MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『糸切り』

2014年10月10日 | BOOKS
糸切り紅雲町珈琲屋こよみ
吉永南央
文藝春秋


 「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズの第四弾です。

 和服のおばあさん、お草さんの営む「小蔵屋」は、コーヒー豆と和食器のお店。
 試飲のためのコーヒーがあるので、カフェのようにお客さんが語らう場にもなってます。

 今回は、同じ街の小さな商店街の昔と今が絡み合った謎と人間関係をときほぐしていきます。

 自分の人生にも過ちもあれば失敗もある、悲しみも淋しさも全て抱えて生きている人生の先輩だからこそ見えてくること、そして受け止められること。
 お草さんはお人好し過ぎる……、そう思うけれど決して「ただ優しい」わけではないところが魅力です。

 本の帯には、「シリーズ第1作『萩を揺らす雨』、ドラマ化決定!NHKにて来春放送予定!」とあります。
 仮タイトルは「紅雲町のお草さん」だとか。お草さんは誰になるのかな?
コメント
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