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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて思う、ポグバにかかった契約違約金

2016-09-23 20:46:22 | 日記
 新潮文庫からヘミングウエイの作品「移動祝祭日」が刊行されています。

 僕は以前所有していたものを売却し、今日、中古で改めて買い求めたのですが、考えたことはユナイテッドとポール・ポグバの関係でした。

 ユヴェントスは売却で得た資金で

 「ゴンザロ・イグアインの獲得」
 「イグアインの契約違約金をすべて支払うクラブなど無いと考えていたナポリの誤算」
 「ユナイテッドの商売感覚」

 が明るみになったことは記憶に新しいですね。

 僕の支払った金額は定価の半額360円で妥当なものです。

 僕個人の責任ですから何とでもなりますし、新品で買っても1000円札一枚でおつりが来ます。

 しかしユヴェントスとユナイテッドの場合

 「ユヴェントスの丸儲け」
 「移籍金0円で放出した選手に150億ともいえるコストをかける」

 ことは、やはり考えられません。

 当然、ユーヴェとライオラの駆け引きもありましたし、僕がポグバならこのマネーゲームに対して正気ではいられないでしょう。

 通常のクラブなら150億円の資金があれば、分散して使うと思いますが、ユナイテッドはなりふり構わず、費やした形になるわけです。

 ムヒタリアンを慣らし運転の形で使っているといわれるモウリーニョ。

 メディアはすでに、昨年のチェルシー時代からの勝率低下を指摘しており、彼からしてもポグバの活躍は政権維持の原動力になると感じているはずです。
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ジョーダンが世界に発信したメッセージ

2016-09-23 01:01:35 | 日記
 ジョーダンが1997年にシカゴと結んだ契約では、年間報酬が確か33億円だったと記憶しています。

 僕らから見れば莫大な金額です。

 でも、シカゴのファンは違いました。

 「ジョーダンの給料は安すぎる」
 「こんなことだからブルズの経営陣はバカなんだ」

 と不満をいうほど、ジョーダンの市場価値を無視した報酬に激怒していました。

 ロナウドが2年前でしたか、「僕は悲しい」とつぶやいたことが波紋を呼びました。

 この悲しいという言葉が

 「レアルが契約と報酬を渋っているから」
 「同僚が自分の力量とかけ離れていると感じているのか」

 と様々な憶測を呼びましたよね。

 でも、もし彼の報酬が本当に不当ならば、レアルのファンから自然に彼の報酬を見直せ!と声が上がると思います。

 メッシに限らず、選手たちは

 「このクラブで幸せな時間を過ごしている」

 と語ります。

 でもジョーダンのように、チーム、クラブの枠組みを超えて自分の試合を観戦してくれたファン、手紙や自分のグッズを買ってくれたファン、皆に向けてのあいさつは無いように思います。

 僕はジョーダンと同格の選手はペレ、モハメド・アリ、アイルトン・セナの3選手だけだと勝手に解釈していますが、みなさんはどうでしょうか。
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僕が思う、世界で最も偉大なアスリート

2016-09-23 00:54:46 | 日記
 よく世界最高の選手はメッシなのか、ロナウドなのかという議論が起こります。

 「メッシが最高の選手。ロナウドは彼を追う2番手集団の中で最高の選手」

 という意見もありますし、他にも

 「シャビとイニエスタはバロンドールに値する」
 「2013年はリベリ、2014年はノイアーにバロンドールを渡すべきだった」

 という声もあります。

 僕の意見はこれらとは全くことなり、サッカーを含むすべての競技で最も偉大なアスリートなのは、マイケル・ジョーダンに決まっています。

 いま列記したサッカー選手すべてをまとめても、ジョーダンの足元にすら及ばない。

 僕は常にそう思います。

 ナイキの繁栄がジョーダンとの契約にあることは世界的常識です。

 NBAの頂点に立つこと6度、五輪も1992年と1984年の2大会で金メダルに輝いていますし、今でもシカゴの方々はジョーダンがプレイしたことを感謝しているに違いありません。

 でも、真にジョーダンが偉大なのは

 「僕はブルズのために全力を尽くしている」
 「アメリカ代表として戦えることを光栄に思うよ」

 とありきたりの言葉で語ったのではなく

 「僕は毎日朝8時から夕方5時まで、懸命に働いている人々のためにバスケットをしているんだ」

 と語ったことです。

 ジョーダンはエアー・ジョーダンがほしくてたまらない少年たちとその親御さんの汗を常に見つめていた、だからこそジョーダンはジョーダンであり続けたと言えます。
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モウリーニョが感じるジレンマとは

2016-09-22 01:16:44 | 日記
 モウリーニョが3連敗する姿を見て、ユナイテッド・ファンとチェルシー・ファンは、それぞれどう感じているのでしょうか。

 モウリーニョは2季目に抜群に強い
 そして3年目には燃え尽きている

 したり顔でそう語る指揮者が多いのは、レアル、チェルシーでの3年目がモウリーニョ自身反論できないほど芳しくないもので、インテルでは2シーズンしか帯同しなかったこともあるのですが。

 うがった見方をすれば、ポール・ポグバに150億円費やした今季は

 「あくまで地ならし」 

 という観点なのかもしれません。

 専門サイト、フットボール・ゾーンウエブによれば、モウリーニョはファン・ハール時代に重視されたポスワークに惑わされている選手が多いと感じているようです。

 彼は直線的にゴールを目指したい、だが選手は寄り道(無駄なパス)を選択する。

 このことを改善てきていないようなのですが、実際はどうでしょうか。

 イブラヒモビッチがすでに

 「彼はカントナのような振る舞いをみせる」
 「すでに契約延長を打診」

 と指摘されているように、クラブには中軸が存在します。

 ですからモウリーニョはその肉付け(戦術の浸透)を待っているのでしょうが、皮肉なことにかつては無視していた「隣人」の方が、良いスタートをきっています。

 モウリーニョも今季はチャンピオンズ・リーグの出場権で御の字、と胸中で感じているのではないでしょうか。
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監督に選手経験は必要か

2016-09-22 01:02:49 | 日記
 「悪を知らないものが、悪を裁けるものか」
 
 鬼平犯科帳で池波先生は、鬼の平蔵様にこのようなセリフを吐かせます。

 昔、放蕩無頼で道を誤りそうになった過去を持つ平蔵だからこそ、盗賊や無頼の心情、そして行動に知悉することに重点を置く、盗賊改めの仕事は「うってつけ」の形になったのです。

 サッカーでも同じ部分がありますよね。

 クライフのように、選手として群を抜く実績を誇る選手が指揮官になれば、選手はそれだけで聞く姿勢を持ちます。

 面白いのは彼に師事したストイチコフが

 「彼は監督としては本当に有能だったね」
 「でも人間としては最低だぜ!!」

 と吐き捨てたことでしょうか。

 選手として実績を持つ監督は、元気時代、自分の悔いを選手に体験してほしくない、だからこそきつい言葉で鼓舞するようになるのかもしれません。

 クライフ自身は

 「クライフ・スポーツ」

 というブランドまで立ち上げたくらいですからね。

 その点を考慮すれば、優れた審美眼を持つと讃えられるモウリーニョやユルゲン・クロップの姿は、改めて卓越しているとわかります。

 彼らは実績なありませんから、体力向上、技術向上を含むメソッドを魅力あるものとして高めてきました。

 その潮流はアリゴ・サッキをゾーン・プレスから生じましたが、日本でも今後、選手経験を持つ指揮官とそうでない指揮官の対比が、クローズアップされると思います。

 ライセンス取得という特殊性を考慮すれば、選手経験のない方がどれだけ汗を流しているかも想像できますから。
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