MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

五山の消し炭のお守り

2010年09月25日 | HAPPYなもの
 なんと暑く長い夏だったことでしょう。
 「暑さ寒さは彼岸まで」とは、本当によく言ったものですね。こんなに急に涼しくなるなんて!昨日の朝は、あわてて秋物を引っ張り出しました。

 さて、京都では毎年8月16日に「五山の送り火」があるのですが、送り火で燃やした護摩木の消し炭には「厄よけ・疫病よけ」のご利益があるそうです。昨年初めてその風習を知って興味はあったのですが、「地元の人だけしか参加できないのだろうなぁ」と思っていたのでした。
 
 今年は送り火の翌日(8月17日)に、次男が大文字山(如意ヶ岳)に登って、消し炭を拾ってきてくれました。近くの児童館が「消し炭拾い」の登山を企画して下さったのです。
 非常に暑い日で熱射病も心配だったのですが、火床の近くでお弁当を食べ、日焼けして帰ってきました。
 大きな消し炭は、すでに夜中から朝にかけて拾われてしまったようで、次男が拾ってきたのは小さなかけらでしたが、親戚にお裾分けできるぐらいたくさん拾ってきてくれました。

 消火作業で濡れているということで、数日間乾かして、和紙に包み、紅白の水引で結びました。(水引は百貨店のブライダルコーナーで購入
 我が家では玄関の下駄箱の上に置いてあります。

 それにしても、京都ならではのお守りですね。
 あの大きな「大」の炎の一部だったことを思うと、不思議で畏れ多いような気がします。
 
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4 コメント

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へえー (人猫)
2010-09-25 22:57:59
消し炭が
おまもりになるんですねー。
なまはげの蓑のわらみたいな
かんじなのかなあ。

世界中のおまもりを集めて
世界中の神様を
味方につける、が
目標のわたくしとしましては
興味津々であります、ハイ。
返信する
>人猫さん (ムーニー)
2010-09-26 16:27:41
 「なまはげの蓑のわら」もお守りになるんですか?
 それぞれの地方によって、いろいろな地域の行事に根ざしたお守りがあるのですねぇ。

 うちの玄関には祇園祭の厄よけ粽もあるので、厄よけ効果が2倍になってるかな。
返信する
我が家では (むらた)
2010-10-09 05:25:55
奈良東大寺二月堂の修二会(お水取り)で、夕方にお坊さんが上堂するための灯りとして用いられる『お松明』の燃え殻を火事避けのお守りとして、半紙にくるんで水引で縛った物を作り、台所に置いていますが、最初は煤の匂いが強いですね(苦笑)
燃え殻を拾うために、『火挟み』持参の方もいます(汗)
二月堂の舞台下でお松明の火の粉をかぶると、『無病息災』のご利益があるとも言いますが、衣類が焦げるリスクも…
返信する
>むらたさん (ムーニー)
2010-10-09 13:40:12
二月堂のお水取りのお松明は火事除けのお守りになるんですか!「火の粉をかぶると」というのは関西のニュースで見たことがあるのですが。
ダウンジャケットなど、火の粉が飛ぶと穴があいちゃったりするのですよね。私も護摩木から飛んだ火の粉でコートをダメにしたことがありますよ!
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