塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

物を見つめる角度を変えて

2020-02-05 19:09:56 | 日記
 僕は背広やブレザー、今の時期ですとフランネルのトラウザーが大好きで、洋服屋に出かけた際は必ず棚を確認します。

 最近凄いなと思うのが、量販店でも英国、イタリア、日本の老舗生地メーカーから生地を仕入れている点で、価格も大変こなれています。

 英国ならばアルフレッド・ブラウン、ムーン
 イタリアならばマルゾット、レダ、カノニコ
 日本ならば御幸

 かつては高嶺の花であったこれらの生地を用いたスーツが、許容範囲の価格で手に入るようになったのはすごく嬉しいのですが、これには「からくり」があります。

 スーツの裏地は通常、キュプラと呼ばれる非常に滑らかで光沢のある素材を用いますが、最近はポリエステルで代用することが多くなりました。

 また、内側の仕立てを簡略化することで、高値になることを防いでいます。

 僕は昨年末、カノニコのフランネル、スーパー110を用いたトラウザーを、考えられないほどの低価格で購入したのですが、これは以前仕入れた品が売れないための措置、食品でいえば

 賞味期限直前の品

 と同じ意味での値下げだったんです。

 最近はタック入りの渡り幅が広いトラウザーが人気ですが、僕の購入品はプレーン・フロントのスリムタイプだったんです。

 4-3-3や4-2-3-1が主流の中、相も変わらず3-4-1-2を愛でているようなもので、だからこそ価格のうま味を味わうことができたわけです。

 ワルテル・マッツアーリが3-5-2、ガスペリーニは3-4-3と現在もバック3で戦う指揮官は存在します。

 彼らにとって最終ラインの枚数を問われることはナンセンスであり、自分が最適と思う形で戦っているに違いりません。

 僕が渡り幅の広い商品を好まないのも、同様の理由ですが服飾品も見方を変えるだけで面白くなりますよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中古品を買う際の心得

2020-02-05 18:53:30 | 日記
 今日、イタリアの服飾ブランド「アルテア」のセーターを購入しました。

 そしてこのアルテアのセーターを見ますと、ブランド品と低価格の理由が見えてきます。

 恐らく定価が2万円はこえるとおもわれるこの商品、じつは胸元に小さな穴が確認できました。

 以外に中古セーターは買取の段階で見落としがあるのか、保管、陳列の段階で虫食いになるのかわかりませんが、穴が見られることが度々あります。

 僕も昨年、同じく購入したセーターに穴が開いているのを確認できずに購入したために、最近は試着を念入りにするだけでなく、
状態はよく見るようにしています。

 そしてこのセーターには、肘当て、つまりエルボー・パッチがつく独特の形です。

 エルボーパッチはツイードジャケットに代表される、上着の修繕に用いられるものですが、このセーターの場合は

 セーター本体は鮮やかな黄緑色をしちえる
 肘あての部分だけをライトグレーの糸で織られている

 という形です。

 つまり、アルテアのような有名品でも、状態がイマイチ、配色が浮いていると、案外売れないで残っているものなのです。

 穴はどうしようか正直迷いましたが、肘当てがついたセーターは所有していないために、購入した次第です。

 サッカーでも「理由あり」の選手を獲得することは勇気がいります。

 その賭けに勝ったのが

 1・エリック・カントナを獲得したユナイテッド
 2・マリオ・バロテッリを獲得したニース
 3・アントニオ・カッサーノを冬の移籍市場で獲得したミラン

 などが思い浮かびます。

 僕は潔癖ではないため、靴も服飾品も中古で買うことが苦ではありません。

 それは当然価格の面で恩恵があるわけですが、中古で安いからといって「まあ、良いか」という判断が禁物ですよ。

 契約違約金がかからなくとも、高年俸と言う選手もたくさんいますからね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不倫や離婚が世間を騒がす中で

2020-02-05 01:12:35 | 日記
 いつの頃から日本では「不倫」という言葉が、マスメディアにおけるバリューを含む事になったのでしょうか。

 キャプテン翼の全シリーズを僕は読んだわけではありませんが、このサッカー漫画の金字塔がいつの時代でも支持される背景には

 「翼を軸に、交際、結婚、出産を経験する女性が幼馴染である」

 点にあるように思います。

 大空翼と早苗(マネージャー、姉御)、松山光と美子、三杉淳と弥生。

 応援席には彼女たちが勢ぞろいし、お互いの近況報告や他愛のない話で盛り上がる、このような光景があふれ出る現代社会であれば、離婚や不倫問題が幅を効かせることはありませんよね。

 特に翼と姉御の間柄はファンならずとも興味深いもので、姉御は常に「翼くん」と呼んでいました。

 一方の翼は「マネージャー」から「早苗ちゃん」というように、自分を含むサッカー部員のために、洗濯や応援に汗を流す仲間の一人としての呼び方から、自分にとって本当に大切な女性。

 という形、と言いましても最初から大切な存在だったわけですが、呼び名でその心境を高橋先生は表現しています。

 それは松山が全国選手権準決勝で敗れた際、父の都合で米国へ行かざるを得ない美子を追って空港まで追いかける場面や、心臓病を克服するための努力を、弥生が暖かいまなざしで見つめている。

 その心理描写がファンにとってサッカーの場面以上に印象が強い。

 という点はあるでしょう。

 ロベルト・バッジョはマドンナが惚れたほどのエレガンスの持ち主ですが、彼の愛情は常に幼馴染から妻となったアンドレイナだけに向けられています。

 だからこそ女性ファンは、尚の事バッジョの事を好きになったに違いありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アフリカサッカーの飛躍について

2020-02-05 00:54:42 | 日記
 日本経済新聞によれば、現在マリ、ブルキナファソ、ニジェールなど西アフリカの国々は、政情が非常に不安定であり、2019年はテロで4000人が犠牲になったとのこと。

 1990年ワールドカップ、カメルーン代表が躍動し大きな衝撃を与えました。

 初戦のアルゼンチン戦に1-0で勝利し、8強のイングランド戦はリネカーが決めたふたつのPKが無ければ、もっと競った展開になったかもしれません。

 アフリカ諸国はその多くがフランス、英国、ベルギーなど西欧諸国の植民地であり、特にコートジボワール、カメルーンやアルジェリアの選手たちが宗主国であるフランスを目指すこと。

 この点も大変よく知られています。

 しかし、かつてペレが予測した

 「将来アフリカの時代が来る」

 という形は一向に物る気配がありません。

 これが五輪ならば1996年のアフリカと2000年のカメルーンが相当しますが、国民の歓喜はともかく金メダルはワールドカップ優勝とは別の形ですよね。

 つまり、アフリカ諸国にまつわるエピソード

 1・勝利ボーナスをめぐって選手と協会が紛糾
 2・政治家が代表を好き勝手使う
 3・呪術など、土着の文化が色濃い

 など、多くの突飛な話がありますが、アフリカ諸国が本当に飛躍するには、まず政情の安定が必要なのは間違いありません。

 フランスではロジェ・ルナールやフィリップ・トルシエ、クロード・ルロワなど、まさに
 
 「アフリカのスペシャリスト」

 を生んできましたが、テロや政権交代など落ち着いて代表を組織できなければ、アフリカは自国の人物から代表監督を選ばねばなりません。

 しかし、西欧列強が自由や平等を説いた「はず」の植民地生活は、アフリカ大陸の発展に結びつかなかったとすれば、宗主国である彼らは今何を思うのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする