塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕らの日用品を見渡して

2020-02-25 20:53:11 | 日記
 今年、アディダスの看板商品であるスーパースターは生誕50周年を迎えます。

 生誕35周年となった2005年には、「キャプテン翼」が描かれたスーパースターが登場し、サッカー好きを興奮させたものです。

 しかし、スーパースターというのは誕生時、純然たる
 
 「バスケットボールという競技のために作られた靴」
 名手「カリーム・アブドウル・ジャバー」が愛用したことで、一気に市場に拡大

 という、プロのための靴でした。

 それはコンバースが今でも製造している「ジャック・パーセル」「スキッドグリップ」「チャックテイラー」も同様ですし、チャンピオンのリバース・ウイーブもそうですね。

 ですから、今僕らが日常着として着ている衣類のルーツは

 軍隊や競技で選手たちが快適に練習、試合に挑めるための品である
 そのために、改良やデザインの見直しが行われた

 という歩みを持ちます。

 サッカーは世界中で宗教や性別問わず親しまれていますが、サッカーの発展に寄与した道具が、今後は僕たちの生活を彩るようになると良いですね。

 ちなみにマイケル・ジョーダンはプロに入団する際、アディダスを愛用したかった話は有名です。

 そのアディダスが彼との契約を躊躇したのは、先に記したジャバーというNBAを代表する選手を顧客に迎えていたためでした。

 そしてジョーダンはナイキを愛用し、バスケット、陸上、サッカーなど様々な分野で快進撃を始めます。

 アディダスがナイキからメッシを強奪したのは、この苦い記憶と対峙し決別するため、と考えるのは考えすぎでしょうか。

 そのナイキもイノベーションを少しでも怠ればシェアは急落するかもしれませんし、それだけ開発の速度が求められる証でもあります。
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時間かお金かそれが問題だ

2020-02-25 20:31:11 | 日記
 僕の時代、ジーパンの買い方と言えば

 1・マックハウスのような量販店で、リーバイスやリー、エドウインのレギュラー品を買う
 2・専門店でヴィンテージの復刻を買う
 3・古着屋に並ぶ、中古のリーバイス501を買う

 という3種類に分かれました。

 今でも購入方法はさほど変化はないと思いますが、「3」の形は大きく変化しました。

 それは根っからの古着屋ではなく、セカンド・ストリートに代表される、服飾と日用品、家具から家電まで全てを網羅する専門店が普及したことです。

 つまり買い取ったジーパンは、かつての米国製リーバイスではなく

 ユニクロやギャップ、アバークロンビ―などの量販ブランド
 リーバイスやビッグジョイなど老舗の品
 エヴィスやシュガーケーンなど、クラフトジーンズ

 他にもベイシング・エイプやヒステリック・グラマーに代表されるデザイナー監修の品もあり、まさに選択肢は膨大です。

 僕が欲しいのは中古のクラフトジーンズなのですが、自分のウエストとレングス、そして好みの色落ちを探すことが至難の業です。

 価格だけ見れば断然選ぶ価値はある
 しかし、時間を最優先すれば、専門店で買う方がはるかに簡単

 というお金か時間かの2択になるわけですね。

 サッカーでいえば

 1・アタランタのように育成で結果を出す
 2・ユヴェントスのように、すでに完成された選手を買う
 3・インテルのように「買取りオプション」での新選手獲得

 など、その移籍方針が短期か長期化、金か時間かで揺れることと同じかもしれません。

 お金を有意義に使いたい気持ちはサッカーでも実生活でも同じです。

 ですので僕はドルトムントのように、偵察という名の店舗回りを入念な試着をしてから買いますが、それだけ吟味しても「違う」と思うことがあるのです。
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ジーパンとサッカーの共通項

2020-02-25 20:21:04 | 日記
 今、ジーパンがさほど売れないという話を耳にします。

 それでも自分の体形に似合う片と色落ちが最適のジーンズは、誰もが欲しいと思うものです。

 ジーンズは一報で買うことが難しい側面があることも確かですよね。

 僕は中古加工かワン・ウオッシュかと聞かれたら、断然後者を好みますが、中古加工と言いましても様々です。

 ストーン・ウッシュのように全体を加工している
 意図的に穴をあけている
 ヴィンテージ・ジーンズのように、腿のあたりを加工し全体に濃紺が残っている

 これだけ加工が豊富であり、なおかつリーバイスやビッグジョンなどの大手は、テーパード、テーパード・スリム、ワイド・ストレートにレギュラー・ストレートと多くの型番を揃えています。

 グアルディオラが戦術の細部までこだわるように、ジーパンも

 赤耳つきか、脇割り縫いか
 裾直しはチェーン・ステッチにすべきか
 裾はロールアップして、わざと赤耳をのぞかせるのか

 など、考えていけばキリがありません。

 サッカーでファン・ハールのように戦術を詰めればつめるほど、その形がややこしくなる形が、ジーパンを買う際にも見て取れます。

 サッカー・スパイクがニットを用いているように、ジーパンもエドウインの「ジャージーズ」に代表される、ストレッチ素材が登場していこう、素材はさらに豊富になりました。

 従来のジーンズとストレッチ素材は、履き心地が全く違いますし、前者が固くて馴染みが無いのは当然です。

 スパイクでいえば、綿100%は本革で後者がニット素材というわけですね。

 でも、従来の「購入する、洗濯して縮小させてから、再度来店して裾直し」という、時代に逆行した製品づくりを護っている企業もあります。

 ジーパンは衣類の中でも必須ですが、この購入の複雑さが熱狂的ファンと、感心を抱かないファンに分類て着る要素と言えそうです。
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