塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本独自の言葉かどうかを探る

2020-02-17 22:31:04 | 日記
 ナンバー996号は「ラグビー再入門」の巻頭特集通り、ラグビーの情報が満載です。

 興味深いのは、トヨタ自動車在籍の姫野和樹選手の代名詞である「ジャッカル」が、日本だけで流通している単語だと、生島淳氏が指摘している点です。(30ページ)

 生島氏によると、このジャッカルと言う言葉は

 1・2011年、サントリーに加入したオーストラリア代表のジョージ・スミスと言う選手がいた
 2・彼のあだ名がジャッカルであった

 という点が由来とのこと

 スミスのプレイが素晴らしく、ターン・オーバーを連発し、ジャッカルと言う単語が動詞へと発展したという通説と言う点も述べられています。

 これ、日本サッカーでいう「ボランチ」と酷似していますね。

 実はボランチと言う単語は、欧州では全く使われませんし、外国籍の選手たちは面食らうと思います。

 1・ポルトガル語で車のハンドルを意味する単語ボランチ
 2・つまり中盤で攻守を司る言葉として、日本で定着

 したとみるべきなのか、カルロス・ボランチという選手名から発展した、という説もありますからね。

 サッカーは英国が起源でしが、各国は日本もそうですが英語表記を持ちません。

 例えばGKで考えますと

 英語はGK、フランス語がガルディアン、ポルトガル語はゴレイロ、イタリア語だとポルティエーレになります。

 イタリア語は中盤の選手も事細かく定義し、レジスタ、インコントリスタ、トレクアルティスタなどで表記され、それらをMFと言う形でまとめた単語が「チェントロカンピスタ」になります。

 このように、日本独自の表記なのか、それとも世界的視野で用いられる言葉なのかを考えてゆくことも、スポーツの楽しさかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本職以外のポジションを担うこと

2020-02-17 14:27:23 | 日記
 ウルグアイ代表FW、エディンソン・カバニの心中は今、どんな形でしょうか。

 「どうしてアトレティコへの移籍は実現しなかったのだろう」
 「不本意なライト・ウイングで我慢した時期もあった」
 「それなのに、こんな簡単にお払い箱なのか」

 と気分が落ち込んでいると、「勝手に」推測します。

 彼のように、クラブ事情で本職でないポジションで起用される選手は、物凄く高いリスクを背負っています。

 本職で新聞の評価が辛い、のは我慢できるでしょう。

 しかし、コンバートされた時点で従来よりも学ぶべき点、場数が必要にも拘らず批判され、点数が低いのであればそれは嫌でしょうよ。

 それはクラブ事情で受け入れてもらったわけですから、指揮官やSDが

 「彼に猶予を与えてほしい」
 「彼は今、奮闘しているから」

 と庇う、尊重する点が必要ではないでしょうか。

 アンドレア・ピルロのように、自分で自分が適正があると判断した際、指揮官に直談判する事例もありますが、それはごくわずかです。

 例えば絶対的な個性が、ここでも選手を護るという事例はあります。

 誰もがイブラヒモビッチをリベロにコンバートするなど考えませんよね。

 誰もがファン・ダイクをセンターフォワードで起用するとは考えませんよね。

 こうした絶対的な個性を持つ人物は、選手でなくとも羨望のまなざしではないでしょうか。

 仮に今夏、カバニがアトレティコに移籍すれば、シメオネは2トップを彼とジョアン・フェリックスで組むのではないでしょうか。

 それは実に素晴らしい2トップのように思えますし、インテルはイカルディのフッキを希望しないでしょうから、実現の度合いは高いと感じます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半額で買った大豆プロテイン

2020-02-17 01:03:51 | 日記
 昨日、見切りコーナーでDHCのプロテインを半額で購入しました。

 日経新聞によりますと、明治乳業が手掛ける紙パック「ザバス・ミルクプロテイン」の需要が、右肩あがりで売上が伸びているとのこと。

 東洋水産(マルちゃん)の「無限キャベツ」のように、野菜を積極的に摂取したい方へ素材提案する旨も増えてきましたし、個人でスマートフォンを通じて発信する機会も増加傾向にあります。

 僕は無限キャベツの味付けが、いささか濃いと思っていますが、売れゆきは非常の好調のようです。

 日本はカップ・ラーメンやポテトチップスのように、ある種ジャンク・フードの意味合いが強かったものが

 1・カップ麺は糖質を減らす、春雨を用いることでカロリー低下を実現
 2・ポテトチップスは油分を減らす、添加物を除去

 というように、食べやすく変化しつつあります。

 ビールでさえ、コラーゲン入りなどの健康志向が強い存在が脚光を浴びていますからね。

 これはサッカーや卓球、バスケットなど、多くの競技がプロ化したことで、ファンが意識を変化させているためではないでしょうか。

 憧れの選手のような肉体をもちたい
 そのためには、選手が好む食材を知りたい
 健康であれば、医療費を節約できる

 という、プラスの波及効果も確認できます。

 ロナウドのような肉体は特例ですが、冒頭でお伝えしたプロテインは、大豆プロテインの他既にMCTオイルが粉に含まれています。

 ザバスがラグビー日本代表を支援していることもそうですが、プロテインの摂取は今は珍しいことではなくなりつつあります。

 チョコレートもダークカカオを選択することで、ポリフェノールの含有率が高くなりますし、ヨーグルトも果物入りよりも砂糖なしやギリシャ・ヨーグルトなど、市場が新しく生まれ変わっています。

 今後はサッカー観戦の際、スタジアムでの飲食もより健康に留意した形に変化してゆく、そんな気もします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本社会は区切りが多いのか

2020-02-17 00:49:13 | 日記
 先ほど放送を終えたばかりの「やべっちFC」
 
 今の時期の恒例企画「デジっち」は今回が最終回でした。

 冒頭で公開された横浜FCの映像では、松井大輔、中村俊輔、そしてキング、南雄太と多くの場数を踏んできた経験者たちが顔をそろえました。

 日本社会というのは

 「男性か女性か」
 「若いか中年か」
 「高卒か大卒か、専門学校卒か」
 「資格はあるのか、無いのか」

 というように、様々な区切りを設けすぎているように思います。

 サッカーが年齢に関係ない、実力があれば皆代表選手になれる、というのもある意味理想ではありますが、年齢で区切らないことの大切さは、今後日本社会を変える、大きな要因になる気がします。

 勿論今季の長野パルセイロや、イビチャ・オシム就任時のジェフ千葉のように

 財政基盤を立て直すための方策として、高給取りを移籍させる
 現役終了が近い選手よりも、先が長い若い選手

 に切り替える側面はありますが、トニーニョ・セレーゾはサンプドリア在籍時、そのあまりの体調の良さに、40歳目前にも関わらず、セレソンへの復帰が熱望されたほどです。

 日本社会でも今、バイアスをかける見解を減らそうとしています。

 勤務先に子供の体調不良を訴え、休暇を取ることが多いのは「母親」だが、「父親」が面倒を見ることに何の問題もない
 力仕事、高所での仕事は「男性」だけの役目か、いやそうではない

 という事例がありますよね。

 サッカーが持つ価値観がより浸透していけば、日本社会は今の息苦しさがどこかで緩和されるのではないでしょうか。

 女子のプロリーグ概要が明らかになってきましたし、女性の行動も今後変化するでしょうから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする