野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

好きなRACERS:  H1R、H2R

2012-09-02 08:30:14 | モータースポーツ

カワサキレースマシンの中で圧倒的に強烈な戦闘力を誇示したという意味では、H1R、H2Rのロードレーサーがある。
ランチェスターの法則に従うと、戦闘力とはマシン能力と投入するマシン数の掛算で決り、戦闘力の強さが戦に勝つための第一法則だが、
グリーンマシンが集団となって先頭集団を引っ張るシーンは強いカワサキの戦闘力を示し、そして成功した。
グリーンのレースマシンが、その後の強いカワサキを牽引したことは紛れもない事実だろう。
そして、それは遅れて参入したアメリカ市場で、強いカワサキの強烈な印象を演出するに十分の働きを功してくれた。


★Facebook友達の和田和宏さんが、kawasaki news UKの写真を自身のウォールのシェアしたものがこの「H1R」

いつ見ても「惚れ惚れ」するマシン。
H1RからH2Rと続いたカワサキ2サイクルロードレースマシンの印象は強烈だった。
私はカワサキの2サイクルレーサーが実際に戦う場面に遭遇する機会はなかったが、当時入手した雑誌や新聞記事では一面を飾っていた。
だから、時代は何年も過ぎても、今でも2サイクルのH1R、H2Rを見るとワクワクする。

強烈な印象をUS市場に残した強いカワサキ!!
こんな場面をもう一度見たいぞ!

     


★こんな時代もあった。 すごいぞカワサキ!
 カワサキの強烈な戦闘力を示したカワサキの戦闘機群(和田将宏さんのFacebookから):

         


★「強烈な印象をUS市場に残した強いカワサキ!! 

sam-wd3 さんがカワサキ1-2-3フィニッシュの貴重な写真を投稿してくれた。
カワサキワークスライダー「Gary Nixon」「Yvon Duhamel」「Art Baumann」の3ライダーが、
1973年のオンタリオ・スピードウェイで1-2-3フィニッシュした。
その時のマシンはH2R。

当時、1970年代のUSカワサキのロードレースチームの強烈さ加減は度を超えていた。
その効果もあってか、私がロスアンゼル移民局での通関時、
カワサキステッカーを貼ったバッグを持ちモーターサイクルテストと言えば、職員は何も聞かずニコッとして0Kだった。

H2Rがカワサキの強さの象徴だった事は疑いのない事実だ。
当時、マシン開発グループに配属し担当者でもあった、sam-wd3 さんの印象もすごい。
「当時のカワサキは勝敗もさながらライダーも個性的、暴れるマシンを巧みにコントロールして・・・
 時には派手にクラッシュ
 なぜかUSの雑誌にはH2Rの転倒シーンがよく載っていた記憶があります
 まさにグリーンモンスターでしたね・・・」

H2Rは圧倒的に強く、グリーンマシンが先頭集団を形成してレースを引っ張ることも多かった。 
だから、転倒シーンが絵になるので雑誌社も素材として大きく取上げた要因だろう。

     


★アメリカにおけるH1R、H2R軍団は、まさにグリーンモンスターとしてカワサキが大アメリカ市場に参入するに十分な効果があった。
単騎で戦いを挑むことで強いカワサキを演出するなら複数年に渡りレースで好成績を収めて初めてなしとげられるものだと思うが、
H1RやH2Rのグリーンモンスター集団は、極めて短期間に強いカワサキのブランドイメージを大アメリカ市場に浸透させた功労者だと信じている。


コメント
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