野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

センニンソウ(仙人草)

2012-09-15 06:25:53 | 野々池周辺

 「 写真の駅より」


まだ早いかなと思ったが、野々池ジョギングコースを降りて野々池周辺に咲いている花を探して歩いてみた。
昨年同時期には確かまだ咲いていなかったと思いながら、同じ場所でセンニンソウを探した。

ところが、昨年と同じ場所の仙人草の花は既に咲き終え窄みつつあった。
でもと思いながらも、その近辺を歩いていると、見つけた。  ・・・仙人草だ!
昨年咲いていた場所から少し離れた、大久保松陰の別の水路に沿ったあぜ道に咲いている。
しかも結構花の数も多い。

十文字の花姿には清楚な美しさがあるが、花びらのように見える白い十文字は実は花弁ではないとのこと。
花はたくさん集まって咲き、やや水分を好むツル植物のようだ。
水路のあぜ道に沿って咲いているが、もともとツル状植物なので、何かに巻きついて上方に伸びるほうがよく目立って良さそうなものだが、
あぜ道の草の間をぬって咲く。
この季節には、ほとんどが緑の葉ばかりが目立つけど、その中に白い十字の花はハッとする程に清楚に見える。
有毒植物だから、目立っても食べられる危険性がないので周りを気にせず伸び伸び咲くのが良いのか。









全草に有毒成分を持っているので、茎や葉の乳汁に触れると肌が敏感な人はかぶれることがある。
キンポウゲ科の植物には有毒であるものが多いが、センニンソウも毒草であり、牛や馬は食べない。
道端のような刈り取られる場所に生育できることの一端がここにあるのだろう。

有毒草はその毒ゆえに漢方薬として利尿剤や鎮痛剤として活用されると本にはある。



コメント
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