阪神は8月16日の広島戦に勝利しM29がついた。この時は、え~もう点いたんかと不思議な感じがしたが、マジックなんて物は点いたり消えたりするものだから、別に気にもしていなかったが、その後、試合をする度に減っていくマジックを見て、今年の阪神タイガースは、それだけ強いと言うことなんだと一人合点し、19になったので安心しきっていた。その束の間8月29日の対DeNA戦、阪神がまさかの逆転負けを喫し、広島が勝って阪神のマジックが消えた。
これはあかん、このままだと阪神はずるずると負け続けるかも知れないと意気消沈していると、なんと、9月1日、ヤクルトに勝って優勝マジック18が再点灯し、しかも両リーグ最速70勝到達したとあった。
「9月2日のデイリースポーツ紙面」:
「デイリースポーツ」
9月1日、こんな重要な試合を関西のどこのテレビ局も阪神の試合を放送しない。巨人戦はどこかの局が放送していると新聞にあったが、そんな番組は見ない。仕方ないので、また数字だけのパソコン画面をじっと眺めていた。DeNA戦に2連敗し3連敗中だったが、二回に森下が7号ソロで先制する。三回には2点加点し、八回には再び森下が2本塁打となる8号ソロを打った。村上の好投もあって、チームは両リーグ最速で70勝に到達した。この日、2位の広島が中日に負けたので、9月1日、阪神に再びマジックが付いた。その数字は18となった。
明ける9月2日の対ヤクルト戦、阪神のピッチャーは青柳。この日もテレビ放送がないので、じっとパソコンを眺めていた。二日も続けてパソコンのお守りは苦痛で、席を度々外す。なんと、二回の裏、青柳がヤクルト村上に2ランホームランを喫す。あーこれで今日の試合は阪神が負けたと感じた。代わりにパソコン画面を眺めていた女房が、ワーッと大声を上げた。阪神が三回の表、一挙に6点を入れたのだ。三回に近本のヒット、3番小野寺の2点三塁打、5番佐藤の3ランで一挙6点を奪って逆転したのだ。こんなこともあるのかと、阪神の勝負強さを感心した。 しかしだ、八回の裏、阪神は岩貞を投入する。このところの岩貞は波が激しく、好調のときは実に素晴らしいが、不調のときはすぐに打たれしかも加点されることが多いので、大事な試合には向いていないと不信に感じていると案の定打たれ、2点入れられた。一死を取った後石井に交代したが、ヤクルト猛攻にひやひやしてパソコンを眺める。結局、八回は2点に抑え6-5で九回の裏、岩崎が出た。パソコンを眺めていると、岩崎の周りにトレーナーが集まり治療中と出た。何かあったんかとパソコンを眺めていると、何の説明もないまま岩崎が続投し、九回の裏を3人で抑えセーブ28。この日の昼間の試合で広島が中日に勝っていたので阪神が負けると阪神のマジック再消滅と報道されていたが、阪神が勝ったのでマジックを減らし17となった。
3日の対ヤクルト3戦目はNHKBSが放送する。
日曜日はNHKの「どうする家康」も「雲霧仁左衛門」も番組が組まれているのでこれを優先すると、阪神の試合は全部見れなかったが、結果は阪神が7-1で勝ち、これで対ヤクルト3連勝に加え、昼間の広島が負けたので、マジックは15に減った。