軽い。
悪い意味ではなくて、本当に軽妙さが心地よい作品です。
『鴨川ホルモー』万城目学(産業編集センター/角川文庫)
『ホルモー六景』万城目学(角川書店)
映画が公開されるからでしょう、数ヶ月前から「鴨川ホルモー」という言葉がネットでも新聞でも目に入るようになりました。
馴染みのある地名「鴨川」と(当たり前なのだけど)聞き慣れぬ「ホルモー」という言葉に、京都在住の私はひきつけられずにはいられなかったのでした。
舞台は、まさに私が10年ほど住んでいた生活圏。
通りの名前も、学生街の喫茶店も、時計台前のクスノキも、神社の参道も。
あまりにも身近すぎて、物語の中に吹く風を皮膚で感じられる気さえしました。
大学生の私が、子どもを連れた私が、物語の風景の一部として、自転車で駆け抜けていっているような……。
『ホルモー六景』は『鴨川ホルモー』に続く短編集。
二つの本の時間軸は重なっているので、是非一緒に読むことをお勧めします。
物語の奥行きが深くなって、ますますホルモーの世界を楽しめます。
振り返ってみて「なんて自由で、なんてバカバカしい」と懐かしむ大学時代と、この作品の雰囲気はよく似ているのです。
情けなくも憎めない主人公と、不思議なものは出てくるけれど、どこにでもいるような普通の人間らしい日常生活を忘れていない世界。 この作家のほかの作品も読みたくなりました。
悪い意味ではなくて、本当に軽妙さが心地よい作品です。
『鴨川ホルモー』万城目学(産業編集センター/角川文庫)
『ホルモー六景』万城目学(角川書店)
映画が公開されるからでしょう、数ヶ月前から「鴨川ホルモー」という言葉がネットでも新聞でも目に入るようになりました。
馴染みのある地名「鴨川」と(当たり前なのだけど)聞き慣れぬ「ホルモー」という言葉に、京都在住の私はひきつけられずにはいられなかったのでした。
舞台は、まさに私が10年ほど住んでいた生活圏。
通りの名前も、学生街の喫茶店も、時計台前のクスノキも、神社の参道も。
あまりにも身近すぎて、物語の中に吹く風を皮膚で感じられる気さえしました。
大学生の私が、子どもを連れた私が、物語の風景の一部として、自転車で駆け抜けていっているような……。
『ホルモー六景』は『鴨川ホルモー』に続く短編集。
二つの本の時間軸は重なっているので、是非一緒に読むことをお勧めします。
物語の奥行きが深くなって、ますますホルモーの世界を楽しめます。
振り返ってみて「なんて自由で、なんてバカバカしい」と懐かしむ大学時代と、この作品の雰囲気はよく似ているのです。
情けなくも憎めない主人公と、不思議なものは出てくるけれど、どこにでもいるような普通の人間らしい日常生活を忘れていない世界。 この作家のほかの作品も読みたくなりました。
まきめさんシリーズはめっちゃおもしろいですよねあたしも大好きです
鹿男もいいけど、ホルモーの方が好みです。
そんな街にムーニーさん住んでらしたんですね。
思わず、旦那さんと二人で口を揃えて
「へえええ」って言っちゃいました。
「あっ!ここ知ってる!」と言いながら、昨年放映されたドラマを観て、DVDBOXまで買ってしまいました。
そうそう、奇想天外な設定もおもしろいけど、学生時代特有のムードというか、そういう部分が妙に懐かしく感じられるんですよねぇ。
他の作品もおもしろいですよ!
『鹿男』を読めば奈良に、『プリンセス・トヨトミ』を読めば大阪に行きたくなってきます(笑)。
ドラマの原作になったりしてるのね。
なんでもっと早く読まなかったのか(気づかなかったのか)不思議なぐらい。
旦那様は知っていたようです。
ほかの作品も読んでみますね。
住んでいたのは21歳から31歳まで。
住む以前にも彼の下宿がありましたから、18歳から週末になると、そのエリアに出没してました。
映画にも出てくる神社の石段を、毎日のように息子二人両手に抱えて駆け上ったり……。若かったなぁ。
私も「鴨川ホルモー」のDVDができたり、テレビ放送されたら、間違いなく見ずにはいられませんもの。
予告編だけでも、「ここ知ってる!」が本当に多いです。
本当は映画を見に行けたらいいのですけどねぇ、残念!
「鹿男」も「プリンセス・トヨトミ」も図書館では人気がありすぎて、予約するのさえ躊躇してます。
「図書館で気に入った本しか買わない」という主義に反するけれど、買っちゃおうかなぁ?
「鴨川~」は読んでなかったんです。
おもしろいんですねえ。
読んでみまっす。
て、いうか、今の今まで
「モルホー」だと思ってましたw。