玄関横に植えているヒイラギモクセイの甘い芳香が、少し離れた玄関にまで漂ってくる。雨の後など特にそうだが、甘い香りが漂う。
ところで、今年は黄色い花を咲かせる金木犀が2度咲いた。最初は9月20日頃から咲き始め10月初めになると散り始めた。それから2週間過ぎると、再び金木犀が花を咲かせ、強い匂いが一面に巻き散らかっていた。金木犀の散ると、その次は白い花が咲く柊木犀の番で、10月20日頃から微かに甘い芳香がしてきた。金木犀の頭痛がするような強烈な匂いに比べると、柊木犀の花は白い芳香で、いかにも自然な香りで上品さがあるように感じる。一年中で一番爽やかな季節に、甘いが爽やかな芳香が庭に漂い、ほっとする瞬間でもある。
この柊も、玄関わきに植えてからもう30年以上も経つ。家を建て、玄関脇に植木を植えるべく近くの植木屋周りをしていたが、近くの大久保松陰にある山口造園の傍をたまたま通りかかったところ、丸く剪定された柊木犀が2本あって、気に入った一本を購入した。ヒイラギには棘があるので、古くから邪鬼を払うと教えられたので玄関脇に植えることにした。
