塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ベッカム、そのずば抜けたセンスの塊

2013-11-02 23:29:46 | 日記
 現役を退いた今でも、デイビッド・ベッカムに対する注目度が下がる気配はありません。

 「うちに亭主もベッカムのようなファッション・センスがあったなら」
 「彼がベッカムみたいに私をエスコートしてくれないかしら」

 と女性たちがため息を付くのもわかりますし、男の僕ですら彼の髪型と服装はすこぶる格好いいと思いますから、男性誌が特集
するのは当たり前ですね。

 ベッカムがどうして素敵な服装ができるかと言えば、きっと

 「ルーズとルーズ・フィットは異なるもの」

 という服装の基本を完全に理解している為でしょう。

 ジョルジオ・アルマーニが代表例ですが、スーツは肩、胸板など仕立ての基準となる箇所は体に吸い付くような着心地でないと
いけません。

 彼の手掛けるスーツは、この基準点がフィットする反面、美しいドレープを描く事で完全なルーズ・フィットを果たします。

 つまりルーズ、大きすぎて不恰好にしか見えない服と、ルーズ・フィット、フィットする箇所はフィットしその他の部分が美しい
曲線を描くというわけです。

 ですから契約するアディダスのニット帽子、スエットの上下で外出しても、ベッカムの場合は基礎が出来ている分だらしなく見え
ないわけです。

 ですからジーンズ、スニーカーの類を履いても、野暮にならずに済むのでしょう。

 ベッカムはきちんと服装をわきまえていることでも有名です。

 お子さんたちと一緒の時は、やはり快活で動きやすい恰好で面倒を見ていますが、奥さんとふたりの時はしっかりと上着を羽織り、
カジュアルな服装を避けています。

 いかにベッカムとはいえ、全身アディダスで固めた服装ではグッチやエルメスの店舗に入る事はできません。

 しかしジャケットに革靴、トラウザーであればブティックにもレストランにも、ギャップのような量販店にも問題なく顔を出せま
す。

 ベッカムの姿果てに入りません。

 しかし彼の

 1・場をわきまえた服装
 2・シルエットと着心地を吟味する
 3・色彩と髪型にも気を配る

 という服装の手本は大きな参考になることは間違いありません。
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サッカー監督が歩む人生

2013-11-02 01:42:38 | 日記
塩野七生さんが文集文庫から「男の肖像」という作品を出版しています。

 アレキサンダー大王、ユリウス・カエサル、織田信長と日本史と西洋史の人物が歩んだ姿をその功績から描くのではなく、
「肖像」という言葉の通り、人生譚として塩野さんは記しています。

 僕は何度かこの作品を読み直していますが、今改めて読み直して思う事は、今僕らがサッカー監督の歩みを好んで知ろう
とすることは、

 「現代の英雄譚」

 なのだと言う事です。

 歴史書で国家の勃興と凋落、滅亡を学びながら同時に指導者たちの歩みを知ることは、サッカークラブの成り立ちと招聘
した指揮官を学ぶことと繋がると感じます。

 例えば僕が知る監督たちのエピソードと言いますと

 その1・ヨハン・クライフは大変な愛煙家であったが、体調がおもわしくなってからはチュッパ・チャプスを口に加えて
     我慢するようになった

 その2・ラファエル・ベニテスがアリゴ・サッキに教えを請うたように、このイタリア人が後世に与えた影響は大きい物
     だが、彼は当初靴のセールスマンをしていた

 その3・ファン・ハールが再びオランダ代表監督に色気を見せたのは、2002年大会を予選落ちの為に率いる事ができ
     なかったその無念を晴らすためであり、今後はプレミア・リーグで指揮を執ることを望んでいる


 などが挙げられます。

 ハーバード・チャップマン、マット・バスビーにビル・シャンクリー、そしてリヌス・ミケルスなど1930年代から7
0年代にかけてサッカーの発展に尽くしてきた指揮官たちの人生は、様々な形で綴られています。

 つまり、ファンは監督の人生をどこか自分の人生に投影している部分があり、いずれJの指揮官たちに自分を重ねるファン
も大勢生まれるに違いありません。
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日本が1シーズン制を維持し、収益を上げる方法は無い物か

2013-11-02 00:00:58 | 日記
 2ステージ制に欠陥が発覚し、釈明に追われるJリーグと大東チェアマン。

 2ステージ制を導入する背景にはJリーグそのものの露出減少、減少に伴う収益の減額というマイナスのサイクルを止めると
言う事ですよね。

 ならば現行の1シーズン制と上位3クラブにチャンピオンズ・リーグ出場権を与えるという方式を維持しながら、同時に収益
を上げる方法論を皆で考えた方が有意義だと思うのですが。

 ヒントはコンサドーレにあります。

 野之村社長が思う以上に、レ・コンビンの獲得は成功例と言えるようで、当然のことながらベトナムからは多くの問い合わせ
があると聞きました。

 例えば彼が在籍している間に

 「コンサドーレ札幌ベトナム訪問」
 「ベトナムのクラブが札幌ドームで試合をする」

 という企画は立案可能だと思います。

 FC琉球にはマレーシア代表のMFワンザック、DFのナジールが在籍していますから、プレシーズン・キャンプにマレーシア
を訪問するという手段もあるでしょう。

 つまり、収益を上げると同時にJと各クラブの知名度を高めるためには

 「東南アジア諸国との密接な関係」
 「Jだけが儲けるのではなく、彼らにも利益があるイベントを立案する」

 という形を急ぐ必要があるでしょう。

 ユナイテッドやレアルが東南アジアをツアーすれば、それはもう大賑わいは間違いなくチケットは即日売り切れになるのは間違
いありません。

 でも、その熱狂は単なる

 「通過点」

 でしかなく、長い目でみれば同じアジアに属するJリーグを選手は目指し、ファンも日本に目を向ける方が得策だと思います。

 アルビレックスがシンガポール・リーグに参戦し、タイを軸に日本人選手がアジアに散らばる今、リーグそのものも目を向けた
らどうでしょうか。
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