行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

自分の中の自分はすべてを見ている

2016年08月23日 | 仏の心
至道無難禅師の道歌集より、

身の科(とが)を己(おの)が心に知られては

罪の報いを

いかが逃れん


たとえば、人殺しをしたとしましょう。

完全犯罪のつもりで、絶対に捕まらないと思っていても、

自分の中に罪の意識が芽生えてくることがあるものです。

良心の呵責というものです。

誰も見ていなくても、自分の中の本当の自分は見ているのです。

これが仏心というものです。

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