2023年、阪神は8月16日の広島戦に勝利しM29がついた。この時は、え~もう点いたんかと不思議な感じがしたが、マジックなんて物は点いたり消えたりするものだから、別に気にもしていなかったが、その後、試合をする度に減っていくマジックを見て、今年の阪神タイガースは、それだけ強いと言うことなんだと一人合点し、19になったので安心しきっていたが、その束の間8月29日の対DeNA戦、阪神がまさかの逆転負けを喫し、広島が勝って阪神のマジックが消えたのには少々びっくりした。がしかし、9月1日、ヤクルトに勝って優勝マジック18が再点灯した。その9月の阪神タイガースの戦績は、ヤクルトに3連勝 、中日に2連勝の戦績で、8日から二位広島との3連戦が地元甲子園で行われる。これらの3連戦に3連敗さえしなければ、阪神タイガースのセリーグ優勝が大きく近づく。
⇒阪神が3連勝しマジックを「5」とした。
第1戦:
この試合は地元局サンテレビが放送した。結果、阪神は広島との直接対決初戦を制し優勝マジックを10とした。初回の裏、森下がホームラン、二回には佐藤がホームランで2点。五回にはノイジーが木浪のヒットで猛走行生還し3点目。八回には大山のヒットで近本が好走塁生還し4点、最後は九回の表、岩崎が3人で抑え戦勝、これでマジックが10となった。 実に気持ちの良い爽快な勝ち方だった。
第2戦:昼間の試合をNHKが放送。
この試合のポイントは二回の裏だろう。佐藤の二塁打のあと、ノイジーの適時打で1点を先制し、なおも1死一、三塁から投手の大竹が打席にたった。3球目まではバントの構えでカウントは2-1。4球目にバスターへ切り替え、大竹の打球は レフト頭上を超える適時二塁打となった。更に近本のレフト前2点打で一挙4点を獲得。これで勝負あり。今日のヒーローは大竹、ノイジー、近本の3人。ソフトバンクから移籍してきた大竹が10勝目。熊本の一、二を争う県立進学校済々黌出身だから、その活躍は気になって仕方なかったが、やっと10勝目。最後の九回表は桐敷が2アウトを取った後苦戦したが、最後は岩崎が抑えた。阪神は広島に2連勝でマジック7(調べるとセ・リーグの規約で「交流戦を除いた、セ球団同士のリーグ戦成績の上位」の項目が適用されるため、一気に3減となるらしい)。この2戦、岡田監督の采配は面白いようにあたり、勝てば官軍でメディアの評価はすこぶる高いと書かれているが、そんなことより、今の阪神の試合は見ていて実に愉快で面白い。
「9月10日のデイリースポーツ誌」
第3戦:
阪神伊藤、広島九里の好投もあってなかなか追加点が入らなかったが、八回まで伊藤が投げ、同点で迎えた八回の裏、糸原と木浪のヒットで一挙4点。九回の表、最後は熊本の岩貞が占め、これで対広島に3戦3勝。
万歳!!