野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

ハーレーダビットソン 3Q

2012-10-26 06:25:14 | 二輪事業
 「優良二輪企業・・Harley-Davidson 」

ハーレーダビットソンの第3四半期決算」が先日(24日)発表された。
これによると、6-9月の3ヶ月で欧米向け二輪販売はやや低調だったが、1-9月累計では高収益を維持
 ■1-9月累計  2012年      2011年
  ・売上高   39.31億ドル   36.35億ドル
  ・営業利益   8.84億ドル    7.37億ドル
  ・営業利益率  22.5%      20.3%
 ■通期収益推移 (億ドル)・・・Harley-DavidsonHPより
  ・年度     2011   2010   2009    2008
  ・売上高    46.62  41.76  42.87   55.78
  ・営業利益    8.30   5.61   1.96   10.59
  ・営業利益率  17.8%  13.4%  4.6%  19.0% 
*注:営業利益はOperating income from financial servicesを含む

6月ー9月の3ヶ月販売は全市場で△1.3%、内訳は米国市場で△5.2%にダウンしたが、その他市場は+7.6%。
1月~9月までの累計では世界市場で+6.0%の販売増、米国市場では+6.2%。
今期販売台数目標24.5~25万台を計画し、これは昨年比+5~7%。


★一方、24日付け日経によると、川崎重工業は23日、2012年4~9月期の連結営業利益が前年同期比61%減の103億円になるとの業績予想を発表した。
「稼ぎ頭の建設機械向け油圧機器と欧州景気の悪化で二輪車も赤字が続いたのが主因。
 二輪車は主要市場の欧州で販売台数が計画を下回り、円高・ユーロ安で採算も悪化した。
 東南アジアなど新興国の販売は計画より好調だったが、欧州の下振れを補えなかった。」

★強固なブランド力で確な収益を挙げている米国のハーレーダビットソン、かたや苦戦中の日本の二輪企業と明暗を分けている。
製品品質(設計品質+製造品質という狭義の品質)には差ほどの開きもなく、むしろ日本企業の製品品質のほうが良いと思われるが、
それにして、この収益格差はどこから来るのだろうか。
(注:品質には製品、プライス、プロモーション、供給、製品背景等を総合した品質を製品品質と称する場合がある)
特に欧州の景気悪化は言われて久しく、企業も既に対応済みだと思っていたが、どこの品質差異が影響しているのかな。




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