野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

秋場所も始まったが、好きな相撲取りが引退した

2013-09-16 06:39:57 | スポーツ
今日(15日)から大相撲秋場所が始まり、大関、横綱陣の初日は全員白星スタート。そんなか、好きな相撲取りがテレビ画面から消えた。

    「元大関 把瑠都」 
先日の11日、元大関把瑠都が引退した。
198センチの長身と190キロ前後の体重で規格外のパワーを発揮して「エストニアの怪人」と呼ばれ、まさしく横綱を張るかと思ったが、怪我のため復帰ならず引退となった。
とにかく豪快な相撲で、テレビ観戦でも最高に面白かったが、相撲の取り口が荒っぽかったので、怪我に悩まされて続けた。
大相撲は2ヶ月に1回、必ず開催され、休場したら番付が下がる。すで公傷制度は無くなり、怪我の休場が続くと番付は必然的にさがる。
ごく当たり前のことだと思ってはみても、こうして贔屓にしている相撲取りがいないとなると、やはり厳しいものだ。

他の格闘技ならば、例えば、ボクシングの試合など、怪我が理由にタイトルマッチは延期されることもあるし、
プロ野球でも、一年ぐらいなら多少給料は下がってもケガの治療に専念できるが、大相撲は、そうはいかないようだ。
重量毎にクラス分けもない相撲は勝つのに有利な大型化していったが、支える足腰が弱いと、そこを怪我すると復帰するには相当な努力がいる。
それにしても、土俵を沸かせる、あの豪快無双の相撲取りが一人土俵を去った。

報道に、こんな把瑠都の引退談話があった。
『「日本に来て9年間、お相撲さんになっていいことばかりだった。素晴らしい方々と会えた」と振り返り、
 やり残したことを問われると「横綱になれなかったこと」と話り、理由を「チャンスはたくさんあった。全て私のせい」と振り返った。
 気丈に笑顔を交えながら話していたが、会見が終わり花束を贈られると、感極まり涙を流した』
欧州出身の相撲取りが、感極まり涙を流したとある。 やっぱり相撲は素晴らしいよ!

昨年1月、把瑠都の初優勝時、こんな印象記を本ブログに書いている。
『今日は、大相撲の「千秋楽日」。その前に、野々池貯水池をウォーキングしておこうと思って外に出た。・・(略)
 4時半から二階のテレビの前に座った。国技館は大入り満員。把瑠都の全勝優勝がかかったこともあり、懸賞金枚数も多い。
 全勝で初優勝に花を添えたかったが、白鵬との一番は完敗だった。それでも、悔しさより「優勝したことがうれしい」と。

 規格外の怪力で他の力士を圧倒する把瑠都、腰高で力任せの相撲は怪我も多く、なかなか優勝できなかった。
 今場所の把瑠都は下半身も安定していて、潜在能力は高く、どこまで強くなるのか未知数の魅力がある。
 場所前に母親に電話をしたとき「迷わないで」と励まされ、その言葉を胸に集中力を維持したそうだ。
 把瑠都の表彰式、普段は笑顔の把瑠都も館内の母親を紹介されたときは感極まったようだ。奥さんと母親に感謝するくだり、あの把瑠都から大粒の涙。
 全く環境の違う異国の地、それも相撲界という特殊な世界での苦労は並大抵のものではなかったのだろう。NHKのサンディスポーツはどのように報道するのか楽しみだ』

好きな相撲取りだったが、もう大相撲把瑠都の土俵姿を見る事は無い。
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