MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『しずくの首飾り』  そして『三人の旅人たち』

2013年04月17日 | BOOKS
 ふと入った喫茶店で懐かしい知り合いに出会ったような、物語との再会でした。

 『しずくの首飾り』
  ジョーン・エイキン 作   猪熊葉子 訳  ヤン・ピアンコフスキー 絵 
  岩波書店(1975年)
   A Necklace of Raindrops and other stories, 1968
   by Joan Aiken
   Illustrated by Jan Pienkowski


 8つの短い物語が入っているファンタジー短編集です。

 図書館で『しずくの首飾り』というタイトルに惹かれて借りてきました。
 と、いうのも、大好きな歌『レイン・ドロップス』の歌詞に「雨だれの首飾り」が出てくるから。

 もちろん、本のタイトルにもなっている『しずくの首飾り』も面白かったのですが、『三人の旅人たち』というお話!
実は小学生の時の教科書に載っていた物語だったのです。

 「さばくの駅の3人の駅員さんが、それぞれ順番に旅に出て……」という簡単な物語ですが、作者のユーモアも、切り絵のようなイラストも素敵。読み始めてすぐ、「懐かしい!」と思いました。作者の名前はすっかり忘れていたのですけれど。

 見返しのイラストも切り絵のようで、本当に素敵。

 このイラストにいくつかの物語が一緒に描かれているので、読んだ後は是非見返しをチェックしてください!


 『三人の旅人たち』は、光村ライブラリーの第14巻にも入っています。なんと、木下順二 作『木龍うるし』も同じ巻です!!
 ※光村ライブラリーは、光村図書の国語の教科書の中から名作を集めた書籍のシリーズです。

 
コメント
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