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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

コスト削減と生きる道

2013-11-25 01:48:24 | 日記
 僕が高校時代、5000円以下で有名ブランドのスポーツシューズを買う事はまずできませんでした。

 買えたとしても明らかに廉価品とわかる代物でしたが、最近はナイキやアシックス、ニューバランスなどの大手の品が5000円
以下で、しかもデザインと機能が両立している靴が買えることにおおいの驚いています。

 「これ本物なの?」

 学生時代、スーパーで格安で売られているスポーツTシャツやジャージを見ると、何だか胡散臭いような気がしてなりませんでし
たが、実際そのスーパーで働いてみると、確かに本物なんですね。

 サッカーを観る、つまりファンがコストを下げるには、ファングッズを買わないと言う方法もあります。

 それはクラブの収益には結びつきませんが、一つのメリットがあります。

 「初心者の敷居を下げる」

 というのがそうで、初めて観戦する方は当然ファン・グッズは持っていないでしょうし、どの席に座っていいかすらわからないかも
しれません。

 しかし観戦慣れしているように見えるファンが、ファングッズではなく明らかに普段の服装で観戦しているならば、安心感が芽生え
るに違いありません。

 また、これからは恒例の

 「福袋と特売セール」

 がありますから、旧作と新作関係なく欲しい商品を格安で入手できる可能性は高まります。

 コストの削減はサッカークラブだけでなく、企業も個人も求められる要素です。

 例えば僕が折り畳み式携帯を使うのがそうですし、中には積極的にLED電球や軽自動車に買い替えている方も多いと思いますが、
本当に必要なだと感じた物には、適切なお金を払うべきです。

 高額年俸の選手は確かに手におえないかもしれませんが、本当に必要ならば

 「すまないが来季はこれだけの金額しか払えない」

 そう素直に説明して慰留することも、コスト削減だと感じます。
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人間にとって最大のコスト

2013-11-25 01:40:08 | 日記
 人間にとって最大のコストは何でしょうか?

 それは「生きる事」そのものですよね。

 生きていればそれだけで税金がかかりますし、家賃や学費のような目に見える出費だけでなく、精神的不安やストレスだって
コストと言えます。

 僕は人生における最大のコストカットは

 「病気にならないこと」

 だと感じます。

 日本に限らずどの国も膨らみ続ける医療と福祉の金額に頭を悩ませ、同時に医師と看護師は休む暇も、自分の時間を持つこと
すら許されません。

 僕たちが常に健康に留意すれば、彼らが休息出来る上に国が無暗に税金を上げる必要が無い、そんな考えさえ思い浮かんでき
ます。

 サッカーもコスト、つまり人件費は確実に経営を圧迫します。

 ガッリアーニが毎年移籍市場最終日において、劇的な移籍劇を行い続けるのは、

 1・ミランと言うクラブが持つビッグネーム
 2・ライオラという辣腕代理人と懇意であること

 の2点が大きく影響していると思いますが、それを差し引いても彼の働きは凄いと言わざるを得ません。

 病気にならないことは最大のコストカットだと思いますが、怪我と無縁の選手はさすがにいないでしょう。

 それプロだけでなくアマチュアや学生もそうでしょうし、大きな怪我を負った事で進路変更を余儀なくされた選手は、日本だ
けでなく海外にも多いですね。

 例えばアレッサンドロ・ネスタは故障がこれほど多くなければ、アズーリでもっと栄誉に恵まれたかもしれませんし、バッジョ
も常に怪我と対峙してきました。

 怪我はそれだけでコストとなり、選手自身の価値を下げてしまいます。

 例えひどく凡庸でも

 「無事これ名馬なり」

 という言葉があるように、監督からすれば計算できる選手の資質のひとつに、怪我とは程遠いコンディションという要素は必ず
あるはずです。
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テクニカルスポンサーと個人スポンサー

2013-11-24 22:48:47 | 日記
 昨日の日本経済新聞にも記されていましたが、ワールドカップ出場国の3分の2がナイキ、アディダス、プーマのいずれかと
契約しています。

 日経は本番前に契約先を変更する可能性も示唆していましたが、僕はこの時期に来てサプライヤーを変更することはないと思
います。

 今回のワールドカップは過去の優勝国である全ての国が出場し、初出場はボスニアだけという、非常に偏りにある編成となり
ます。

 つまり

 「サプライヤーも出場国も大手(強豪のみ)

 という世界の現状を如実に物語っており、僕個人も反対ですがプラティニがロシア大会から出場国数を40にしたいという気持
ちも何となくはわかります。

 もうワールドカップには

 「新鮮さ」

 が損なわれてつつあるのでしょうし、前回はスイスがスペインに勝利しましたが決勝トーナメントでの番狂わせが期待しにくい
状況ですからね。

 その中でボスニアがレゲア、ホンジュラスはホマのジャージで戦うはずで、両ブランドにとっては大変な名誉と言えます。

 またメスト・エジルがナイキからアディダスに契約変更したように、各国代表ではなく

 「選手個人」

 のスパイク変更は考えられますね。
 
 例えば怪我と遂に決別し、フィオレンティーナで活躍しているイタリア代表ジュゼッペ・ロッシはロットからアディダスに契約
を変更しましたが、母国に帰って気分を新たにするには

 「新しいブランドの新しいスパイク」

 が必要だったのでしょう。

 それだけスパイクを履きかえる事は、選手にとって心理面で大きな影響をもたらすと言えそうです。
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サッカーが僕たちに与えてくれるもの

2013-11-24 22:22:25 | 日記
 熱心な剣客商売のファンならば、新潮社がこの文庫を発売し続けるかぎり、巻末の解説文をいつまでも他界した常盤新平氏
の物であって欲しいと願うと思います。

 少なくとも僕はそうですね。

 常盤さんは解説文の中で、池波正太郎先生の小説を読み、時に良い気分になり、時に勇気づけられると率直に語っています。

 「まあ、なんとかなるんじゃねえの?」

 こうした漠然とした不安は常盤さんに限らず、僕も皆さんも心に抱えているでしょうし、だからこそ常盤さんはこの解説文
の中に時々記すこの言葉をもって、先生から与えられた勇気を僕たちにも分けているわけです。

 僕がサッカーを考えるのも、常盤さんと同様で

 「なんとかなるかなあ」

 と言う気持ちを

 「何とかなるよ」

 と自分に言い聞かせる事が多い気がします。

 もう現代サッカーは完全なる衆人環視の中で、例えば最新号のワールド・サッカーダイジェストでは、ネイマールが2週間に
一度は携帯電話の番号を変えなければ、悪質なファンから嫌がらせを受ける事が記されています。

 またインターネットやブログ、ツイッターは情報と選手、ファンの距離を格段に縮めた一方で、選手が犯したミス、例えば
PKの失敗やレッドカードなどを、繰り返しリプレイし、糾弾する道具ともなってしまいました。

 つまり

 「選手の休息」

 はなかなか生まれにくい荷が現状です。

 98年のワールドカップ、アルゼンチン戦で退場し、あらゆる罵声を浴びたベッカムがその後のキャリアを納得いく形で全う
したように、衆人環視の中でも選手の振る舞い、行動は僕たちにとって大きなヒントとなります。

 「彼だって苦しいけど、何とかなったよ。
  だったらこの不安もどこかに吹き飛ぶさ。」

 こうした励みをサッカーは与えてくれます。」
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サッカーにおける両輪、クラブと代表

2013-11-24 01:49:26 | 日記
 先日、野球日本代表が台湾に遠征し、現地で3試合を行いました。

 代表監督である小久保氏は、この台湾遠征が代表、プロ野球を通じて初の監督業務となりましたが、アマチュアからも選手選考
するなど、その姿勢は好ましく思いました。

 しかし、代表選考までは随分報道があったものの、遠征終了後は代表に関する報道が全くありません。

 今年から野球日本代表を常備し、2013年に再度世界王者を狙う形を明確にした形ですが、合宿内容、選手選考の是非、練習
内容とスカウティングなど

 「代表の3戦を振り返っての提言」

 が無い事が奇異に見えます。

 契約構成、大リーグ移籍、国内移籍。

 こうした球団の動きは洗面なので、余計奇妙に思えるわけです。

 こうしてみますと、サッカーがいかにクラブと代表の両輪で動いているかがよくわかりますし、だからこそ代表監督就任は紛糾す
るのでしょう。

 オランダでは2000年欧州選手権に向けてライカールトを、2008年優勝を目指してファン・バステンを

 「監督経験は無い形」

 で任命し、戦った例があります。

 両社はいずれもミラン時代の同僚であり、1988年欧州選手権優勝時の中核ですが、それでもオランダ国民は両者の手腕に注文
をつけることを忘れませんでした。

 ライカールトはニースケンスのサポートを受けての指揮、ファンバステンは就任当初はすこぶる評判が高かったものの、4年後の
評価は急降下と言うもので、いかに代表監督が

 「国民との蜜月」

 が短いのか痛感したことでしょう。

 サッカーでは常に代表監督の行動が注目され、同時にクラブでの選手の活動が是非を問われます。

 2014年ワールドカップ23名は、日本代表も含めて代表監督の頭を悩ませ、同時に紛糾する材料でもあり、楽しみでもあるの
です。
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