり、その時代の若者に新鮮な印象を与えるのでしょう。

 そこに今の彼らが持つ素晴らしさを説く義務が僕たちにはある、そんな気がします。
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改めて思うオーソリティという存在

2017-11-28 00:44:35 | 日記
 池波正太郎先生の手掛けた「男の作法」が、今でも新潮文庫から刊行され続けています。

 また同社からは山口瞳の「礼儀作法入門」も2冊刊行され、身だしなみ、食の作法に至るまで、多くの事柄を学ぶことができます。

 僕がごくごく基礎的な事柄を除いてコンピュータに疎い理由の一つに、贔屓の作家がコンピューターとの付き合いに言及していないという点もあります。

 天ぷら屋や寿司屋での振る舞い
 背広やネクタイの購入方法
 電話応対や人を待たせない事

 そう、これれは過去も現在も未来も重要な出来事ですが、かつては携帯電話やパソコンという代物はなく、従って今に至るまで段階的なマナーを説く人物がいない気がします。

 僕は両氏がオーソリティだから学ぶ意欲があったのではなく

 「ああ、この点は今出来ているなあ」
 「そうか、このような考えが大事なのだな」

 と言葉に頷く点が大きいためです。

 サッカーも子供たちや関心を抱き始めたファンは、まず日本代表や各国代表の技術と言動を確認します。

 今ならば頂点に立つのはメッシとロナウドですが、僕の時はカズとバッジョでしたが、変わらないのは

 選手インタビューで感じていることを学ぶ
 技術や体力はもちろん大事だが、人間として振る舞うことの大切さ

 という2点に尽きると思います。

 雑誌と書籍の時代からテレビの時代へ
 テレビの時代からパソコンの時代へ
 パソコンの時代からスマートフォンの時代へ
 
 時代を象徴する機械は常に変化してゆきますが、オーソリティという趣旨を説く存在はいつの時代にも必要ではないでしょうか。

 もしオーソリティが

 「スマートフォンを歩きながら使わないで」
 「タバコの吸い殻を道に捨てるな」

 と叫べば、状況はもっとよくなる、のかもしれません。
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