塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

首位と3位にある明確な差

2020-02-23 21:11:34 | 日記
 イタリアの場合、3強と言えばスクデット獲得順にユヴェントス、ミラン、インテルの形で名前が挙がります。

 スペインはレアルとバルサに追随するのがアトレティコですが、アトレティコは財務でも優勝回数でも、2強にあがなうことができません。

 それでも3強が形成されるリーグは欧州でも少なく、プレミアではビッグ6と呼ばれるものの、本当に欧州王者を狙えるのは、リバプールとシティのみでしょう。

 ブンデスリーガではバイエルン
 リーグ1ではパリ、サンジェルマン

 の力が突出しており、ベルギーがアンデルレヒト、スコットランドがセルティックというように、優勝回数に隔たりがあることも多いですね。

 このようなサッカーの勢力図は、ミルとマーチャントと呼ばれるスーツの生地メーカーにも同じことが言えます。

 英国ならばホーランド・&・シェリー、テーラー&ロッジ、ウイリアム・ハルステッドなど
 イタリア ロロ・ピアーナ、ゼニア、カノニコなど

 がその代表例です。

 マニアな方ならば

 「フランネルはフォックスが最適だね」
 「レダのアイス・センスは夏に最適だ」

 など、生地について語りたいことは多々あると思います。

 僕はネクタイでゼニア、トラウザーや上着でカノニコを所有していますが、いずれも抜群の肌さわりなんですね。

 しかし、中古や店頭でロロ・ピアーナの素材を用いた衣類を試着すると、その素晴らしさに感嘆します。

 「カノニコも素晴らしいが、ロロ、ピアーナはそれを凌駕している」

 と唸る思いです。

 この感覚はあくまで僕個人のもので、皆さんからは違和感があると思います。

 しかし、確実なのはサッカーでも実社会でも、首位と3位の間に広がる差は、僕らが思う以上に大きい代物、と言う点です。

 そう考えた場合、やはりシメオネが長期政権を築いている点は、凄いことですよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠藤保仁、空前絶後の記録を生む

2020-02-23 20:57:04 | 日記
 ガンバの遠藤保仁がリーグ戦631試合出場を達成しました。

 日本代表でも152試合という最多出場を誇るのも彼でしたね。

 遠藤にはこれまで、リーグ戦と代表戦でいくつもの紆余曲折があります。

 1・かつて在籍していたフリューゲルスの消滅
 2・シドニー五輪は観客席からの観戦
 3・2008年はアジア王者となり、クラブ・ワールドカップに出場
 4・2010年ワールドカップ終了後に、リバプールから獲得の打診があるとのうわさもあり

 遠藤といえば、欠場とは無縁の選手のように見えます。

 ですから冒頭の試合出場カ数が達成できたわけですが、改めてその道のりが僕らが思うほど、直線では無かったと思いますよね。

 彼がアンブロと就寝契約を結んでいることは有名ですが、ガンバもアンブロが契約先です。

 ですから、アンブロとしてはこの数字にかけて、何か記念スパイクか関連商品を企画、販売するかもしれません。

 仮定の域は出ませんが、森保監督は長谷部誠を五輪のオーバーエイジに目論んでいると囁かれます。

 最前線には大迫勇也の名前もありますが、監督としては遠藤のように

 ずば抜けた視野を持つ選手
 劣勢の場合でも、落ち着いて行動できる選手
 悪質がファウルにファウルで対抗しない選手

 は実に魅力的ではないでしょうか。

 僕は今季のガンバ、宮本監督が3-5-2を目論む際に要となるのは、代表選手である井出口や宇佐美ではなく、矢島ではないかと思います。

 ユヴェントスが3-3-2-2の中心部にアンドレア・ピルロを置き、その前にマルキージオやビダルを起用した、コンテ時代の布陣は興味深いものでした。

 その矢島もきっと、遠藤の姿に感化されているのではないでしょうか。

 そのピルロは幼少時代の贔屓クラブ、インテルではうまくいきませんでした。

 案外矢島をガンバに移籍させたことを、レッズ関係者は後悔するかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リバプール、無敗優勝は現実的か

2020-02-23 20:41:04 | 日記
 2004年にアーセナルが無敗優勝を成し遂げた際、この金字塔は永久不滅のように思われました。

 しかし、今季のリバプールは引き分けが一つある以外は、全てのリーグ戦で勝利をおさめており、1980年代の黄金期にすら成し遂げられなかった無敗優勝が、クロップの下で現実になりつつあります。

 2000年代の主役はアーセナルとユナイテッド
 2000年代中期の主役やチェルシーとユナイテッド
 2010年代前半の主役はユナイテッドとシティ
 2010年代後半の主役はシティとチェルシーとリバプール

 というように、時代背景でプレミアを司るクラブは異なりますが、世界で一番激戦のリーグであり続けています。

 当時のアーセナルには

 デニス・ベルカンプ オランダ代表
 ティエリ・アンリ、ロベール・ピレス オランダ代表
 デイビッド。シーマン イングランド代表

 というそうそうたる顔ぶれが揃っていました。

 特に「モンスター」と呼ばれたパトリック・ヴィエイラの存在感は凄いもので、対戦相手は実にやりにくかったでしょうね。

 現在のリバプールもセネガル代表、エジプト代表、イングランド代表にオランダ代表と、まさに世界選抜です。

 クロップとしては

 GKのアリソンを獲得
 CBⅮファン・ダイクの獲得を諦めなかったこと

 は、「してやったり」の感触ではないでしょうか。

 ニューバランスとしては、2019シーズンのチャンピオンズ・リーグ優勝、そして今季無敗で優勝すれば、ファンの記憶に永遠に残りますが、後ろ髪を引かれる形ではないでしょうか。

 リバプールは一流の証としての選択

 「アディダスかナイキか」

 で後者との選択を希望しました。

 ユナイテッドのファンは、さんざん笑いものにしてきた宿敵からの皮肉に、今度は耐える形となりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする