akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

『パンドラの箱』活弁上映会

2009-05-16 | 活弁
15日のシネマヴェーラ渋谷での活弁上映会、誠にありがとうございました。

今回はG.W.パプスト監督の『パンドラの箱』をお送りしました。原作は、ドイツのフランク・ヴェデキントの戯曲ルル・2部作『地霊』『パンドラの箱』。ヴェデキントは、現在劇団四季が上演中のブロードウェイ・ミュージカル『春のめざめ』の原作者でもあります。

G.W.パプスト監督は、舞台のシーン構成を活かし、132分という作品に、ギリシャ神話、キリスト教的価値観、社会や人間への痛烈な風刺を盛り込んで、美しい映像に仕上げています。原作のルルより、無邪気で子どものように無垢で奔放なルイーズ・ブルックスのルルの存在感が、この作品を独特の魅力あるものにしています。

上映下さったシネマヴェーラ渋谷と一番前で楽しんで下さった館主内藤篤氏、いらして下さったお客様皆さまにお礼を申し上げます!次回のシネマヴェーラ渋谷活弁上映会は6月12日(金)、マキノ正博監督の『浪人街』をお送りします。11:00~と20:40~の2回公演。ぜひ足をお運びくださいませ。

シネマヴェーラ渋谷活弁上映会
 日時:6月12日(金)11:00~、20:40~
 作品:マキノ正博監督『浪人街』
 弁士:佐々木亜希子
 料金:一般1,800円、会員・シニア1,500円、学生1,200円

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