塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

セッテ・ピエゲのネクタイを買って

2016-09-18 01:05:19 | 日記
 みなさんは「セッテ・ピエゲ」というネクタイをご存じでしょうか?

 セッテ・ピエゲというのはイタリア語で「7枚折り」という意味で、通常のネクタイとは異なり、7枚を折る形で作られた特殊なネクタイなんです。

 都心の有名店や、ビームスやユナイテッド・アローズでは簡単に見つかるであろうこのネクタイも、職人の数が減少傾向にあるために、製造数は少なくなっていると聞きました。

 僕はこのセッテ・ピエゲのネクタイを2着、破格の安さで購入できたのですが、やはり職人技というのは継承が難しいわけです。

 サッカー選手になりたい
 サッカー監督として成功したい

 と考える方は多いと思います。

 一方で職人芸というものは、ある種極端でして、「職業選択の自由」が得られない場合がほとんどです。

 つまり、父親や祖父が商売、工芸品を生み出す職人として生きているならば、とりわけ長男はどんなに上級の学校に通っても

 「いつかは跡継ぎへ」
 「好きな仕事を途中であきらめる」

 形になる可能性が高いですよね。

 日本もモルテンのサッカーボール、アスレタを復活させた情熱など、ワールドカップ優勝は見果てぬ夢でも、大志を抱く方は多いわけです。

 一方で製造業である以上、機械化もそうですが

 工場で働く人材の確保
 その人材に熟練者から声をかけること

 が不可欠です。

 僕らは簡単に伝統という言葉を使いますが、浪費は避けた方がよさそうです。
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改めて思う、Jリーグの存在意義

2016-09-18 00:51:50 | 日記
 僕、やはりJリーグは意義あるものだと思いますね。

 例えば野球と比較しても顕著です。

 昔、米国出身の選手がヤクルト・スワローズと契約し、来日することになった際、地図にヤクルトという名の都市を探したと聞きました。

 確かに横浜、広島、北海道など、地域の名前が連呼されます。

 しかし、基本は読売だとかソフトバンク、日本ハムという企業名ですよね。

 確かに広島カープが優勝したことは、すごく喜ばしいことでしょうね。

 でも、対外的に見ればサンフレッチェの躍進の方が

 1・広島という都市名が連呼される
 2・アジアや欧州でその名が広まる

 という可能性は段違いに高いと思います。

 Jリーグの経営は厳しい
 しかし、みな何とかしてJクラブを生み出したい

 そう考えているのは、野球はこれ以上どうあがいてもプロは生まれず、世界につながることは絶対的にできない、という側面があります。

 長野パルセイロは単なる3部のクラブです。

 しかし、補強だけでなくユースの整備、他の競技へのアシスト、地域貢献を適切に行えば、将来のJ1だけでなくチャンピオンズ・リーグだって見えてきます。

 中国なら北京国安や上海申花
 韓国なら全北現代やFCソウル
 オーストラリアならウエスタン・シドニー、シドニーFC

 他にもタイのチョンブリなどアジアの強豪が、チャンピオンズ・リーグを戦うために南長野にやってきて、そんな彼らを戦うパルセイロを、声がかれるまで応援する。

 そんな時代が来るかもしれません。

 それだけ熱中できるのは、企業名ではなく、完全に自分がいま生きている都市がそのまま反映されているからに決まっています。
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